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surfola f530のワイヤレスを加工する

surfola f530というアクションカメラを持っている。
これは安い中国製のカメラながらワイヤレスマイクが標準装備の優れもので、その点を評価して購入する人が多いみたい。

僕はというと、サーフィンもするしバイクも乗るしで、

妻「ゴープロあれば面白いもの撮れるんじゃない?」
僕「要らないよ。高いし無くしたら嫌だもん。」
という会話の後、奥さんが買い与えてくれた。
…ゴープロは買って貰えないのだ…!

取り敢えずバイクに付けて走ってみたところ、音が上手に録れない。バイクとの相性もあるのか、本体でもワイヤレスでもゴニョゴニョとノイズが入ってダメ。ちなみに自分の声じゃなくて排気音や環境音が録れれば良いと思っている。

自分用に撮った映像に、わざわざBGMをあてるのはナルシストっぽくて嫌なので、撮って出しで聴いていられる音を収録したい。
ちょっと調べると単一指向性マイクが良いんだって?
ということでOLYMPUSの安いマイクを買ってみた。で、本体のマイクロUSBに3.5mmピン用の変換ケーブルをつないで試したけど❌。どうも配線が違うようで。

しかもこれだと変換ケーブルを作り直して上手くいったとしてもカメラに給電しながら走る事ができなくなる。それはつまりバッテリー残量を気にして、カメラの電源を入れたり切ったりしながら走ることになるので危ない。

そうなるとカメラ本体のマイクロUSBポートはカメラの給電に使い、ワイヤレスの方を単一指向性マイク仕様にするしかないな。
ということで、僕も機械屋の端くれなので試しに加工してみた。

ワイヤレス本体の蓋は爪で留まっている。
基盤は小さいネジ一つ。


中はほぼバッテリー。
赤黒のねじねじ線がマイクにつながっている。


マイクを切断。右が新マイク。

この状態でプラスマイナスを確認。赤をピンの先端、黒をグランド(-)側にあてると音が録れる。


新しい線をはんだ付け。

新しい線はOLYMPUSのマイクに付属していた延長ケーブルを使用。テスターで確認したところ、ややこしい事にコイツは赤がグランド側。間違えないようにハンダ付け。モタモタしていると熱で他の部品にダメージを与えそうなので手早く付ける。線が細いのでやりにくいが適当で大丈夫そう。

色々戻して完成
線を引っ張っても抜けないようにする

ワイヤレスのケースは狭いので、色んな加工は難しい。本当はピンジャックを直付けにできれば強度も確保できると思うけど。

ひとまず音は録れるので、今度バイクで試してみよう。


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