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G検定受験方法ー裏

 G検定は、自宅で受験できる珍しい検定試験です。そのためかわかりませんが受験中に参考書等を見ることは、黙認?されています。一方、出題数は、制限時間120分に対して200問前後と多いです。(1問当たりの解答時間が1分もありません)そのため、わからない問題に対して参考書等をいちいち調べていると全部解答する前に時間切れになりかねません。
 実力を計測し水準に達していれば合格というのが本来の姿かとは思いますが、受験料も決して安くはないので、一発で受かるため少しでも受かる確率を上げたいという方は参考にいただけるかと思います。

1. 試験の特徴

・わからない問題にチェックを入れられるUI

G検定のUIは、図のように左斜め上の「この問題をチェックする」ボタンがあります。これをチェックすると、問題一覧に星マークがつきます。
 わかる問題はその場で解答して、わからない問題に印をつけるという紙ベース試験対策を行うことができるUIとなっています。ただしわからない問題が多すぎると意味はないので、ある程度チェックする項目を選定する必要があります。

出題UI
問題一覧

・出題傾向は大きく3つ

 出題傾向はシラバスの用語を理解しているか確認する「知識問題」、AI関連の数学能力の有無を確認する「計算問題」、AIエンジニアとしてどう行動すれば良いか答う「文章問題」です。さらに知識問題は、「〇〇とは何?」と用語の確認をするもの、「次のうち一番新しい技術はどれ?」や「次のうち一番安定している技術はどれ」のようなあるカテゴリから特徴やメリットを聞かれるものの3パターンあります。下記がまとめた表となります。

G検定出題傾向

 「計算問題」と「文書問題」は、解答時間がかかり、検索にもヒットしないです。「知識問題」は解答時間がかかりません。しかし単純なシラバスの確認をする用語問題以外は、体系的な知識がないとネット検索や参考書に載っていない可能性があります(よーく読めば書いてあるが、1分以内に見ては理解できるレベルではない)

2. 作戦

 前章の試験の特徴を踏まえた上で下記のような作戦を提案します。

(1) 問題の解答時間にメリハリをつける

 1問あたり平均30秒〜40秒程度しか問題数はありません。出題項目に応じて解答時間を意識して取り組んでください。下記解答時間で解答できないと感じた場合(2)の方針に従い即時次の問題に進んでください。
・知識問題は、読んだらすぐ解答する。
・文書問題や計算問題は、1分くらいで解答する。

(2) わからない問題の姿勢をあらかじめ決めておく

 わからない問題は、パターンに合わせて、あらかじめ態度を決めておきます。

  • 知識問題の用語
    検索して解答

  • 知識問題の特徴
    カンペがあれば後回し、なければ諦める

  • 知識問題のメリット
    カンペがあれば後回し、なければ諦める

  • 計算問題
    落ち着いて見れば解けそうな場合、その場で時間使って解答するか後回しにするか自分の試験スタイルに合わせて決めておく

  • 文章問題
    落ち着いて見れば解けそうな場合、その場で時間使って解答するか後回しにするか自分の試験スタイルに合わせて決めておく

(3) 検索性の高い試験環境構築

 カンペを使うなら中途半端なことはせず徹底的に使える環境を整えるべきです。下記図が私の推奨する試験環境です。

推奨検索環境
  • モニター1
    試験画面を表示するメインモニターです。

  • モニター2
    セカンドモニターには2つのウインドウを表示することを推奨します。一つ目は事前にご自身で探した「G検定カンペサイト」の目次項目です。このウインドウでは「Ctr+F」で即時検索するようにします。2つ目のウインドウは、検索BOXでフリーワード検索するための検索エンジンを表示させておきます。

  • カンペ
    事前に作成したアルティメットカンペを用意します。カンペ推奨内容はこちらの記事に記載しています。

  • スマホ
    法律系や倫理系などの知識問題での利用を想定しています。これらの用語は長かったり、英語単語のためタイピングするより音声で入力したほうが効率的なためです。スマホの画面設定は、自動消灯をOFFにしてください。

(4) 最後の確認を忘れないこと

 問題数は200問と多いです。そのため一通り解答し終わった後に、解答し忘れ等の凡ミスがある可能性があります。そのため試験終了3分前には一旦問題一覧画面を表示し、「未解答」がないことを確認してください。もし未解答があれば適当に解答して、未解答がない状態にしてください。

問題一覧画面

以上です。やややり過ぎな気もしますが、当日の試験対策について記事にさせていただきました。

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