見出し画像

読書の秋。読みたかった本

私には密かな夢がある。

それは、”書籍に関わる仕事がしたい”というもの。

といっても、これまで仕事などで経験があるわけではないので、まったく1からのスタートである。

なぜそのような夢ができたかというと、きっかけはコロナ禍。

コロナ禍でお家時間が増え、何か家でできることはないかな~と模索していたとき(といっても、子育て真っ最中だったのでじっくり時間をかけて何かをするということは難しかったが。。。)。

たまたま小説を数冊、読んでみたのである。

私は恥ずかしながら、それまで本をほとんど読まない人生を送っていた。
しいて言うなら、湊かなえさんやさくらももこさんの本を読むくらい。

そんな私が、すっかり本の魅力にはまってしまったのである。

小説の世界って、なんてすごいんだろう。

絵も写真もない世界。

けれども、文字を読むだけで、読者がフィクションの世界にどんどん入り込むことができる。

そして、感動したり悲しい気持ちになったりほっこり心が温かくなったりする。

なんてすごいことなんだろう!!!

そんなことを思いながら、気付けば年に4~50冊ほど本を読み続けている。

文字の世界はすばらしい。
言葉の世界はすばらしい。

いつしか、読み手の立場ではなく、誰かに感動を与えられる(影響を与えられる)書き手になりたい。

そんなことを思うようになった。

きっかけは小説だったが、書き手になれるのであればライターという仕事もあることを知り、今はライターについて情報を収集し始めている。

そんななか、ライターである佐藤友美さんの著書「書く仕事がしたい」という本を読んだ。

その著書の中に、「職業、ブックライター。」という本が紹介されていた。

本が好きで、ライターで本に関する仕事ができるなんで、なんて素敵な仕事なんだろう!私にはもってこいではないか!!

そう思い、すぐに買って読みたかったのだが、本屋にも図書館にもメルカリにもどこを探しても見つからなかった。
そして、ブックオフで在庫連絡待ちをして半年ほど経った今、やっと購入することができたのである。

まだ途中までしか読んでいないが(じっくり読みたいので)、わくわくが止まらない。
仕事でわくわくして、楽しいなんて最高ではないか。

わくわくする仕事がしたい。一度きりの人生、せっかくならやりたいことをやって後悔はしたくない。

この本を読んで勇気をもらいたい。



そしてSNSで見つけたこちらの文芸雑誌「スピン」もまた、人気すぎてどこにも売っておらず諦めていた頃、偶然立ち寄った本屋でラスト2冊のところを発見し購入

コンパクトで軽い本体。表紙の紙質の何とも言えないざらざらとした上品な触り心地。

330円という手に取りやすい価格。

年4回の発行で、全16号完結らしい。

これはもう、定期購読するでしょ。


欲しかった本が、私に元に来てくれた。
こんなにも嬉しいことがあるだろうか。

私はやはり、本を読むのが好き。断言できる。

電子書籍ではなく、紙の本が好き。
手に持ったときの紙の感触。パラパラとめくったときの紙のにおいも好き。

読み始めるときのわくわく感も好き。

そんな仕事に携わりたい。

夢を、夢で終わらせたくないんだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?