「冬と春」

back numberの新曲、「冬と春」が昨日、大阪のラジオ局で初OAされた。

僕はback numberの大ファンで、もうかれこれ10年近く応援している。来月にはファンクラブツアーも観に行くし、この曲はきっとそのライブでもやってくれるはず。そんな期待の中、聴いた昨日の初オンエア。

結論から言うと、とてつもなく素晴らしい曲だった。ザ・back numberという感じ。back number=失恋ソングというイメージを持ってる人が多いと思うけれど、今までの楽曲より更に切なく苦しいものだった。

back numberの失恋ソングの魅力は勿論、歌詞に共感したって人も多いと思うけど、僕はそれだけじゃないと思う。back numberの魅力は自分が体験したことがなくても、その歌詞の主人公の痛みが自分のことのように感じられるからだと思う。

今回、特に心に刺さった言葉がある。
それは、「ばかり」だ。

サビにその言葉は出てくる。

「嗚呼 枯れたはずの枝に残った雪
咲いて見えたのは あなたも同じだと ばかり」

この「ばかり」に続く言葉はきっと「同じだとばかり思っていた。」とかだろう。

「同じだとばかり思っていた。」

このフレーズからどんなことが読み取れるだろう。僕には、自分だけが勝手に勘違いして、舞い上がって、恥ずかしい。という主人公の心が現れている気がした。恥ずかしいというのは赤面するような恥ずかしいじゃなくて、もっと後に引きずるような、記憶に残り続けるような類の恥ずかしい。

ここまで色々と頭の中で思い描いていたものが、ただの妄想で、自分だけが喜んでいたのかなという気持ち。

このたった3文字の「ばかり」から、色んなことが読み取れる気がした。

来月生で聴いたとき、何を感じるのか。
今から楽しみで仕方ない。

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