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冬になって思い出すこと

今朝、起きると、驚くほど寒かった。
空気がキーンと凍り付いている。
慌ててダウンジャケットを羽織って起きた。
こんな朝には、決まって万里の長城を思い出す。

高校の修学旅行で、中国に行った。
初めて海外は楽しみだったが、緊張もしていた。
飛行機に乗ると、自分専用のヘッドホンがあり、
そこから広瀬香美さんの「ゲレンデがとけるほど恋したい」が流れる。
その曲が私の緊張をほぐしていった。

修学旅行では、主な観光地を巡ったり、現地の高校生と交流したりした。
万里の長城はその一つ。

万里の長城は、男坂と女坂と2種類あったので、どちらを登ろうか悩む。

「男坂は傾斜がきついので、覚悟するように」

先生から怖くなるようなアドバイスを受けたが、逆にどんなところか気になったので、男坂へ。
10名ほどの友達と一緒に、登り始める。
万里の長城から見える景色は、一面、平原。
果てしない広がりに、感動する。

最初は、普通の道で、
「先生、おおげさだなー」
とみんなで話をする。
写ルンですで記念撮影をして、はしゃいで登っていた。

しかし、次第に傾斜がきつくなり、ゴール前は何度くらいかはもう忘れてしまったが、横の壁を伝いながら歩いた。でも、みんなで話しながら登るのは楽しい☆ウキウキしながら、前に進んだことを覚えている。

そして、やっとのことでゴールに着くと、登頂記録を購入。
それを見ると、登った達成感があった。


その登頂記録、実はまだ持っている。
高校時代の楽しい思い出がつまっていて、捨てきれない。
そんなことを思い出し、なんだか温かい気持ちになった。
いや実際、暖房が暖かく、眠りに誘われる。。。


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