モルヌピラビル

あざらしは退院し、新薬モルヌピラビルによる治療をスタートしました。さらにステロイドも自宅で投薬します。

自宅での投薬

自宅での看病にあたり一つ問題なのは、あざらしがまだ完全に人馴れしていないということです。自らスリゴロすることはありますが、人から触られるのは好きではない。ましてや抱っこなども不可能です。
そのため、いつも投薬には苦戦します。ちゅーるに砕いたお薬を混ぜて直接口に塗り付けているのですが・・・いつもおびえた表情をみせるあざらしに心が痛みます。。

さて、ここからは時系列でお話していきます。

5/28
退院。ウエットフードを少し食べ、爪とぎし、前脚だけ毛繕い。(毛繕いは体力がいることなので毛繕いできるのは良いサインと先生から教えてもらいました) 呼吸は腹式呼吸で早めなのでちょっと辛そう。カラーもとれたのでリラックスしている様子。

5/29
朝の投薬は、ちゅーるに混ぜて手から食べたりスプーンから食べてくれた。夜ご飯も完食し、おしっこも問題なし。呼吸はまだ早めだが前日より辛くなさそう感じはあるかも。スリゴロもあり。夜の投薬は嫌がってタワーに逃げようと登ろうとして失敗・・・怪我がなくて良かった。

5/30
朝の投薬はちゅーると混ぜて直接口にぬりぬり。ごはんも完食しトイレも順調。スリゴロしたり鳴いたりそこそこ元気。

5/31
ケージに追いつめて投薬完了。食欲でてきて3食ほぼ完食。おトイレも順調。呼吸は少しだけゆっくりになってきたかも?あざらしちゃん頑張ってる!

6/1
追いつめて投薬完了。この日から姉が一週間程度海外へ。

6/2
この日はあざらしの💩のキレが悪く、朝5時に床にべたーっと💩のあとが付いているのを発見。早朝からお掃除しました(泣)投薬は順調。

6/3
夜中から容体が急変する。夜から食欲減退し、💩はゆるく3回嘔吐。呼吸も口が開き苦しそう。なんとか一晩持ってくれと思いながら様子を数時間おきに確認します。朝から病院に行くことに。

容体の急変

6/3の夜中から容体が悪くなり朝イチで病院へ。
恐らく薬で胃腸がやられてしまったのではとのこと。レントゲンと血液検査を実施します。血液検査では、グロブリンと白血球数が正常値に!!ですが、レントゲン上では胸水の量は変わらない。この1週間弱、食欲もあり順調だったので胸水も減っていると先生は予想していましたが、胸水の量は変化なく現状維持の状態です。

この日はそのまま入院となりましたが・・・
夜、スペインにいる姉のもとに病院から電話が。
「あざらしが危ないから病院に来てください」

この時私はいよいよ覚悟をして、家の神棚に飾ってあるペット用のお守りを握りしめ泣きながら病院に向かいました。

病院に到着します。
先生からは、呼吸がかなり苦しそうだったのでレントゲンをとると胸水がかなり溜まっていた。午前中のレントゲンは普通だったのにいきなり溜まった。胸水を抜く処置をして、一旦落ち着いている状態とのこと。
さらに抜いた胸水を顕微鏡で見てみると細菌感染を起こしている。今は状態が悪くとてもモルヌピラビルを投薬をできる状態ではないため、インターフェロンとステロイドと抗生剤の注射を打っている。このまま胸水が減らないようならドレーン処置も検討する、と話がありました。

胸水を抜いたことでなんとか落ち着いたため、胸をなでおろし一旦帰宅することに。病院は今夜24時間体制で見てくれるので、何かあればすぐに連絡をもらうことになりました。

この日の夜中も生きた心地がせず、何回か目覚めては携帯を確認して着信がないことに安堵し再び睡眠・・を繰り返していました。






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