器楽コンクールとかで、ある著名な審査員の方の講評で「その楽器でその曲を上手に弾く技術は磨いているけど、交響曲も研究せず、ほかの音楽、歴史的に大切な作品も知らない、そんな奏者が多い。」という主旨のお話しがあったということを耳にしました。

中にはコンクール課題の1楽章しか練習しない人もいるとか。

ジャズギターオンリーだった自分が、「バッハのひとつくらいきちんと学び弾けなくて、ギター弾いてますなんて言えるか？」という考えに至り、クラシックに軸足を移した(そのままジャズに帰れなくなってしまった、、今のところ、、)訳だから、まあ、その逆も然り。(注:この発想は自分にのみ向けるものです。人それぞれですから。)

チャーリーパーカーやコルトレーン、エリントンにモンクをきちんと聴いて、多少のアナリゼをしたこともなくて、サックス吹いてます、とかピアノ弾いてます、って言えますか？と言う話し。

コンクールコンクールであまりにも狭いところを掘り下げることが目的になってませんか？という話しかなと思います。

音楽はオープンなもの。