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[内容13000字]26卒就活全解説

はじめまして
特に26卒就活にすごく役立つ情報なのでお楽しみください!
#26卒
#27卒
#25卒
#就活

設計2026

追記)
想像以上に多くの方に読んで頂けた記事になりました。
続々中身を増強して参ります!
目指すは『いろいろな情報出回ってるけど、このnoteとワンキャリアだけで就活大丈夫やったわ、、』となる記事です。
どうかよろしくお願いします!



まえがき

民間就職について知っている事を実用的に26卒以降用にチューンした内容を記載する。
それぞれに意図があり、自分が欲しかった疑問に必要十分な内容を目指す。

-設計2026-



目次

  1. スケジュール

    1. 1-0 焦りと準備

    2. 1-1 全体像

    3. 1-2 選考の種類と段階

    4. 1-3 内定

  2. 業界の選び方

    1. 2-0 志望動機

    2. 2-1 規模

    3. 2-2 給与

    4. 2-3 勤務地

  3. 業界別の戦略

    1. 3-0 一般論

    2. 3-1 メーカー

    3. 3-2 商社

    4. 3-3 小売

    5. 3-4 金融

    6. 3-5 サービス・インフラ

    7. 3-6 ソフトウエア

    8. 3-7 広告・出版

    9. 3-8 官公庁

  4. ESの通過方法

    1. 4-0 ESの開示の難しさ

    2. 4-1 自己分析に書くべき事項

      1. 4-1-1 エントリーシートで何を求められるか

      2. 4-1-2 ガクチカの基本構成

      3. 4-1-3 ガクチカで何が問われているか

      4. 4-1-4 ガクチカに書く内容がない時の対処法

    3. 志望動機で聞かれている事

  5. GDの通過方法

    1. ポジションと行動

  6. インターンシップの振る舞い

  7. 一次面接の突破方法

  8. 二次面接の突破方法

  9. 最終面接の突破方法

  10. あとがき



1章 スケジュール


1-0 焦りと準備について

就職活動では不安な時間を過ごす事を求められる。人により、そんなストレスとの付き合い方は様々だと思われるが、今どのあたりにいて、今してることは一応正解で、なんだかんだやるしかねえか、、と思える事が、心を救ってくれる。
以下のスケジュールもとい全容の把握は、上の助けとなるためのものである。


1-1 全体像

4月
5月
6月
夏インターンシップ応募
7月
8月
夏インターンシップ
9月
夏インターンシップ
10月
秋インターンシップ応募
11月
早期選考(from冬)
秋インターンシップ
12月
1月
早期選考(from秋)
2月
冬インターンシップ
3月
本選考(冬組は優遇)
4月
5月
6月
内定正式承諾

より詳細に文章で述べる。
4月、就職活動の全体を把握し、簡単な計画を立てる。自分の能力や実績に不安になる時期であるが、不安解消目的のTOEIC程度にして就職活動について知る時間にすると良いのではないかと考える。なぜならば、実際に関係ないからである。それよりも、自分には資格も大した経歴もないと面接官の前で自信を失うことの方が課題である。相当人間が嫌いな筆者にもいいところがあったので、探せば(若干モリモリすれば)良いところは必ず見つけられる。できれば自分はそこそこ人と付き合ってきたし勉強してきたし大丈夫だろ、と自分を認めてあげられればかなりアドバンテージであると言える。余裕があれば、ベンチャー企業や営業会社の面接を受けて、様子を見てみる事も有効であるのではないだろうか(スカウトサイトに登録すれば、複数の色々な意味で有名な企業から連絡が来るはずである)。

5月-7月、複数業界にESを提出し始める。3章にて会社名付きで検討するため安心されたい。どうしても行きたい業界が決定している場合はその限りではないが、毎年youtubeや怪しいサイトでES締切がまとめられているので、近いものから提出する事が非常に有効である。例えば、損害保険業界に詳しい学生はほとんど居ないが、学んでみると比較的給料が高く多数の採用がある優良業界だと判明する。新聞業界にESを出すと、時事問題についての設問がESであると、ニュースを読むモチベーションにつながるであろう。数十社出し、自分がどのような企業を選ぶのか、選ばれるのか、引いてみることも自己理解につながる。かなり多めにESを提出することは可能性と視野を広げることにつながるため非常に有効である。

8-9月、インターンシップへ参加する。インターンシップに複数案内をいただく場合がよく起こる。この時の選択は重要であるが、「開催日程が長い」「平均給与が高い」などを基準に選別して行く事が多い。できればone carrerで情報を収集し、優遇が大きい(全員早期選考など)ものから進むと良いのではないだろうか。

10-11月、早期選考と秋インターン。外資系企業の早期選考は9月ごろから始まる場合もあり頑張っていただきたい。早期選考の対策は7章以下で詳しく述べる。おそらく夏インターンで行きたい業界行ける業界がある程度イメージがつき始めるため、秋インターン応募の基準がより明確になっているのではないだろうか。

12-1月、束の間の空白時間。冬インターンの応募先を考えつつ、ゆったりと過ごしたい。一月にイヤイヤ冬インターンに申し込むことをお忘れなく。

2-3月、冬インターンシップ、早期選考本選考。秋冬にかけてのインターンに参加した企業から案内が来て選考に実際に進む時期である。7章以降の情報を見つつ終了に向けて走りたい。
早い会社であれば本選考の内定を頂ける時期になってくる。

4月、各企業二次募集が行われ始める。内定先に納得していれば終了し、さらに挑戦する場合は引き続き頑張る。


1-2 選考の段階

マイページ作成
ウェブテスト+ES
グループディスカッション
インターン面接
インターンシップ(1-5日)
早期選考ES
一次面接
二次面接
最終面接

何回選考を通過すれば良いのか不安になる事があり、それを防ぐべく全容をのべた。
大まかな流れは、インターンシップ→早期選考→内々定である。

インターンシップとは3-5日間の職業体験(職場現場見学、グループワーク)であり、
簡単な学力テスト、エントリーシート(志望動機と自己アピール)、グループディスカッション(短時間での模擬議論)、面接(一回)で選考が行われる場合が多い。
一見すでに壁があるな、、と思ってしまうが、それぞれ情報を手に入れて準備する事が可能であり、複数企業を志望することも無制限に認められているため、心配する必要はない。
インターンシップは数日間に及び、あなたの滲み出る優秀さを発揮することができる。チーム分けがなされ、業界らしいグループワークが行われる。発表を伴い、偉い人が優勝チームを決める競争形式が多い。ただこのコンテストで良い成績を収めることはあまり重要ではなく、チームの中での振る舞いを評価される。
インターンシップでは一部または全員が早期選考に案内される。多様であるが、(インターン通過連絡)→(書類または面談)→(人事偉い人面接)→(最終面接)の段階を踏み、1ヶ月程度で内々定に達する事が多い。
筆者は本選考だけで選考を通過した経験がない立場で発言しているが、すでに絞り込みがされている(企業がお金をかけてくれている)ので、有利な状態で選考に参加できる傾向にある。

インターンシップについてより解像度の高い補足を加える。
3日を超える他者とのグループワークだからこそ、『証明するべき事』を意識して向かえたら良かったなと私は考える。
例えば『責任感』である。一つのグループワークがあれば、学歴や経験や積極性や知識に差があり、自分が主要人物として進められない可能性は必ずある。しかし「わからない事をわからないと言う」を必ずやるのだと心に決めて、それだけを三日繰り返すだけで、「どんな立場でも議論を追いかける意図がある」「自分の意見に固執するのではなく、問題の解決のために恥をかける人物である」と評価するきっかけになるだろう。
例えば『行動力』である。銀行のインターンシップであればお客様の過去の利益をエクセルにまとめて次の日に持っていく・主要取引先の無茶苦茶長いリストを持っていく、人材のインターンシップであれば就活仲間にアンケートをとって持っていく、不動産のインターンシップであれば現地に行き街行く人に話を聞いてみる。これを三日間意識して繰り返すことで、「自分の足で情報を取りに行くことができる」「必要だと考えた事を実行できる人材でPDCAサイクルを回すのが早い」という評価を得られるだろう。
インターンシップは自分の賢さや圧倒的なチームマネジメント力を示す場所とは限らない。
今後の選考の中で「同じような能力を持ってるひよっこの中で、こんな特性を持っているから御社の中で早く戦力になる」と主張するための材料を作るのがインターンシップであると考える。
例えば、あなたの良い所を教えてくれと未来の選考で言われた際、「私には行動力があります。学生時代地元のお祭りの楽しさに当てられて二年生からよさこいサークルに飛び入り参加するほどです。私は御社のインターンシップにおいても、説得力のあるプレゼンテーションがしたくて1人街頭でアンケートをしました。私は営業であっても企画であっても、私が行ったときは、私がお客様から聞いたところによるとと、足で集めた情報で語ることができます。」と答えることができるだろう。
『体験を根拠とした将来像の主張』という、就活の根幹となる部分を作ることのできる貴重な機会がインターンシップである。


1-3 内定の取り扱い

以下に就職活動のゴールである内定とその扱いについて述べる。
四年生の6/1以前に最終面接を通過した場合、内々定の通知が行われる。内々定とは6/1に内定を出すという約束である。内定、内々定それぞれどのタイミングにおいても法的にお断りをすることが可能である。
複数企業に内定を頂いた場合、内定後メンターを担当してくださる(選考でお世話になった)社員さんに連絡をし、このような考えで非常に悩んだ末選考を辞退させていただきたい結論に至ったと説明すると、丁寧な対応になるのではないだろうか。民間企業就職において、どんな会社の社員さんであっても将来にお付き合いする可能性がある相手ではあるはずである。より良い印象を持っていただくことにメリットがあるだろう。

内定取消しの事例と諸注意について述べる。原則内定取り消しは起こらないが、『学生が卒業できなかった場合』『虚偽の経歴を申告していた場合』『病気等により正常な業務ができなかった場合』『企業が経営上重大な危機に陥った場合』に内定取り消しができるため、前者二つについて特に注意されたい。また事例の中に、『企業にご迷惑をかけた場合』という曖昧な項目があり、SNS上での誹謗中傷等は匿名だとしても控えられたい。



2章 業界の選び方


2-0 二つの志望動機

業界選びは非常に難しい。ただ参考にできる平らな視点を持つことは大切である。
以下に業界の絞り方のヒントを残す前に一つだけ、
「志望動機には二種類存在する」という考え方を共有したい。
一つ目の志望動機とは、企業を足切りする時に用いる「自分の人生に大切なことの基準」である。自分のしたいことはどれくらいお金と時間がかかって、どの程度人や親と何を比べちゃう性格で、それらをクリアするとはどういうことか。自分と向き合って、それが以下に愚かだとしても認め言語化していく作業とその結果を表す。
二つ目の志望動機とは、この人が会社で活躍して欲しいと思わせる「共感できる人生の指針」である。前者の足切りを突破した企業でできることと、自分が社会で成し遂げたいことをすり合わせストーリーを立てる、作家的作業とその結果を表す。
前者は本音100%、後者は本音20%技術80%の世界だと考える。
大切なことは自分に正直になっていくことであり、本章では前者の解像度を上げることを目指している。

後者については3章以降仔細に記載するが、3章の編集が追いついていないため、ここで一つ具体例を述べたいと思う。

例えばネームバリュー、給与労働環境職場共に納得し電通株式会社に入れた人生は素敵であろうと判断したとする(一つ目の志望動機クリア)。
しかし、お金が稼げてモテそうだから電通に入りたいです。と素直に主張してはならない。なんかムカつくから、ではない。
社員さんが、仕事に誇りを持っているからである。
例えばあなたが、金魚の養殖で生計を立てる奈良県の一家に生まれたとする。ご家族は金魚をもちろん商売の道具としても見ているが、金魚はひれの先まで美しい何よりの芸術で、何世紀もの品種改良の奇跡に携わっている立派な仕事であると考えているだろうと、想像できるのではないだろうか。
そんな日に「ネットで養殖業がめちゃ儲かると聞いてはじめたいです!!」という見ず知らずの人が来たら、どう思うだろうか。
「この仕事の価値がわかっていない」
と反発心を抱いてしまうのではないだろうか。
今回のケースで必要な事は、「私はこういう経験をしているが、その中で頭を振り絞ってした工夫が人の心を動かし、@@が売れて@@が幸せになる所を見ました。世の中立派な仕事はものすごくたくさんあるし優劣はつけられないけれど、私は広告という仕事が社会で持つ機能に、格別の価値を感じるからこの仕事がしたい」と主張する事である。
ここではまず業界を志望する方法を述べたが、
「自分の具体的な経験」から「その業界が格別価値を持つと気づいた」
という論理を構築することが重要だと考えている。
私は解像度の低い話が苦手なので、もっと具体的に書きたくなってしまった。
例えばこのような主張になるだろう。
「私の父は家電量販店で勤務しています。テレビ販売の担当をしていた私が中2だった頃割高な折込チラシの表紙になってる事を理解していたから、現場で本当に良いものを薦めてお叱りを受けました。私は家族が正しいと思ったし、売り手の悪意まで感じました。
家電をたくさん見てきて興味を持ったので機械工学を勉強していますが、ものがお客様に届くところで実になるか決まると私は思う。
広告は意図が絡み合い難しいが、もっとも責任ある仕事だと思う。
私は正しい広告マンになりたいです。」
と言われると納得できるのではないだろうか。

2-1 規模について

大企業を志望するメリットはあると考える。なぜならば、給与水準が高く、福利厚生が良い傾向にある為である。

大企業とは一般的な概念だが、会社法上で「大会社」には定義が与えられている。
少し会計用語が混じってしまうが、
資本金という会社の資産から借金を引いた実際の価値(時価総額とも近い概念)が5億円以上、
もしくは借金に当たる負債が200億円以上、という定義である。
大会社に分類されると、会社のお金の動きのチェックがより厳格になり、ちゃんとした経営をしてるかなーーという確認がよりちゃんと入っている事が確約されるので勤める側としての安心材料となる。

上場企業という単語も存在する。会社の所有権を分割したものである株式の一部を、誰でも売り買いできると証券取引所に許可された企業の事を言う。
証券取引所はいわば市場であり、扱う商品の品質に責任を持つ立場である。
豊洲市場の魚は新鮮だ!と言うように、場所として整備されているとともに商品の評判を背負う立場である。
実際証券取引所は株式を取り扱う企業を全てチェックしており、会社側はチェックされる前に公認会計士・弁護士を主とする専門家がついてピカピカに会社を整備する(上場準備)。
このため、労働環境、コンプライアンス、安定した利益、異常な取引の一掃(怪しい)など、上場会社はその健全さが担保された企業であると言える。


2-2 給与について

重要な要因となる給与について、正確な確認方法は「有価証券報告書」と呼ばれる、決算書類から確認するというものである。@@株式会社 有価証券報告書 と検索し、10ページ程下がった部分に、平均給与の記載が存在する。そちらが(ちょっと勉強不足で統計的にか本当に集計しているか不明であるが)所属する従業員の平均給与額である。
こちらで注意すべき点が一つ存在する。どの社員の給与を平均しているかである。確認方法はその左にある従業員数を閲覧することである。一定の規模の企業において、本社単独の社員数、職種の区別なく本社所属の社員数、関連会社所属の社員数は大きく異なる。
具体的に、富士フィルム株式会社を取り上げる。
連結従業員数は21/03において、73,878人である。そのうち臨時従業員は9635人である。
平均年間給与は1032.6万円と記載があるが、これは提出会社の状況を示しており、従業員数は811名とされている(この中にも臨時従業員の方が存在する)。臨時従業員の方の年収は従業員の年収を計算するときに算入されていない。難しい話ではあるが、残業代は含まれる事が多く、役員は従業員ではないため含まれていない。
これは、富士フィルムホールディングスとは持ち株会社であり、811名はホールディングスス所属の社員だけを示しており、その平均年収が1032万円であることを示している。富士フィルムに務めると平均1032万円の待遇で働ける!と判断する可能性があり気をつけてほしい。
ではこの場合どうしたら良いのだろうか。昇給の速度や制度を正確に新卒の立場で把握するのはむずかしく、尚且つ質問自体が選考に影響しかねない。
オープンワークというサイトが若干低めに出る傾向にあるように思うが、参考になるのではないだろうか。大きな会社ほど回答者も多く、例えば富士フィルムでは平均が800万円、エンジニアは748万円、研究開発は897万円。年齢別では40-45歳で平均年収が1000万円を超えるなど、生の情報が得られる。
また同業で揃えられている場合や、人気業界であればyoutubeチャンネルなどで年齢職位別にまとめられている場合も多いため、手法を駆使したい。
有価証券報告書、インターンシップ中の質疑応答、個人的な知り合いとの食事など、一次情報で確かに得られることが最も望ましいが、自分なりの基準や目安を持っていくと良い精度で収入を精査できるようになる。

例えば以下のようにである。
メーカーは利幅が小さめであり、特にToCであると小さく、工場や販売に社員も多く必要である(車メーカーや化学小売など)。明確に幹部候補コースを設けていない場合は、安定であるがそこまで高い年収は期待できないのではないか、40歳で1000程度で順調な出世と言えるだろう。
一方toB(企業向け)の業界は競合優位性があれば単価が高い為高給が狙える。専門性を持つ事ができれば(セキュリティ、アクチュアリー、、)特に高くなる事が見込まれるが自分のバックグラウンドで勝ち目があるかどうかは不明瞭である。コンサルティングは需要に対して飽和しているニュースも見ており、多様な大学の採用実績が生まれ始めているため、自分の特性からハードワークと出世が可能なのかどうかをよく検討して入らなければならない。より誰でもできる業務コンサル、ITコンサルになると30台前半1000万円は怪しくなってくる。
営業職の側面がある職種は高給がちであるが出来高の割合に注目しなければならない。特にベンチャー企業のSESは実績次第である為年度によっては300万円を割るだろうし、家や車の高単価な商材を売ることは先輩と取り合う中で勝てる望みは薄いと言える。ただ仕事に何より熱中する事ができる性格ととてつもない競争精神があるのであれば逆転的な人生があり得る業界ではある。薬、先端機器、一等地オフィスビルのような勉強が必要で販売可能性が高い商材であれば一定の営業要素があっても特殊な性質を理解し説明できるスキルが求められているためベースで高給な可能性が高いだろう。
ビジネスモデルからそもそも優位な企業は、人員が不要である為入社が難しいが高給でホワイトであると言える。食品メジャー、航空メジャー、外資IT金融、総合デベ、総合商社、広告代理店、ゲームメーカーなどが挙げられるが人気企業として名を連ねている理由がここにある。ITサービスや金融、エネルギー、インフラはものすごく優位な仲介ビジネスをしているが人が必要な産業であり、期待値は高い方な競争ができるだろう。前者では30までに1000万円、後者は1/3くらいの出世をして32で1000万円だろう。など


2-3 ワークライフバランスについて

ワークライフバランスは給与と負の相関を持つ訳ではない。ただ両立するほど入社難易度が上がる傾向にはあるのではないかと考えられる。自分のライフプランや性格から、どうしても欠かすことができない内容から逆算する必要があるだろう。
SIer、コンサルティング業界ではリモートワークをメインにすることが可能な仕組みが整えられている場合が多いように見える。金融は機密情報が多く基本出社であり、メガベンチャーと言われる大規模で比較的新しいIT企業ではリモートデイのような取り組みも見られる。営業の場合お客様とお会いすることやお客様の時間で動くことが必要になる為比較的自己都合で仕事の進め方を変えにくい。
業績が苦しいほど人材レベルで余裕を持つことが難しくなるので、業界の動向に注目することが重要なのではないだろうか。


2-4 勤務地について

選んだ仕事でかなり明確に決まってしまうが注目しにくいのが勤務地である。
明確に東京にいられる業界は、IT企業、広告代理店、シンクタンクコンサルティング、テレビ局、地下鉄、大学教員、アセットマネジメント(証券管理)、デベロッパーなどが挙げられる。
全国勤務があり得る業界の中で、関東エリア職という可能性もあるだろう。損害保険、銀行においてエリア総合職として勤務することで関東圏に転勤を限定することができる。またメーカーの本社機能にのみ希望を出して勤務するという作戦もあり得る。味の素、クラレ、カルビー、日立製作所(秋葉原)、三菱電機、アステラス製薬、日産自動車などの人事、経理職などである。
例えば建設、造船業界に就職した場合監督のような仕事として現場に行くことが当然となる。商社、海運業界に勤めた場合海外転勤を経験するだろう。証券リテール飲料メガバンク総合職などでは全国の支店への配属が考えられる。JR東日本では東北地方への配属があり得るなど印象と異なる場合もあり確認をすべき部分である。




3章 業界別の戦略


3-0 一般論

インターンシップへ参加し、早期選考から内定を取る。の方針が有効である。

-コラム 選考の形式は変わるかもしれないのにここに何を書くべきか-
各企業の立ち位置や関係性、実際にエントリーシートの志望動機欄においてかく「絶対この会社でなければいけない理由」を明確にするための材料と実際にどんな理由であれば絶対にこの会社でなければならなくなるかの検討をすべきだと考えている。
今後幾度か議論に上がる可能性があるが、その会社に救われました、その会社を見てこの業界に興味を持ちました、のような恩人やアヒルの親のような理論で選考を突破することはできるのかという点について検討したい。結論決定打にはならないという考えを持っている。きっかけを素直に話すことはよいが、保険会社に親戚の会社が救われましたという作り話では(試験官が何度もされていそうなのもあるが)その一言だけで心を動かすことはできないのではないかと考える。その一本足打法で行くのであれば、どの制度の保険を利用してどのくらいの時期にどんな契約以上の対応をしてくださり感動したのかを伝える必要があるように思う。企業としてどのような方向に向かっており、どんな考え方で事業をしていいて、私のしたい社会貢献の形にどうマッチするのかを伝えるゲームである志望動機の構築論の中で、一つの手段ではあるが若干邪道な方法なのではないかと思う。
上のようなことを言う根拠は、実際に感情剥き出しで試してみて実力不足で落とされた会社があるためである。

-コラム 就職活動とノウハウ-
少々外れてしまう議論であるが、就職活動のノウハウを語る場合、情報収集が大事だ!コミュニケーション能力が大切だ!という大切な要素から語るのは難しいように思う。就職活動こそ執念・実力・準備で殴り合う総合格闘技であり、参加人数も非常に多いため特定の分野を極め抜いて戦い抜くのは難しい。どの段階にも効くふわっとした準備はものすごく時間と余裕とやる気が先行して準備できている場合を除いて適切ではないように考えている。私の考えるより正確な状況把握とは内定までの段階の今どこにいるのかを把握し、必要な準備だけを集中して行う事である。例えばエントリーシートの段階ならば「自分の性質の端的なアピール」と「その企業に格別魅力を感じる根拠」が必要であり、後者については心動かされる出会い(自己分析・経験)であろうし、その会社や業界が社会に与える影響とそれに格別価値を感じる正確形成のきっかけであろう。これは決して@@の売上が高いから、と片付けられるものではないように思う。

3-1 メーカー

<食品・農林・水産>
・食品メーカー

<建設・住宅・インテリア>
・建設業界

<繊維・化学・薬品・化粧品>

<鉄鋼・金属・鉱業>

<機械・プラント>

<電子・電気機器>

<自動車・輸送用機器>

<印刷・事務機器>

<スポーツ・玩具>

<その他>

3-2 商社

<総合商社>
<専門商社>

3-3 小売

<百貨店・スーパー>
<コンビニ>
<専門店>

3-4 金融

<銀行・証券>

<カード>
<リース>
<生保損保>

3-5 サービス・インフラ
<不動産>
<鉄道航空運輸物流>
<電力ガスエネルギー>
<フードサービス>
<ホテル・旅行>
<医療・ふくし>
<アミューズメント>
<コンサルティング>
<人材>
<教育>

3-6 ソフトウエア

<ソフトウエア>
<インターネット>
<通信>

3-7 広告・出版

<放送>
<新聞>
<出版>
<広告>

3-8 官公庁

<公社・団体>
<官公庁>




4章 ESの通過方法


4-0 エントリーシートを人に見てもらう難しさ

就活全般において言えるが、就職活動の相談は難しいものだと考える。誰かに自分の考えていることを率直に伝えて、余裕を持った肯定を伴う平らな視点をくれる他者という存在を確保することは難しい。なぜなら、私たちにはプライドがあり、自信がないためである。自分の人生や考え方を他者に伝える時、前提には相手と自分の人生がそこまで類似せず比べる必要がないことがあるのではないかと思う。(自分の考えや実力や家庭環境に踏み込むような情報はデリケートである)
具体的には、エンカレッジを利用して一度見てもらうことを薦める。同じ大学の全く面識のない先輩というちょうど良い方を紹介いただけ3回ほど自己都合で面談を組んでいただけたため、筆者にとってはメリットがあったためである。(特に案件ではないためリンク等は記載しない)


4-1 ガクチカの内容

4-1-1 エントリーシートで何を求められるか
エントリーシートとは、自分のプロフィール情報に加えて学生時代に力を入れた事と志望動機を求められる物である。一度どこかの企業において@@株式会社 @@卒マイページと検索すれば具体例と共に理解することができる。学生時代に力を入れたこととは、大学でどのようなことに興味を持ちどのようなことに取り組んだかであり、後者の志望動機とはなぜその会社のインターンシップ(ないし本選考)に参加したいかである。

4-1-2 ガクチカの基本構成
私は大学1年生より@@に取り組み、@@を目標に@@を達成した。
私は過去の@@という経験から@@に関心を持ち、@@を始めた。@@という経験から中でも@@に執着をもち、@@という役割で@@したいと考えた。
@@を達成するために@@を根拠に@@という策を実施し、@@という困難を@@という特性で乗り越え、結果@@が達成された。
この経験から@@を学んだ。

4-1-3 ガクチカで何が問われているか
ガクチカで問われていることは、三つ「わかりやすい文章を書けるか」「根拠を持って行動できるか」「(主に集団で物事を推し進める上で役にたつ)どんな特徴を持っているか」である。どの程度の期間で何を目標にどこまで達成したのか、それに思い至ったきっかけは何で、そこまで力を入れた理由は何で、どんな特性を活かして、どんな役割でどう行動して、どんな結果でどう反省しているのかを書く必要があるが。それらを400文字以内で説明できる力が求められている。
これらの項目を盛り込むことができれば、根拠を持って行動できることと、一個人としてどのような特徴を持っているのかどうかまで網羅できるだろう。

企業の視点に立つと、エントリー者について得られる僅かな情報の一つであり、自己紹介をしてもらっているような場面である。ここでは初めて会う人にでもわかりやすいように自分の特徴を伝えることがもとめられている。
自分が競争社会の中で誰かを打ち負かした自慢をする場所ではなく、自分の活動の特異さをアピールする場所でもないと考えている。
私はこのような経験をしてきた人間であり、トイレや掃除以外に生活の中で時間を割く上で@@を選択したのだ。この(面白そうな)経験の中で、このように人と関わって、私は@@のような人間なので@@なふうに行動して集団にこのような形で貢献した。
という、自分がどんな人間かという自己紹介を兼ねながらこの人が入社したら(集団行動が前提となる)会社の中でこのように活躍するだろうという想像をしやすくする事前連絡に過ぎないように考えるのが気軽なのではないかと考える。
以下に剽軽な具体例を述べる。

私は大好きなKPOPの推し活に学生時代を費やしました。コンテンツを好きになるハードルを下げる事を目的に、ライブビューイング運営スタッフとして男女参加デー企画を企画実行し、男性参加率を12%増加させることができました。
高校受験で挫折を経験した4年前、ふと観たオーディション番組にて夢を追い努力し理不尽に耐えて輝くKPOPアイドルに私は魅了されました。アルバイトをし両親と交渉し彼女らを追いかける生活の中、会場に女性が多く男性が肩身の狭い思いをしていると知りました。
自分の好きを表現しずらい環境を何とかしたいと、大学生になるとライブ位運営のアルバイトに参加を続け、マネージャーとして社員の方と企画をする機会を頂きました。
男性参加者を対象としたアンケートの実施、課題として男女比から圧力を感じることを特定し、部分的なカップル参加枠の確保を行いました。
私は該当コンサート集客主担当という立場で、足が動くという特性を活かし、家具展示において男性比率増加を実現したXCUBE社の担当者様にfacebookより連絡を取り席配置の工夫やチケット購入画面の誘導に具体的な知見を持ち帰り、上記目的達成に貢献しました。
上記経験から、多数の関係者様のいるプロジェクトにおいて情熱と根拠を持ち主張する重要性を学びました。
(547文字)

4-1-4 ガクチカに書く内容がない場合の対処法
ガクチカという言葉が少々学生を驚かせるような響きを持っている理由は、「人に誇れるような立派な活動などしていない」という事実があるためである。大半の学生がどんぐりの背比べな経験であり、まず安心されたい。
結論一定の創作が許されると考えている。ただ、企業に正確に提供しなければいけない事実を曲げることは許されない。残した成果や結果を曲げることをしてはならないが、その結果が得られるために何が必要で私がどのように関わったかどうかについては主観の入り混じる物である。
ただ一つ重要なことは一つのことに対して集中して書くことである。
私はたくさんのアルバイトに参加しました!複数のタスクをこなす力があります!という能力証明は、私はあまり適切ではないように思う。なぜなら、それぞれの中でどのように活躍し責任を果たす活躍をしたのかどうかが不明瞭である為である。

4-2 志望動機で聞かれている事

4-2 志望動機で聞かれている事

4-2-1


  1. GDの通過方法

    1. ポジションと行動

  2. インターンシップの振る舞い

  3. 一次面接の突破方法

  4. 二次面接の突破方法

  5. 最終面接の突破方法

5章 GDの通過方法



6章 インターンシップの振る舞い





7章 一次面接の突破方法




8章 二次面接の突破方法



9章 最終面接の突破方法




10章 あとがき

コラム①
大手企業採用人数参考程度集(大手大量採用・大手少数採用)
年度のばらつきがあり参考程度の数値です。複数年度あれば一番多い数字を記載しています。(体感多くても15%くらいのブレしかない気がします)

・大手大量採用

ITプラットフォーマー
楽天810
NTTドコモ400

SIer
NTTデータ

メーカー
パナソニック
日立製作所
ソニー
凸版印刷
トヨタ自動車

小売
ニトリ540

インフラ
JR東海490
JR東日本695

銀行
SMBC500
三菱UFJ400
みずほ410

証券・信託
大和証券440
三井住友信託銀行380

建設
清水建設350

NHK213(地域職員と全国職員がいるからなのでは)

・大手少数採用

三代配給会社
東宝14
東映13
松竹10

三代出版社
講談24
小学15
集英17

三大デベ
地所50
すみふ20
三井ふ50

5大キー
日テレ30
テレ朝15
TBS35
テレ東
フジ

食品
明治26
カゴメ12
亀田製菓14


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