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手で描くこと

手で描く経験の重要性

最近ではAIが画像を生成するのが手軽になり、手で描くことがどんどん減っているように感じます。
近い未来では子供に手描きで絵を描く経験をさせない世の中すら想像出来てしまいます。
しかし、手で描くことには多くの価値があります。
私がなぜ手で描くことをおすすめするのか、その理由を探ってみましょう。

子供の頃、私たちは消える鉛筆で補助線を描きながら、頭の中にあるイメージを紙に具現化していく経験をしました。
このプロセスは、ただ単に絵を描くだけでなく、仕事の資料作成や他人とのコミュニケーションにも役立つのです。

なぜなら、正解の線を一発で描くことは難しく、また自分が正解だと思って描いても、他人から見れば正解ではないことがよくあります。

逆にいうと「これは正解ではないだろう」と自分が思って描いたものが他人から見れば正解であることもよくあります。

手で描くことは、単なる絵を描く行為以上の意味を持ちます。
それは、自分の考えを整理し、他人とのコミュニケーションを円滑にするための重要なスキルであり、人生において欠かせないものです。

ビジネスにおいて、アイデアやコンセプトを視覚化し、他人と共有することは不可欠です。
補助線をひくことや、デッサンの考え方は、複雑なアイデアや概念をシンプルに表現する手段として優れています。
補助線を描くことで、考えを整理し、見える化することができます。

そして、その中から最適な解決策やアプローチを見つけるためのプロセスとして活用できます。

決して、手描きにこだわれということではありません。
そのプロセスと経験こそが自己実現や相手に伝わる表現、何かを作り上げることに役立つと考えます。
その力を存分に活用していきましょう。

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