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ドラマ「いちばんすきな花」を見て

昨年6月に男性の親友が亡くなりました。


新年早々暗い話で申し訳ありません。
昨年6月末に高校時代からの親友が亡くなりました。
知らせが届いたときは身内のみで葬儀が行われたとの事でした。

私には親友と呼べる男友達が2人いて、その中の1人が亡くなってしまった。

団体立ち上げの準備と、お金がないという理由で焼香にも行けてません。

私の結婚式にも出席した男友達、家に来ることもあったし、外で会うこともありました。
高校時代はしょっちゅう一緒に遊んだし、初日の出を見に行ったり、専門学校も隣の駅だったので、一緒に通学もしたし。
大人になると頻繁ではなくても5人グループで集まって飲み会をしてました。
何でも話せる友達だったし、面白くて一緒にいるとすごく楽しい人だったけど異性として見たことはなく、女友達と同じように話せた仲でした。

私が21歳で妊娠し、悪阻でずっと体調が悪く、入院までしたのですが、買い物先のスーパーで倒れてしまった事で買い物に1人で行くことが出来なくなってしまいました。
何回か食料品や日用品の買い物に同行してくれました。彼は同じ歳だし、地元なので誰かに見られるかもしれない。「誰かにバッタリ会ったら妊婦と買い物なんて恥ずかしくない?」と聞くと「ぜんぜーん、俺、気にならない人だから」と。

だから、私の黒歴史も醜態も知ってる。

何年か前、彼は妻から離婚を申し出され、離婚をしましたが、揉めた話は聞いていません。
ただ、離婚後は落ち込んでいたし寂しいらしく、お酒を飲みながら電話をしてくることが多くなりました。
その後、少しして心臓弁膜症に罹り、手術をすることになりました。
会社も人に譲り、治療に専念することになり、仕事も失いました。
ビビりで、手術が怖いと言っていたけれど、病状が悪化して手術となりました。その時も電話は頻繁にかかってきてました。
手術は成功し、驚異的な回復を遂げ、定期健診に通院する程度で、元気だと思っていました。

私が東京へ行くと連絡すると仲間に声をかけ、5人で飲み会をしました。
ずっと、これからも、お互いに言いたい事を言いながら楽しい時間を過ごすことが出来るのだと私は思い込んでました。

年の暮れを向かえる頃に、もう彼と一緒に過ごす時間がないことの実感がわいてきて、喪失感に襲われています。

早すぎるよ、入院した時、なんで電話してくれなかったの?
話したい事、いっぱいあるよ。これからも話したい事いっぱい起きるよ。
なんで居ないの?
男性の意見として聞かせてもらいたい事、いっぱいあるよ。

今の私を見たら彼はなんていうかな?

いい加減なところも沢山あったけど、私を尊重してくれていたよね。
優しかった思い出が次々思い出されるよ。
一緒に大人になっていったよね。

寂しいよ

今年は、東京に行く機会に、仲間とお線香を上げに行くよ。

一緒に月島でもんじゃをもう一度食べたかったな。

「男と女の友情は成立するか?」ドラマのテーマだったけど、相手によるよね。
でも、お互いに性的な対象として見ない異性との関係は、持っていない人より豊かだったと思ってます。
相手によるよね。
どんなに魅力的な人でも、性的な対象として見られると長くは続かないもの。難しいね。

寂しいよ。

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