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ボクがMacBook Proをクラムシェルモードで使い続けるのは、シンプルに「快適」だから

ボクはふだん、デスクでMacBook Proを使用する際、いわゆるクラムシェルモードにしています。クラムシェルモードとは、ラップトップを閉じた状態のまま、外部モニターなどをつないで、使用することです。

ボクがなぜ、クラムシェルモードで使用しているかと言うと、シンプルに言って、「快適」だからです。

たとえば、MacBook Proの場合、モニターとキーボードとの位置関係を変えることはできないので、基本的にモニターとキーボードに対して、カラダがまっすぐになる状態で作業する必要があります。

ボクの場合、このように特定の姿勢を強いられると、20~30分程度であれば、ガマンできますが、それ以上になると、耐え難くなってしまいます。

モニターやキーボードなどの外部デバイスをつないでおけば、作業内容などに応じて、各デバイスを自分の好みの位置に変えて、使用することができます。つまり、自分の気分に応じて、ある程度自由に姿勢を変えることができるということです。

たとえば、イスの背もたれによりかかりながら、足を組んだ姿勢で、作業ができます。ボクにとっては、この姿勢がラクななわけです。ちなみに、この文章もその状態で書いています。

モニターは、24インチを使っていますが、目から80~90cmほどの距離をとって、デスクの右ナナメ端の位置に置いています。つまり、デスクに対してまっすぐではなく、少し右ヨコを向いた位置に置いているということです。このモニター位置は、デスクの大きさや他のデバイスとのバランスなどを検証した結果、辿り着いたものです。

今後はわかりませんが、今のところは、この位置がボクにとってベストかな、と思っているところです。

ちなみに、ボクのデスクの大きさは、奥行き80cm、長さ160cmですが、この程度のデスクの大きさであれば、モニターの大きさは24インチがベストです、と言いたいところですが、正直ちょっと大きいなと感じることがあります。

良いものがあれば、21インチぐらいのモニターを試してみたいなあ、という思いはあります。

MacBook Proはふだん、デスク中央、スタンドの上に置いています。これは、MacBook Pro本体で作業する必要が生じたときに、すぐに開けるようにするためであるほか、電源や外部デバイスの配線の取り回しを検討した結果、一番バランスが良いと思われる位置だからです。あと、スペースブラックの美しい筐体を見続けられるというのもあります。

ちなみに、外部デバイスはすべて、Bluetooth接続ではなく、有線接続のものを意図的に使用しています。Bluetoothだと、接続が不安定になることがあるし、電池を気にする必要もあります。なにより、有線に比べ、相対的に価格が高いというのがあります。

もちろん、Bluetooth接続デバイスの方が、位置や配線を気にせず、より自由に使えるようになると思われますが、イヤフォンならともかく、キーボードやマウスをデスクから離れて使う必要がある、という状況がないので、ボク的には、これらのデバイスをBluetoothにすることに、必然性をまったく感じていません。

なお、こんな強気なことが言えるのは、たまたま、USB-Cポートを4つつなげられるハブを持っていたからです。MacBook Proは、某マイクロソフト系ラップトップと比べると、ポート数が少なく、Bluetooth頼みなところがあるので、基本的には、有線運用には向いていないと思っています。

あと、これは推測を含んだ話になりますが、MacBook Pro本体の一部機能を温存できる、というのがあります。MacBook Proに限らず、すべてのパソコン、スマホなどは基本的に消耗品なので、基本的に使えば使うほど消耗します。バッテリーやチップ、ストレージをはじめ、キーボードやトラックパッド、モニターなど、パソコンを構成するすべてのパーツは、ことどとく消耗していきます。

もちろん、イマドキのApple製品が、数年で「壊れる」ということは、初期不良や異常な使い方でもない限り、まずないと思われますが、数年で「ヘタる」ということはふつうにあり得ると思っています。外部デバイスを使うことで、そういうリスクを少しでも減らせるのではないかと考えている、ということです。

この壊れる、ないしはヘタるリスクというものは当然、外部デバイスにもあるわけですが、そのときは、ダメになった外部デバイスだけ交換すれば、それで済みます。つまり、MacBook Pro本体は温存できるというわけです。

クラムシェルモード万歳みたいな感じで書いてきましたが、もちろんデメリットもあります。その際たるものが、MacBook Proが持つ優れた機能を封印してしまうことです。

ようするに、「なんでMacBook Pro買ったの?そんな使い方するなら、Mac miniとかデスクトップ買えば良かったじゃん」という、自問自答にさいなまれる、ということです。

と言うのも、ボク的には、MacBook Proの、キーボードとスピーカーはともかく、ディスプレイとトラックパッドはかなり優秀だと思っているので、にもかかわらず、相対的に劣悪な外部デバイスに置換していることについて、われながら、「マヌケな運用だなあ」と感じることが、正直あるからです。この点、「温存するぐらいなら、買う必要なくないか?」まであります。

あとは、MacBook Proを常時閉じた状態で使用するのは、熱がこもりそうなので、バッテリーなどのパーツの劣化を促進するリスクがある、ということです。開けて使うのに比べ、閉じて使うのは、放熱的に不利そう、という一見もっともらしい印象論です。

ただ、これに関しては、ボクの場合は、基本的に軽い作業しかしないというのと、スタンドに載せて通気性を確保しているし、外部モニターはたった1枚で、しかもFHDなので、そこまで本気で心配してはいません。ファンも付いていますし。

そもそも、クラムシェルモードは、Appleがふつうに許容している運用なので、インテルMacならいざしらず、そこまでナーバスになる必要はないんじゃないかな、となんとなく思っているところです。

以上、クラムシェルモードのメリット、デメリットについて、ボクなりに思うところをざっくり書いてみました。念のために付け加えると、クラムシェルモードをオススメしたいというような意図は毛頭ありません。そんなことをしても、いまさら感がハンパないですし。

今回の記事の意図があるとしれば、ボク自身、たまたま外部デバイスを持っていたに過ぎないが、実際にクラムシェルモードで作業してみたら、けっこう快適だった。でもその一方、内心モヤモヤするものがあるなあ、という程度のことをお伝えしたかった、ということになります。

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