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「たびづくりスクール」とは

リディラバが地域でツアーを催行する理由

リディラバは、「社会の無関心の打破」を実現するために、社会課題の現場を訪れるスタディツアーを企画・運営しています。これまでに1万人以上を送客してきました。

もちろん、東京だけではなく、地域を現場としたスタディツアーも実施しています。


その結果、私たちが意図しなかった関わりが生まれてきました。

ツアーで訪れた地に移住者する方、住民のプロジェクトへの参加する方、ふるさと納税など特産品を購入する方、観光大使のように地域をアピールしてくれる方。自ら地域でイベントを開く方。

社会の無関心を打破するためのスタディツアーが、地域への段階的な関わり方を提供してきたと言えます。

そんな中、全国的に生まれてきた「関係人口」という概念。

とても広い概念ですが、私たちはその入り口となる関係性をデザインしてきた先駆者として、地域住民向けに「たびづくりスクール」を開講しています。


なぜ、スクールなのか

(兵庫県香美町でのスクールの様子)

当初、私たちは地域に潜り込み、自分たちの出会った地域住民のみなさんと地域課題を深堀し、スタディツアーを企画してきました。

一方で、地域にとってより良い状態になるためには、自治体との事業はどうあるべきなのか。事業を通して、地域が人がどう変容していくべきなのか。東京のソーシャルベンチャーとしてどうやって地域へ貢献することが我々の理念に近づくのかを考えました。

その答えのひとつが「たびづくりスクール」です。


地域住民の主体性や自信を育むきっかけに

(福島県南相馬市でのスクール生プレゼンの様子)

スクールは、住民が「今よりもっと地域に関われる」関わりしろです。

住民が企画者となり、弊社がこれまで1万人以上を送客してきたスタディツアーの企画ノウハウを習得する。その過程で、自分が主体的になれるテーマを見つける。ツアープランを立てるだけでなく、実際にツアーを催行する。

スクール後も、自分なりにテーマや問題意識をもって町に関われる素地を生むことが大切です。


計画だけでなく、実現するプロジェクト

(長野県伊那市でのリディラバ スクール講師(左)とスクール生(右)相談の様子)

スクールでは、地域課題や自分の願いとツアーをつなぐノウハウを学べます。

ですが、ツアーの実現には、論理的な思考や組み立てだけでなく、地域内における合意形成が必要です。

そのためには、行政、地域団体、移住者、スクール生同士など、様々なステークホルダーとの粘り強い交渉や、時には突破力を求められます。

スクール生に伴走し、モチベーションの維持や、企画した内容が実現するためのサポートをする体制が必要です。

スクール生にとって、ツアー実現の経験は大きな資産となり、地域の「人」に残る。スキル・経験・自信・人脈・タイミング。このすべてが地域に溶け込み、次につながる。

計画で終わることに比べ、実現する過程で得られるものはとても大きいと言えます。


住民の力で町をより良くするために

(長野県信濃町でのツアーの様子)

スクール生が「企画書づくり」「WEBページづくり」「ツアー催行」を経験することで、町への関わりを持ち、地域内のつながりを生み出す。そのコミュニティがツアー参加者の受け皿となり、地域を超えた関係性を紡ぎだす。

一方で、地域内ではツアーに向けた調整が必要であり、ツアーとしては企画の質が集客に直結する。集客も1つのハードルと言えるでしょう。

この実行を伴うプロジェクトは、地域内の資産だけで、完成させることは容易ではありません。だからこそ、リディラバが地域で提供できるものがあると言えます。

リディラバは地域と協働することで、地域の方が叶えたいことを見つけたり、叶えられる環境を一緒に作っていきます。

そのために、現在も様々な地域でたびづくりスクールを開講しています。

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