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超獣戦隊ライブマン、第21話「豪よ聞け!母の声を…」

「人間に戻りたい…。」……本当の豪の想い。

⬆️
そして恒例のあらすじ📖
今回もこちらの管理人さんのブログをご参照下さい🙇

「お母さんは君を誇りに思い、君だけが生き甲斐だったんだ。帰るんだ!お母さんの所へ!
「君の体は元に戻ったじゃないか!豪!」
「君の体は人間に戻れるんだ。ボルトの果てしない競争なんか辞めて、人間の世界へ戻るんだ!」by.天宮勇介

豪の本当の優しさを知っているからこその勇介の言葉。レッドファルコンに変身せずに伝える本気の言葉が視聴者の胸を強烈に打つ。

私の感想が先走ってしまったが、今話は実に内容が濃い。
ケンプ・マゼンダ・アシュラによって作られた、オブラーから生まれた頭脳獣、オブラーヅノー。
本物のDr.オブラーと姿が瓜二つな為、ライブマン達は積極的に攻め込む事ができなく、ライブマン達は苦戦を強いられる。
勇介は上記の言葉をDr.オブラーへかけた事で、闘っている相手が本物のDr.オブラーだと確信し、一緒に崖から落ち、気を失っているDr.オブラーの元へ母親を届けようと試みる。そして、その母親とのやりとりの中で神セリフが生まれる。

「生まれてこのかた一度も味わった事がない本当の親の愛で包んであげてください。」by.天宮勇介

母親の期待に応えようと必死に勉強だけを頑張ってきた豪。自我を捨て、擦りきれようとしている気持ちと体の中でも、豪は母親への期待に応えようと走り続けてきた。

期待は時に、プレッシャーとなり子供を襲う。
その反発は他の方角へ向かい、時に道を誤る人もいる。
豪の母は変わり果てた豪に「許して母さんが悪かった。もう誰とも競争なんかしなくても良い、天才なんかならなくて良いのよ!一番になれなんて言わないから…。」と言葉を伝える。
母の中では豪の伸ばす所が「勉強」だと思っていた。だから、叱咤し彼の頑張り屋な長所を伸ばしてあげようとした。……ただ、想いは別な形で伝わり、豪はボルトへ。そして、Dr.オブラーへ姿を変えていった。
実際、どんな方法をとれば正しい方向へ子を導く事ができるかは、私自身も分からない。
ただ言えるのは、豪に足りなかった物は「愛」だったという事である。
結果的に、母の涙と愛で豪は元の姿へ戻る。
親が真っ直ぐな愛を教えてくれたら、その子供もきっと誰かに真っ直ぐな愛を伝えられる。

飾った言葉ではない「愛情」。

伝えたい人を思い浮かべながら、今話を観ていただきたいと思う。

話しは反れるが、今話は幹部達のビアスへの必死のアピール合戦がみられ、ケンプのスプリットカッターが珍しく拝める回となっている。
また、Dr.オブラーとオブラーヅノーの違いについても考えながら観ていただければ……とも思います。

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