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四国いいとこ

四国に行っていた。今回は愛媛の端の方の町へ行った。もちろん遊びではなく機械の仕事で。ここ数年は年に3,4回、四国に行く機会がある。

道具や部品を積んで車で移動する。その道程の9割以上が高速道路だ。ゆっくりと移動する事を好む人からすれば味気無く思われるかもしれないが、高速から見える景色だけでも結構楽しめる。

四国へは淡路島を通って行くか瀬戸大橋を渡るのだが、今回は岡山で一泊したので瀬戸大橋経由で行った。僕が瀬戸大橋を通る時は大体いつも風が強いが、今回は珍しく風がなかった。眼下に見える瀬戸内海も穏やかで、凪いだ水面に沢山の船が見えた。ポツポツと点在する島にある小さなビーチ付近は透明な海水を通して海底が見える。遠くに見える船や近くの島を観察していると、あっという間に坂出に着く。坂出の景色は工業的。それはそれで、港湾の雰囲気が感じられて良い。

千葉を出る時には、桜の開花が遅れていることをメディアが伝えていたが、四国に入ると菜の花や桜がしっかりと咲いていた。
四国は水の綺麗な川が多い。高速のフェンスの切れ目から時折見えるような小さな川でも気持ちいい位の透明度だ。

ポコポコと一筆書で書いたような山がいくつもある。そんな山の中腹やてっぺんにお寺のような屋根が見える。もしかしたらお遍路さんが行く88ヵ所の内のどれかなのかも。と思う。


愛媛での2日目の朝はよく晴れていた。ホテルの窓から見える港町。町の背後の山はミカン畑。前に来たときはミカンが沢山成っていたけど、もうミカンの季節は終わっている。手入れの行き届いたミカン畑が清々しい。

来る時に見たお寺を思い出して、いつか88ヵ所巡りをするのもいいな、と思う。その時は正統派に拘らず自転車で行こう。1日に80キロ程度を目安に移動して、雨の日はホテルで洗濯と読書。晴れたら移動して…。無理に88ヵ所行く必要は無いし、自分の決めたルートで自由に回ろう。何日くらいかかるかな?

そんな悠長な旅ができる日が来るだろうか。

仕事に行き、地元の人と話す。
愛媛の言葉は岡山、広島辺りの言葉と似ているけど、どこか少し柔らかい。人柄もゆったりしている気がする。
とはいえ、機械の仕事は時間の制限があるのでハードワーク。工場の操業に合わせないといけないので、一生懸命頑張る。

そうして愛媛に3日間いた。
今回の愛媛もよかった。













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