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「人に喜んでもらうこと」

 今日はある人にプレゼントを渡すために買い物に行ってきた。ネットでは無くて百貨店で「これかな」「あれかな」「これ候補だな」とか実物を手に取りながら、ああでもないこうでも無いと思いを巡らすのはなかなか楽しく、そして久しぶりに味わう気持ちであった。

 しかし考えてみれば我々が普段やっている「仕事」だって、基本は「人に喜んでもらうため」にやっているはずだ。そしてそのお礼としてのお金を受け取っているはずなのだが、どこからか「上司のため」とか「仕事仲間のため」とか、何故か方向が内向きになってしまって変な事になってしまう場合も少なくないような感じがしている。

 ちなみに今読んでいるマーケティングの本によると「商品をちゃんとお客さんが満足できる方向に持っていく」事、そして「カスタマードリブン(顧客の要求こそがその製品やサービスを作る上で最優先される感じ)に方向を修正して行くこと」もまたマーケティングの仕事の一部なんだそう。そこをちゃんと踏まえて僕も「どういうライブをやったらお客さんが喜ぶのか」「そのためには何が必要なのか」と言うロジックで物事を考えて行かれたら良いなあ、なんて今更ながら思っている。

 なんでも日本は戦後の復興から最近に至るまで、市場にある程度政府が介入していたお陰で、完全な自由市場とは言えず、結果的に「マーケティング」と言う発想が産まれにくかったのだそうだ。だが音楽界を見てみるとそこは意外にそうでもない。昨日「どのバンドも実はけっこう曲はどれも似ている」(自分たちの反省を踏まえて)みたいな話題になったが、それってちゃんとブランドイメージを守るために「そのチームのイメージとかけ離れた曲を極力発表しない」ようにしているのだろうと思う。そう考えるとそれって立派なマーケティングだ。僕自身は遅まきながらこちらの面も強化して今後も頑張って行きたいな、なんて思っているんである。

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