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六十干支②~(11)甲戌について~

六十干支②
~(11)甲戌について~

このシリーズでは六十干支ついて解説してきます。

今回のシリーズでは、五行ごとにまとめて解説していきます。

木性の陽・・・甲(こうぼく)の干支

干支番号11 甲戌(こうぼくのいぬ)

秋の樹木

甲~樹木
戌~山岳、秋(晩秋)

山に立つ樹木。
秋の樹木の弱さがある→これから来る冬の暖をとるための薪となる。
晩秋の寂しさ、孤独に耐えうる忍耐力がある

宿命に甲戌を持ちの方(主に日干支)
・人からサポートを受けやすい(周りが放っておかない、世話を焼きたがる)
・自分の役割が明確になった場合、自身の力を発揮しやすい
・立場を重んじる
・やや自主性が不足している
・自分の想いやこだわりが強い(なかなか本音を言えない、言わない)
・愛情深く、誰にでも優しく接する

宿命に甲戌を持ちの方(主に日干支)のありがたい五行(精神を整える五行)とは?
・晩秋の寒くなる山岳であるため、暖かくするための火性
・乾いた山の土に立つ樹木の為、水性
 ただし、季節が冬へ進むため多くの水性は不要

精神を整える五行を生き方に活かすには?
・自分の考えや想いを表現すること
・焦らず、のんびりとことをすすめていくこと
・「人は人、自分は自分」自分の持ち味を受けいれること
・自分のやるべきことに集中すること

甲戌が日干の方は、「申酉天冲殺」※日座天冲殺
日干支が甲戌の方は、申酉天冲殺です。
通常の申酉天冲殺の特徴は、
物事を周囲を巻き込み、勢いでどんどんすすめていきます。
詳しくはこちらへ

甲戌は特に特殊な天冲殺・・・日座天冲殺(甲戌、乙亥の2種類)
日座天冲殺は日干支自体が不自然融合状態です。
現実の結果がまとまりにくい傾向になりがちです。
これは、申酉天冲殺の特徴の一つですが、
物事をまとめたりすることが苦手です。
生家(生まれた家)との縁が薄く、実家から独立していくことで運気があがっていきます。
そのため、養子や他家の跡取り運といわれます。
平均的な生き方に窮屈さを感じる人が多く、「家族」に対する価値感も様々です。
「年の差婚」「国際結婚」や婚姻にこだわらない「事実婚」など、
自然に受けれることができます。
知的で冷静な人ですが、それが魅力として周囲に伝わりにくいです。
一見「薄情な人」に見られがちです。
しかし、本来は愛情深い人です。
「家族」への思いは人一倍強く、とくに兄弟・姉妹思いです。

日座天冲殺の方は、「完璧をもとめない」「不完全の中の良さを受け入れる」ことが重要です。
「結果を追わず、今を生きる」
今この時に集中して生きていく・・・その積み重ねが結果となります。

次回は「21番干支 甲申」を解説します。 
お楽しみ!

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