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生きるように働けたなら

こんばんはrieです。

働くって何なんだろう。

これからは「個」の時代。名刺から会社名を消したら私は何者なんだろう。いずれ会社の看板を下ろす日が来るのなら、その日を待っていないで早めに下ろして勝負したい。お金は老後のために貯めるもの?それってあまりに悲しい。今も同じくらい大事。もし好きなことがそのまま収入につながるのなら、生きるように働けたなら体力ある限り、使って稼ぐという理想的な経済活動が営める。

前職の会社員時代そんなことばかり考えるようになりました。行動力はあるから色んな講座に通ったりセミナーに参加したり。でも会社を辞めたい想いと同時に自分の中でこれで起業するという明確なものがない焦りでがんじがらめに。かれこれ7,8年くらい悶々としていたでしょうか。でも人生は短い。モヤモヤしている時間がもったいない。辞める時を決めてしまおう。そうだ平成の終わりとともに会社を去ろう。

「日本仕事百貨」の存在を知ったのはこれまでにない求人サイト、ということで運営者であるナカムラケンタさんの特集記事を読んだことがきっかけです。会社勤めを卒業したかったから求人サイトを見る必要はなかったけど、生きるように働くというコンセプトが私の理想に近く、見ているだけで面白い。

そこで『生きるように働く』オンライン編集部の募集がありました。条件は運営者であるナカムラケンタさんの著書『生きるように働く』を購入し、感想と写真をSNSに投稿するというもの。これが本を購入したきっかけです。何かの突破口になるかもしれない。

本にはナカムラさんが日本仕事百貨を立ち上げたきっかけや、実際に生きるように働く人たちに取材した模様が記されている。ナカムラさんが会社員を辞め独立した経緯に深く共感し、その後の苦労を本を読むことで疑似体験。そしてあとがきで背中を押された。今、自分がどうしたいのか。あまり未来のことを考えてばかりいても仕方ない。

当てがあるわけでもなく、明確にやりたいことがあるわけでもないのに12年勤務した会社に退職を申し出た。今年の2月のこと。根拠のない自信とタイミングとしかいいようがない。予定通り平成の終わり4月末までの出社、有給消化で5月末退職の運びとなった。

さて、今後どうしようか。独立したくて辞めるのだから正社員は違うな、でも現実、都心で一人暮らす自分を養わなければならない。定期収入を確保しながら何ができるか模索していきたい。会社は副業が絶対的に認められなかったのも退職の理由。

日本仕事百貨は何気なくチェックしていた。そこで興味深い環境での求人を目にする。会社に退職の意思を申し出た直後、3月のこと。雇用形態は契約社員。ちょうどいい。給与はもちろん下がるが私は独立を目指しているのだから。ただ入社日が退職のタイミングと合わない。あきらめるべきか。でも気になって仕方がない。ダメもとで応募。すぐに返信いただいたが入社日は絶対とのこと。ここで引き下がってはいけない。「お話しだけでも」と問い合わせたところ、選考とは関係なくざっくばらんにお話ししましょうと快く応じてくれた。

そこからはトントン拍子。会社に合わせるのではなく、独立の意思があること自分ができることを伝え、受け入れてもらえた。合格、不合格ではなく私さえよければ一緒に働きましょうと言っていただき募集とは別の案件でご縁をいただいた。4月のこと。7月から全く新しい環境で契約社員として働くことになる。

会社を退職してから仕事につながりそうな色々なご縁に恵まれている。手放すと入ってくるものって必ずある。今はまだ点だけど線と化す予感がしている。毎日noteも自分の自信につなげるために始めた。読まれなくても求められなくてもトライ&エラーを繰り返しながら、やめるつもりはない。生まれて初めて主体的に生きている実感があるし、自己肯定感が増すと周りの人にも優しくなれる。

「働いているときも、そうでないときも、自分の時間を生きていたい。」

働き方を模索している人、オンオフ、ワークライフバランスにしっくりこない人にヒントが得られる一冊です。

オンライン編集部には参加できていないのですが、いつかナカムラケンタさんに直接お礼を申し上げたいと思っています。


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