昨年22/23は悔しいシーズンとなった冨安選手。怪我も完治して今年は体調も万全の様子。23/24シーズンが始まりスタメン奪取には至らずも、ゲーム終盤からクローザーの役割をこなし、アルテタ監督の信頼も変わらず厚い事が見てとれます。

そんな冨安選手を、今シーズン一番注目しています。理由は彼のファーストシーズンにさかのぼります。

21/22シーズン、はじめてのエミレーツでの観戦。ダメ元でオフィシャルページを見ると、リセールサイトでベンチ付近のチケットを発見。ピッチからとても近い席をラッキーにも購入出来て、興奮の初観戦となりました。
(その後の試合では、リセールを見てもなかなか購入出来なかったので、コロナが落ち着き始めたとはいえまだ混乱してた時期だったので、たまたまラッキーにも買えたのかも知れません)

冨安選手が加入してから絶好調のアーセナル。連敗どん底スタートでアルテタ監督解任の噂が出るほど絶不調の8月から、9月に入り若手選手の大活躍が始まりました。冨安選手が加入、先発してから負けなしの快進撃。チーム躍進の象徴として冨安選手はアイドル的な人気を得ていました。
実際、駅からスタジアムへ向かう時やスタジアムのコンコース、そしてスタンドでも大音量のチャントが聞こえてきました。

スーパートミヤスのチャントです！

大人から子供まで大声で歌われるその歌を聞いた時、自分まで誇らしい気分になりました。
冨安選手がサポーターから本当に愛されているんだな、と実感しました。
(日本人だとわかると、トミーは本当に良い選手だと多くのサポーターから声もかけられました(^-^))

トミーの愛称で呼ばれる彼は、観戦した試合でも絶好調。まさに助っ人プレーヤーでした。身体も大きくてパッと見では、外国人と見間違えるほどのサイズ感。そしてその身体から漲る自信、安心のプレーぶり。
アーセナルほどの名門クラブで、チームを勝たせる活躍を目の当たりにし、遂に日本人選手がここまで到達したんだなと、感慨深い気分でした。

そんな彼を次にスタジアムで見たのはアウェイvs ニューカッスルとのセントジェームスパーク。怪我明けでスタメンに復帰した試合でした。期待して見に行きましたが、前回の観戦とは全く違う試合に。。。
試合から遠ざかっていたからか以前ほど躍動感がないものの、そつなくプレーしていた冨安選手。しかし前半終了間際の39分ピッチに座り込んでしまいました。ケガの再発、そのままピッチをあとにして、21/22シーズンが終了しました。
残念な気持ちはありましたが、ゆっくり休んでとにかく治療に専念して欲しい。時間はかかっても良いから、完治させてからの復帰を祈ってました。

絶好調なエミレーツでのプレー、怪我の為前半で退場のセントジェームスパーク。
全く正反対の2試合を観戦して、21/22シーズンが終わりました。

あれから一年と少しの時間が経ちました。
昨シーズン、チームは惜しくも優勝を逃すも堂々の２位フィニッシュ。そんなチームの中で冨安選手はスタメンに定着出来ず納得のシーズンではなかったと思います。それは11月のカタールW杯でも。

今シーズン開幕前、取材のインタビューを見ました。
「昨シーズンはライバル選手をリスペクトしていた自分がいた。今年は勝負の年、スタメンを奪いに行く」

インタビューの冨安選手は非常に良い表情をしていました。力強い目をしていてとても強い意思を感じました。

アーセナルでの3シーズン目が始まりました。名門クラブで３年在籍する凄さ、価値は計り知れません。今年はCLにも参戦するシーズン。

怪我だけには気をつけて、またスーパーな冨安選手の活躍に期待です。

あの躍動して生き生きとプレーする姿が、今でも鮮明に頭に焼きついています。

#今推したい選手