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かわいいカカポ

あなたはカカポという鳥を知っていますか?
知らない方に簡潔に説明をしますと、


初めましての人間にノリノリで求愛ダンスしながら近づいてくる可愛い奴です。

説明を聞いてわかる通りカカポ、死ぬほど警戒心がないです。

そんなお可愛いカカポのさらにお可愛いポイントとぶち当たってる危機について解説します。 

人懐っこい様子

カワイイ!大きなフォルム!

1つ目はこのビジュアル!
オウムとして最重量級の圧倒的貫禄。
ずんぐりむっくりしたとても野生の鳥とは思えない体型には彼の生息する環境が起因しています。
彼は天敵のいないニュージーランドに生息しており、先祖代々食っちゃ寝の生活を送ってきました。
そんな生活が祟ってこんなメタボリックな身体になってしまい更には飛べません。
飛べない翼は走行時の姿勢制御に使ったり、木から降りる時少しバサッとする微妙な役割を果たしています。
移動手段は妙なステップの走りしかありません。しかも速くない。
お可愛いね!

何か見上げてるカカポ

カワイイ!花の香り!

カカポは目が悪い代わりに嗅覚が優れているという特徴を持ちます。
その特徴を利用するためか、カカポは花の香りを身にまとっています。人によっては蜂蜜、エアフレッシュナーと形容されることも。
原理はよく分かりませんが、恐らく食性から来ているものだと思われます。
いい匂い!お可愛い!

カワイイ!まぬけな習性!

カカポは天敵のない環境に生息していたため、危機に晒された場面で悠長な行動を取ってしまいます。
それが


肩を竦みあげた格好でフリーズ

もはや足掻かないという斬新すぎる防衛行動(防衛できてない)を彼らはいたって大真面目にします。
それに加えて先述した通り警戒心にも欠けるため、生物として死ぬほど弱いです。
まぬけ!お可愛い!

めっちゃ丸いカカポ

絶滅寸前!こんなに可愛いのに…

カカポは現在、絶滅の危機に瀕しています。
もちろん野生として弱すぎるため自滅のような形で数を減らしたということもありますが、絶滅寸前の原因として大きく人間が関わっています。
ニュージーランドに人が渡り初め肉に困ったマオリ人は、狩りが容易でさらに大きいという最高に食糧に適したカカポを多く狩猟しました。
さらに、マオリ人が連れてきてしまった犬やネズミも天敵となりカカポを襲いました。
このように大きく数を減らしていったカカポはニュージーランドの多くの島で絶滅してしまい、カカポの種そのものが危うくなってしまいます。
1891年、辛うじて生き永らえていたカカポは幸いなことに人間の保護の対象になります。
しかし、まだ技術力のない人間は何度も失敗を犯します。
保護に努めてもどうしても他の生物に負けまくるカカポはもはや観測されなくなるほどさらに数を減らします。
そこからもさらに失敗を繰り返しますが2000年あたりからようやく努力が報われ、20匹くらい数を増やしました。
そこからはグラフに起こすと階段のように段階的に数を増やし、まだ絶滅危惧種なのは代わりないですが、暗黒期とは比にならないほどの繁栄を果たしています。
よかった!

こちらを見ているカカポ

終わり

いかがでしたでしょうか?カカポの可愛さは存分に伝わったでしょうか。
正直、書いてる途中で絶滅方向に話の舵を切ったのを後悔しました。Wikipediaをチラチラ見ながら記事書くのめんどくさかった。
そしてご存知でしょうか?カカポはなんとネットミーム(ネットで流行)になっています。
恐らく見たらわかると思うのですがこれです。

こいつです!カワイイ!

こいつがGoogle先生の声を借りて何か他のカカポ達に授業?グループディスカッション?を行うような動画、見たことありませんか?
ちなみにこの訳の分からない動きは誇張こそされているものの、実際のカカポもこのように踊ります。

ね?

カカポカワイイ!フォーエバー!終わり!

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