人の評価など人がしてはいけない

結局のところ、人のことなどさっぱりわからない。わかったとしてもそれは一面的なところである。

私たち人間はどれだけ知識をつけようと知恵を駆使しようと、人を騙すことはできても完全に理解することなど不可能だ。


だったら、付き合う人は選びましょうなんて偉そうなことは言えない気がする。たしかにその理論もわかる。付き合う人は選んで自分の環境を整えたほうがいいのかもしれない。成功したいなら。

ただ、それによって切り捨ててきた人々は、私に何を与えてくれたのか感謝する、振り返る必要があるんじゃないか。そのように思う。一見マイナスしか与えないような人でも、捉え方によってはプラスになり得る。


時間は限られている。でもだからこそ一人ひとり、先入観を消して向き合う必要があるんではないか。私も最近までは人付き合いは選ぶものだと思っていた。

でも選べない。分からない。人のことなんて分からない。どこに出会いが転がっているか、その人からどう出会いがつながっていくか。全く予想できない。


だったら、抗えない運命に身を任せ、一人ひとりと真摯に向き合っていくことに私は決めた。