六十干支１７
～（４３）丙午について～
中天の烈光

このシリーズでは六十干支ついて解説してきます。

今回のシリーズでは、五行ごとにまとめて解説していきます。

火性の陽・・・丙（へいか）の干支

干支番号４3　丙午（へいかのうま）

夏の太陽

丙～太陽
午～炎、真夏

真夏の強烈な太陽が大地を照らしている状態

宿命に丙午を持ちの方（主に日干支）
・男女問わず、力強いリーダーシップを発揮する
・意思が強く、頑固
・こだわりが強い
・独創性がある
・人を巻き込み自分の目的を達成する

宿命に丙午を持ちの方（主に日干支）のありがたい五行（精神を整える五行）とは？
真夏の太陽には雨などの水性のエネルギーが必要です。
丙は太陽、午は火性（炎）を表しており、灼熱の状態です。
火性のエネルギーが強すぎるため、制御できない状態であるため、水性によって「剋し」
強すぎる火性のエネルギーを弱めるため要素です。
また、太陽が照り付ける大地も水を含んだ土性（己）がありがたい五行となります。
　
精神を整える五行を生き方に活かすには？
丙午のありがたい五行は水性と土性（湿った土）です。
ありがたい五行を活かした生き方とは？
自身が決めたことをやり抜くこと。
周囲の人にやさしく接すること（相手を思いやること）
丙午の方は自分自身の力で前進する強さがあります。
自分のことに集中しすぎて、周りの状況に疎くなりやすい（視野がせまくなる）ため、
身の回り人の声に耳を傾けてみましょう。
また、芸術などで自己表現をしていましょう。

丙午が日干の方は、「寅卯天冲殺」
寅卯天冲殺の方は、家族（特に兄弟）に愛情深い人です。
本来、周囲の人を大切に思っているのですが、愛情表現が淡白であるため、
一見冷たい人と思われてしまうことがあります。

寅卯天冲殺の特徴詳細はこちらへ
https://note.com/rich_llama150/n/n2b4ea27afaed

丙午（主に日干支）の方は、
火性エネルギーのかたまりの方です。
周りから一目置かれるリーダーシップを発揮しやすいです。
自分の目的を一気に進めていこうとするパワフルな行動力があります。
ただし、リーダーとして周囲を引っ張っていく人ですが、
心情はいつも「孤独」です。
また、女性の場合は、配偶者が身弱の方を選ぶ場合が多くパワフルな自身とバランスを無意識にとろうとします。

「丙午（ひのえうま）生まれの女性は嫁に持つな」と昔から言われています。
これはパワフルな干支であるため、この年の生まれの女性は「強い女性」であり、周囲が苦労をするということなど意味が含まれているようです。
直近の丙午の年は1966年ですが、この年に生まれた女性はほかの年に比べ少ないです。
しかし、年干支だけではその方の「要素」にはなりえません。
日干支、月干支、年干支のバランスによって判断します。
生まれた年だけですべての判断はできません。
生まれた年や干支の良し悪しはありません。
良し悪しではなく、特性と理解してどのように生きていくかを考えることが大切だと思います。
次の丙午の年は2026年です。
どの年に生まれても各人がもつ干支の特性を活かす生き方ができることが大切ですね。

次回は「５４番干支　丙辰」を解説します。
お楽しみに！