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お花係の少年たち

中学2年生の元気な少年3人が神妙な顔で花瓶に花を活けています。やんちゃな少年たちです。クラスで係を決めたとき彼らは「お花係」という係を新たにつくり、自ら係になりました。自分たちは花係じゃなくて「お花係」だと強調します。「ふざけているのかな?」と思いましたが、仕事に対する情熱は半端ではありません。教卓に飾られる花の水は毎日欠かさず取り換えています。また、「だれでもいいから家に咲いてる花があったら持ってきて!僕たちが世話するから」と声をかけています。道端に咲いている花を摘んでくることだってあります。

彼らがどうして「お花係」になったのか本当の理由はわかりませんが、たとえ冗談で係になったのだとしても彼らのお陰で教室に花が絶えなくなったのは嬉しいことです。「お花係」の熱心さに影響されたのか他の係も仕事にはすごく熱心です。「お花係」は思わぬ波及効果を生みました。

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