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父のトランクから広がる世界


なぜか幼い頃から

《外国と言えばヨーロッパ》

というイメージを持っていた。


何故だろう。


答えはヨーロッパ出張から帰ってきた父の

トランクだった。


まだわたしが小学生の頃、

父はよくヨーロッパへ出張に行っていた。

幼心にも寂しさがあり

帰ってきた父に会う度、

とびきり嬉しかった。


そして、そんな嬉しい気持ちを

さらに膨らませてくれたのが

父のトランクから出てくるお土産だった。


海の向こうの子どもたちは

こんなおもちゃで遊んでいるのか。

こんなお菓子を食べているのか。

わたしも行ってみたい。


そう思うようになった。

父のトランクからわたしの世界は

広がったのだ。


そうやって夢は大きくなり

2年前、世界一周出発した。

そして、今

世界二周目をしているわたし。


憧れの地ヨーロッパは

イメージ通りの世界で

夢にまで見た景色が広がっていた。


バルセロナのサグラダファミリア

ポルトの魔女の宅急便の世界

パリのヴェルサイユ宮殿

ロンドンのハリーポッターの世界


まるで夢の国に来たような1ヶ月だった。

そして、明日

わたしはヨーロッパを発つ。

楽しかったヨーロッパを離れ

次は中米へ。


まだ踏み入れたことのない中米に

想いを馳せ、眠りにつく。


旅を楽しみ、今を生きる。




Ricky.


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