見出し画像

【子連れ旅行】クルージング旅行記DAY3 気になる発達のでこぼこは同時多発的

ー3日目 高知の予定が…ー
朝6時に起きて窓の外を覗くとなんと目の前に
まだポートアイランド駅が。予定ではすでに高知とのことだったので、
事件の香りがする…と思いネット検索すると
フランス人がロープで船内から出ようとして海に落ちたが無事だったというニュース記事が。
どこにロープがあったのか、何故ロープで降りようとしたのか、密入国なのか?とかなり謎だったが、軽傷で命があり落ちたのが不慮の事故等でなく本当によかったなと胸を撫で下ろした。

もし万が一のことがあったら知らない人とはいえ気持ちが晴れなかっただろうと思いつつ、
予定の変更があるのだろうなと勘づいた。
部屋のドアに、事故で高知はキャンセルになったという旨の張り紙がしてあった。
高知はいつでも行けるからと思いつつ、残念な気持ちだった。

朝ごはんを食べ、今日は子供を2時間だけ預けてみようと言うことに。
娘のトイレの不安はありつつ、朝食後に子どもを預けた。
朝食後、ジェラート屋さんで夫とデートをしているとダンスアクティビティが始まり夫独特のダンスがはじまった。
そのあと船内をぶらぶらしていると、目の前の会社から大量に急ぎ事案のメールが来ていて、ほぼメールと電話対応に時間を費やしてしまった。そのあとはもう連絡つきません。と会社に一報を入れて電源をきり、子どもたちを迎えに行った。

2人とも顔にペンがついちゃったのかなと思うような線が2本だけ適当に書いてあり、
これはなんなの?と聞くと先生が書いてくれたのとのことで満面の笑み。
こんなことで喜ぶなら今度から毎日顔に適当に描いてあげるのにと感じる。
最近マッシュルというアニメにハマっていて、
顔の線の本数で魔力の強さが決まるというアニメで2本線だと強いので、相まって嬉しかったらしい。

その後今日はガッツリ夜まで遊ぶからと話をしてお昼寝をする。
お昼寝のあと、バスケのフリースロー大会に。夫はポイントを決めていたが娘は飽きてしまって自分がボールを貰えないことに癇癪を起こす。こうなったら誰にも止められないし彼女の耳には届かない。
本日2度目のジェラートで機嫌を直してもらう。部屋に戻って早めのシャワーを済ませて18時半からテノール歌手のユニットの公演を見る。
オペラの曲や有名な曲を歌ってくれて、
私はクラシックや洋楽が好きなためかなりエンジョイできた。が、長男はこれいつ終わるの?とかなり拗ね気味。彼は第一次反抗期を迎えていて、ホルモンの関係でイライラしたりすることがあるけれど、成長している証拠だよと以前伝えているのだが、
こんな時に、『ホルモンのせいだから』とここぞとばかりに持ち出してくる。
反対に癇癪持ちの天真爛漫ガールは静かに歌を聞いていて驚いたのも束の間、
フニクリフニクラを聞いて大音量で
鬼のパンツを歌い始める。
立て続けにキャベツの中から青虫出たよと言う手遊び歌を歌い、青虫が出てくる場面で
中指を立てていて即座に辞めさせた。
最後の曲が、長渕剛の乾杯で、今まで聴いた乾杯の中でなによりも伸びが良かった。

そののち、子どものアクティビティ『スーパーヒーローゲーム』に向かう。
ヒーローに関するクイズやゲームをするというアクティビティで、我が家はアメコミもよく見るためマスト参加の企画だ。
ものすごい勢いで当ててほしい長男と、
ほぼ興味がない娘。
興味が無さすぎて泣き始め、娘は退散する。
そうこうしていると、クイズで早々と長男が指名され、正解をする。
景品をもらい、まだゲームは続いているが、
他の人を応援するという価値観が彼の中で存在していないのか、『まだ続くの?もう僕はあたらないの?手を挙げてるんだけど。』と、
愚痴を吐きに私のところへしばしばやってくる。
その度に、『はやく当たった人は、まだ当たっていない人を応援するんだよ。そして他にもあたっていない子がいるから、あなたは当たらないよ。』と伝えるが、
クイズに答えたすぎて当たらないことに拗ねる。
母として、こういうシーンで発達のでこぼこを感じてしまい私もソワソワ不安な気持ちになる。

諦めずに手を挙げていたらまさかのミスで当たってしまう。
2回目終わると、『もう帰ろう、まだ続くの?』
とのことだったので、さすがにワガママがすぎるかなと思い、
『何度も言っているけれど、みんなでやってるゲームだから、終わるまで応援するべきなんだよ。チームのみんなでやっているから。』
と強めに言う。不貞腐れる。やっと終わる。
幼稚園での様子かなり心配だな…と感じ、こういうのは自分も仕事をしているからとかではなく根気強くおともだちとの関係を教えていかねばならないのだろうなとどっと疲れる。

その間、娘は夫が見ていたが、日常だと
娘癇癪、長男若さゆえの自己中心的行動をとるというのは、同時多発的にワンオペの時に起こる。
毎日毎日時間に追われて、イライラしてしまいながらだが、こういう一瞬の出来事が
彼らの成長に不可欠で、言葉で伝えていく必要があるんだなとしみじみと感じる。
旅が終わったら出来るのだろうか。

その後、エレガントナイトと言われるダンスパーティが行われる。
ドレスコードは花柄で可愛いお洋服を着せた。

夫と長男も上着の下は花柄

もういつもなら子供達は寝ている時間のため、
疲れもあり長男はイライラしている。
娘はうろちょろしている。
ブレイクタイムを挟み、もう直ぐ始まるから移動しようとしていたとき、
私に出されたチョコレートを断りもなく長男が奪い取った。
私も疲れていたし、スーパーヒーロータイムで感じた子育ての不安を引きずってしまっていて、『勝手に取ったらいけないでしょ!』と強めに怒ってしまった。
長男は怖くて泣いてしまい、せっかくのパーティーが涙涙のダンシングとなってしまった。
私が悪かったなと思い、パーティー終わってからのブレイクタイムでチョコをあげながら、
『ひとことほしいことを伝えてほしかっただけなのに、強く言ってしまってごめんなさい』と長男に伝え、
長男も『勝手に取って勝手に食べようとしてごめんなさい』と仲直りできた。
しかし長男から、『そんなに強く言わなくても良かったんじゃない?僕ちゃんとわかるし。』との事で、そうだよね、ちゃんと分かるもんねと言いつつ、子育ての難しさを痛感した。
娘はずっとうろちょろしていた。

この記事が参加している募集

育児日記

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?