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わたしは、ここにいる。

おはようございます、Rieです。

1966年のフランス映画「ANNA アンナ」を鑑賞してきました。映画館で往年の名作を観る時間は至福の時です。

作詞、作曲はセルジュ・ゲンスブール。この映画で60sのフレンチミュージックに開眼してしまいました。

監督ピエール・コラルニックの家に3か月居候して生み出されたという楽曲たち。一度聴いたら耳から離れない複雑なリズム!役者のセリフ回しがそのまま歌詞へ組み込まれています。

♪反感と好感、知らないのに忘れられない、冷めていく情熱……

これだけでストーリーが伝わりませんか?(伝わらなかったらごめんなさい。)歌詞ともいえるセリフを、ジャン=クロード・ブリアリ扮する超モテ男セルジュが、音楽にのせてつぶやく。ミュージカルに分類されているけど、もっと深くてまるで抒情詩。恋煩いっぷりが伝わってくる。

一方、恋のお相手アンナを演じるのはアンナ・カリーナ。茶目っ気たっぷり、自由奔放に振る舞う。ポップでキュート。でも彼女の魅力はそれより何より、時折見せる物憂げな表情。ぐっと惹かれてしまう。

「私はいつもひとりぼっち」

太陽の真下、と海辺でくるくる歌い踊ったかと思えば、これまた歌詞のようなセリフでつぶやく。

と、まあ、とにかく心奪われっぱなしの90分でした。ヒューマントラストシネマ渋谷で上映中です。


最後までお読みいただきありがとうございました。



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