見出し画像

「はじめまして。」四十路の新米陰ヨガインストラクターです。


はじめまして。あきこと申します。
2022年の6月に「陰ヨガ」というヨガの指導者養成講座を修了し、陰ヨガをお伝えするものとなりました。40歳のヨガ好き主婦です。
「陰ヨガ」って何よ?
と思われる方も多いと思いでしょうし、そもそも「ヨガ」ってきくと
・なんか敷居が高い
・体硬いからできない
・意識高い系の人がやるもん
って思う方も少なくないのでは。

しかーし。
ヨガは「老若男女問わず、みんなに開かれたもの」
なんです。
これ語りだすと長くなるんですが…またおいおい書いていくつもりです。
今回は、
「陰ヨガって何よ?」を書いていこうと思います。

陰ヨガって何?

「陰」って字を見ると、どんなことを連想されるでしょうか。
・暗い
・黒い
・ネガティブ
などなど。
あまり良い印象ってないかも。

逆に「陽」はいかがでしょうか。
・明るい
・白い
・ポジティブ
良い感じがしますよね~。
じゃあ「陰ヨガ」って暗~い、根暗なもんなのか?
想像できない…ヨガって明るいもんやないんか?
解説していきますね。

道教の「陰陽五行論」がベースのヨガ

ヨガ=インド、という印象をお持ちの方が多いと思います。
一方、陰ヨガは中国の道教の教え「陰陽五行」の理論が基礎となってます。
じゃあ中国生まれのヨガなのかと思いきや、創始者や陰ヨガを広めたのは以下の方々なんです。
・創始者:ポーリー・ジンク(Paulie Zink)
・立役者:ポール・グリリー(Paul Grilley)
               スージー・グリリー(Suzee Grilley)
                  本山 博博士

ポール先生というアメリカ人のヨガの先生が、ポーリー先生から陰ヨガを学び、本山博博士という日本人の超心理学・心理学者に師事し「気」「経絡」にフォーカスしたヨガをアメリカで広めたのです。
(※ポーリー先生はカンフーの武道家でもあり、道教(タオ)修行のためのタオイストヨガをされている方です)
これが1990年代初頭から、ということなので陰ヨガのスタイルが確立されてからようやく今、約30年経ったところですね。

同じポーズを3~5分キープする

「陰ヨガ」の「陰」とあるように、文字通り「静かな」「動きが少ない」「ゆっくり」としたヨガです。

大きな特徴は以下の3つです。
・座り姿勢、または寝ている姿勢でポーズを3~5分、キープする
・静止する
・筋肉の力を抜く
ポーズが定まったら、自分の内側に意識を向けます。
「あ、ここの筋肉は伸びないな」
「この部分は伸びて気持ちいいな」
「ちょっとしびれてきたかも」
などなど。
ここで大事なことは、伸びない筋肉や自分の体を「良い」「悪い」でジャッジしないこと。
ただただ、自分の体の反応を客観的に見つめます。

陰ヨガの目的

同じポーズを数分キープする陰ヨガ。
見た目はとっっっても!!
地味っ!です。
それで何の効果があるの?と疑問に思う方もいるでしょう。

見た目が華やかで動きがある「陽」のヨガは、わかりやすいんですけどね。
一方、動かない陰ヨガは「何やってんの?」と思われやすいのかも。
でも、ちゃんと目的があってのヨガなんです。

1.体の奥にある靭帯や腱、筋膜などの結合組織に働きかけて関節の可動域を取り戻す

同じポーズを数分キープすることで、じっくりと体の奥にある靭帯などを伸ばして圧をかけていきます。
無理のない負荷をかけることで、靭帯や関節を緩め、体の循環をより良くしていくのです。

ストレッチと違って、数分同じ姿勢をキープするので、場合によってはきつく感じることも。

そんな時は無理せず、ポーズの完成形にとらわれず自分にあった「心地よい場所」を探します。

2.道教の陰陽五行論からくる経絡システムにより氣の流れをスムーズにする

なんだか難しいですが、かみ砕いていうと「身体に流れている氣をスムーズにしましょう」ということです。

「気が淀む」とか「良い気が流れている」という表現がありますよね。身体も同じで東洋医学やヨガでは、この宇宙にあるもの全て「氣」があると考えられています。

人の体の中にも目には見えませんが、氣が巡っています。氣の流れが滞ってしまうと体の不調や、病気を引きおこすと考えられているのです。「病は気から」という言葉もありますよね。

ゆっくり呼吸をし、ポーズをキープすることで体の中にある氣を巡らせることで、心や身体を安定できるようにします。

3.静かに内観することにより瞑想の準備につながる

「瞑想がいいらしい」ということは多くの方はご存じかと思います。でも、ジ~っと座って頭の働きを落ち着かせて静かに、ということが難しくて挫折したという方は多いのでは。

陰ヨガは同じポーズを続けながら、身体の内部で今どのようなことが起こっているのか、を客観的に観る練習をします。

「あ~今お尻の筋肉伸びてるなぁ」「股関節ちょっと痛くなってきたかな?」など、今ここで何が起きているのか、感じているのかを観ます。痛みが強かったり不快に思うことは我慢せずゆるめる、この痛みは少し様子をみてみるなど、何を感じているかを冷静に観ます。

冷静に観る経験を積んでいくと、落ち着いて自分の身体や呼吸を観られるようになり、今を落ち着いて観る瞑想への準備につながっていくのです。

まとめ:陰ヨガはゆっくりとしたヨガ。今ここを感じたい時におすすめ!


ざっくり陰ヨガとは何か?どんなことを目的としているヨガなのかをお伝えしました。

陰ヨガについてなんとなく、ボンヤリとイメージを持って頂けたら嬉しいです。

  • ゆっくりしたい

  • 瞑想ができるようになりたい

  • 今この瞬間をかんじられるようになりたい

など、ゆっくり流れる時間を味わいたい時におすすめです。今の世の中、色々なことがどんどん進化し便利になっており、ありがたいことではあります。

しかし、SNSなどの情報がとても速く流れていきますし、いつの間にか「自分と誰かを比べる」「誰かには負けたくない」などの競争心を持ってしまいがちです。

何かや誰かと比べるのではなく、ただただ自分を味わう陰ヨガ。競争から離れたい時にはいつでも、多くの人が陰ヨガや瞑想で自分に還る時間を作れるようなお手伝いをしていきたいと思っています。

最後までお読みいただきありがとうございました。では、またっ!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?