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大波が苦手だった

先週末は機械の仕事で名古屋に行っていた。
週末の千葉は、そこそこサイズのある波があったようだ。

僕は今日(火)、休みをもらって海へ行った。
期待したようなサイズの波はなくて、コシハラ程度の波だった。それでも楽しくリフレッシュできる。自然相手なのだから贅沢を言っても意味がない。
小波には小波の楽しさがあるんだし。

昔は小波が得意だったじゃないか。

サーフィンを始めて今年で23年になる。
その内の15年は浜松。8年は千葉で暮らしている。

千葉に来て解った事だけど、浜松の波は難しい波が多かった。
小さくても大きくても速い波が多かったし、フェイスの広い波にはなかなか出会わなかった。
そういう環境でサーフィンを覚えたから、大きいターンよりも素早く波を抜けるためのテクニックが身に付いた。
そういう技術は大概、小波で役に立つ。

話は変わるが、浜松時代の僕はバセドウ病を患っていた。
バセドウ病は簡単に説明すると、甲状腺が暴走して代謝が異常に良くなる病気だ。病気に気づく前の当時の僕は1日5食でようやく体重をキープしていた。
自覚症状らしいものはほぼ無かったし、毎日サーフィンできるくらい元気だったので、なかなか病気の存在に気がつかなかった。
だけど徐々に痩せてくる。体脂肪率も下がってくる。

そうすると大きい波に巻かれた時に体が浮きにくく感じるようになってくる。とにかく巻かれる時間が長い。
そういう経験を何度も繰り返していると、大きい波=恐怖の感情が芽生えてくる。平気だったはずのサイズでも「巻かれたら苦しいぞ。」と思うようになった。
ストレートに言うと、大きい波が苦手になった。
その代わり波が手頃なサイズであれば、嬉々として波に乗った。

そういう訳で小波が得意になった。

今は甲状腺の手術をしたので、人並みに脂肪がある。
大きい波もまた好きになった。

やっぱりサーフィンは楽しい。


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