二階堂ふみ、眞栄田郷敦、少女漫画原作。

少女漫画ヒロインを嫌味なく演じられるかって女優の力量で、その辺は完璧だったと思う。眞栄田郷敦の顔の良さと体格もよかった。気の強いヒロインと実は打たれ弱い俺様、というとやっぱり名作花より男子を見返したくなったりもした。

なし崩しに始まる同居も2人が惹かれていく過程もテンポよかった。兄と菊乃は何となく中の人のオーラが足りないというか、「負けちゃったらどうしよう」みたいな恐怖が足りなかった気はする。安心という意味では適役。

個人的には第4話、パワハラ社長の接待に苦戦するはやめの元に和装の壱成が現れたところがピークでした。和装？若旦那？いや、でもまさか？まさか？ひょっとして？…”∩✪◇✪∩"✧／ｷﾀｧｧｧ!!!なあの演出はすっばらしかった。少女漫画原作の醍醐味。

ただ私は序盤のギャンギャン遠慮なく言い合う2人が好きだったので「アイツ私のこと好きなのかな…」「アイツに嫌われたらどうしよう…」みたいにグジグジ悩んだりドキドキしちゃうターンはあまり楽しめなかった。いやそれがメインディッシュなのは分かるんだけど。

畑芽育ちゃんがめちゃくちゃかわいかったので、であれば茶房で育まれる小さな恋を見守りつつ壱成の背中を蹴って応援するはやめとかが見たかった。