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リチカで初めて「全社オンライン決起会」を行なってみた〜運営側のリアルな裏話〜

2021年10月、株式会社リチカは第8期目を迎えました。これにあわせ、全社メンバーが参加する初の決起会「RICHKA DIGITAL FES(以下、リチフェス)」を開催しました。

今回のリチフェスは新型コロナウイルス感染懸念があることや、以前より東京以外で業務を行なうメンバーも多いことから、zoomを使用した「完全オンライン」にて実施。今回のnoteでは、このリチフェスの準備から当日の開催に至るまでの裏側をご紹介します。

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準備について

リチカがここまで大規模な全社ミーティングを、完全オンラインで行なうのは初めてでした。

そのため、コンセプト決めや体制構築に時間を要してしまい、本格的に準備にとりかかれたのは3週間ほど前から。限られた時間の中での運営準備となってしまったのです。

最初に行なったのは決起会のコンセプト策定。代表の松尾やピープルエクスペリエンス(PX)室のメンバーがディスカッションを重ね、「Mission&Cultureの一貫した浸透」「7期振り返りと、8期戦略の理解」「チームビルディングとメンバー同士の交流」という三点に定まりました。

また、ゴールとして終わった後にメンバーに抱いていてほしい感情や、KPIを定めるなどして運営サイドの認識あわせを実施。

さらに、開催にあたっての重要なポイントとして「エモみ100%」「楽しむ、ただ目的は忘れない」などが言語化され、これらをもとに決起会当日のコンテンツが検討されました。

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なお、運営チームは下記のような体制で進行。みなさん有志でお集まりいただきました。

・全体ディレクション:1~2名
・クリエイティブデザイン:2名
・諸準備・配送:4~5名
・当日司会:2名
・オンライン配信:2名

決起会について

決起会当日の構成は以下の通り。代表の松尾とPX室のメンバーの進行のもと、13:00〜19:00にかけて行なわれました。

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①チームビルディング研修
zoomのブレイクアウトルームを活用してメンバーの交流を促進するオンライン研修。今回はインバイトジャパン様のサービスを活用させてもらいました。

②戦略共有/Mission&Culture
代表松尾さんから今後の戦略・ミッション&カルチャーを共有。

③RICHKA Award FY2021下期
リチカのバリューズに即した、模範的な働き方をしたメンバーを表彰するアワード。

④リチカフェスデジタル飲み会
飲み会中には、メンバーの新しい才能を発見することを目的に立候補制のライトニングトーク大会を実施。

工夫して行なったこと

配信ギミックにこだわって盛り上げを演出

リチカはかつて映像制作会社だったことから、社内にカメラやミキサー、モニターなどの機材が一通り整っています。

今回はその機材一式をフル活用し、自社メンバーのみで配信を実施しました(ちなみに、今回のために追加投資したものは「乾電池1個」だったとのこと笑)。

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配信チームは本番の10日ほど前にキックオフ、1週間前にリハーサルを実施。リハーサルでは、台本に沿ってどのタイミングで誰が出てきて、どのコンテンツが始まるのか……などをざっと確認します。

配信を通じて、最も工夫したのはそのクオリティです。単なるzoom会議のような体裁ではなく、イベント感・お祭り感を演出するようさまざまな工夫がされました。

その一つが「Slackコメントの自動連携」です。

Slackのスレッドにコメントが書き込まれると、そのコメントが配信されている画面に自動で流れるような仕組みを構築。

これによって、まるでニコニコ動画のような見栄えを実現することができます。Googleの拡張機能を用いて実装することができますので、詳しくはこちらをご覧ください。

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さらに当日は、適宜BGMを入れたり、下図のような蓋絵(待ち時間に表示しておくための静止画)を用意したりするなどのギミックを仕込み、本格的な配信イベント感を演出。

また配信チームのスタッフが積極的に笑い声(いわゆる「ガヤ」)を入れ込んで盛り上げるなど、細かな工夫を施しました。

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クリエイティブで一体感を醸成し、雰囲気を作る

決起会では、メンバーに設定してもらうzoom背景や、配信時のスライド画像を作成しました。

zoom背景は、戦略などを聞くとき用の通常時のものと、飲み会の乾杯時に設定してもらう用の2種類を用意。

社員や業務委託、インターンなどの雇用形態を問わずリチカの仲間であるという一体感を感じていただくため、決起会の参加者全員に配布しました。

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また、アワードやライトニングトーク大会の配信時には、あえてトンマナを大きく変えたスライドを制作して表示。

オフラインのイベントでいうところの照明の切り替えのような感じで、雰囲気や気持ちを切り替えていただけるように工夫しました。

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なお、ライトニングトーク大会では、「恋愛リアリティーショーのススメ」や「Amazonのすごさ」、「私がリチカに入ってやってきたこと」、「化粧品はマーケティングだ」など幅広いテーマでのプレゼンが展開されました。

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(ライトニングトーク大会でのプレゼン資料抜粋)

メンバー共通の「贈り物」にこだわる

オンラインでも同じ会場にいるかのような一体感を演出できるよう、メンバー全員に同じ飲食物をお送りしました。

サッポロさんが提供している「フォトビー」というサービスを活用し、リチカオリジナルラベルのついたビールを作成。成人しているメンバーに送付しました。

またそのビールを送る際にも、決起会用にリチカのロゴが入った段ボールを制作して配送。運営メンバーで手分けをしながら配送作業を行ないました。

見た目にこだわったオリジナルラベルになっていることで、一体感を出せただけでなく、メンバーがSNSに投稿してくれる材料になったという効果もありました。

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さらに、オンライン飲み会専用フードボックス「nonpi foodbox」も活用させていただきました。

「nonpi foodbox」では、個人によってメニューを選べるようになるため、飲み会時には「どのメニューにした?」などの話題から会話をスタートさせるきっかけにもなりました。

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現物が間に合わなくても諦めない

準備期間が短かったため、アワードで使用するトロフィーは当日に間に合わせることができませんでした。

ですが、トロフィーのイメージ画像を3DCGソフト「Blender」を使って作成。当日紹介することで期待感を高めました。

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開催時の反応

終了後のアンケートでは、5段階評価の満足度で4.7以上を記録。初回ということもあってバタバタとしてしまった部分も多々ありますが、メンバーからは概ねご好評いただけたようでした。

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まとめ

リモートワークが長期化する中で、会社のメンバーが同じミッションのもと日々励んでいることを実感する機会はそう多くはありません。

そんな中で、完全オンラインであっても全社ミーティング・交流会を実施できたことには意義があったと言えるのではないかと感じています。

またオフラインのイベントに比べて、オンラインミーティングでは会場の熱気が共有できず、一体感が演出しづらいと思われがちです。

ですが、たとえオンラインであっても、共通のコンセプトのもとで細かな工夫や仕掛けを入れられれば、熱気を生み出すことができるのではないでしょうか。

今回の記事が、オンラインでの全社イベントを開かれる方の参考になれば嬉しく思います! 

参考にさせていただいた他社様事例

また今回のリチフェス開催にあたり、下記の他社様の事例を参考にさせていただきました。

こちらの皆様のノウハウがなければ、弊社の決起会は開催できていなかったと思っています。ぜひあわせてご覧ください!

・株式会社うるる様

・株式会社グッドパッチ様

株式会社ラクスル様


リチカでは仲間を募集しています

ご興味を持たれた方はぜひこちらの資料をご覧ください。

採用ページURL:https://richka.co.jp/recruit/

また、リチカのミートアップイベント「リチカトーク」を今後実施していきます。少しでも興味をお持ちの方は、お気軽にご参加ください。

イベントページ:https://richka.connpass.com/


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