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もしも学校の先生を主人公にしたドラマの脚本を私が書くとしたら

教師が主人公のドラマといえば、
ひと昔前の設定はヤンキー、任侠、金八といろいろあるが
大体が、生徒と紆余曲折ありながらも
分かり合い、最後は涙、涙で卒業を迎える。。
そんな熱血・感動ものが多い。
最近では、そこにミステリー要素を入れ、
教師と生徒との間に心理的駆け引きの強い
クセ強めのドラマも見られる。

でも、所詮はドラマ。
現場をよく知っている立場から見ると
ちゃんちゃらおかしい。
実際の教員は、もっと地味で、ぱっとしていない。
日々、淡々と授業を進め、
学校行事のノルマをこなし
こっそり内職しながら職員会議に参加している。
ドラマティックなことなど、そうそう起こらない。

私は、こんな学園ドラマを提案したい。
主人公は、30代独身女性教員。
やる気はあるが、出世欲はない。
仕事は一生続けたいが、
結婚・出産は絶対したい。
福利厚生のすべて使って
育休も最大3年間は取るつもり。
採用前、非常勤講師時代に
教諭と講師の待遇の違いに愕然とし、
意地で受けた採用試験で
3度目に合格。
新採用のときは、1年間、
くたびれた定年後のおじいさん先生に研修をうけたが
ほぼ役立っていない。
学年では、50代の主任と20代の新規採用者との3人で
毎日、明日の授業についてあれこれ話すが、
たいてい、今どうでもいい話が多く、時間ばかりが過ぎる。
夜8時過ぎまではひたすら丸付け。
その後、一人二人と
教科書や指導書の入った重い鞄を背負って
うつむき加減で職員室を出ていく。
そんな地味な毎日。
夏休みは、研修と称して
自己満足型の熱血教師が
がんばって作った資料を見ながら
暑苦しくしゃべり続ける。そして、
誰も意見を言わない(というか内容がない)
研修会がただ続く。
時々来る、教育委員会の面々。
指導力より出世欲のみで
ここまで這い上がってきた目立ちたがりばかり。
現場のことが、ぜんっぜん分かってない面々が
指導主事という肩書を盾に、アドバイスにし来る。
ほぼ大名行列のように
「はは~。」と、職員玄関でひれ伏してお迎えする。

あまりにドラマティックでない日常。
でも、そういう学園ドラマもあっていいと
思いませんか。

まあ一般にはついてこれないかもしれないが
疲れ切った学校関係者には、
うけると思うんだけどなあ。
どうでしょう?


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