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3/8 食を通して季節を伝える

朝夕としての活動の主軸は「食を通して季節を伝える」です。

町で生活していると1年中安定して同じ食材が手に入ります。それ自体はとてもありがたいことと思いますが、季節感が分かりにくくなっているなとも思います。
外国に住んでよかったことの一つは、日本人の四季の移ろいを細やかに感じとり、大切に思う考え方がとても好き。ということに気付けたことです。

お店をやっていた時には毎週農家さんの畑へ野菜を取りにいき、その野菜をメインで使わせていただいていました。時期によっては同じ野菜が重なったり、端境期には野菜の種類がぐんと減ります。同じ野菜でも気候によって味や大きさもどんどん変化していきます。そんな野菜の個性や儚さに魅了されていました。

旬とは野菜にとって一番成熟している時期。
美味しさだけでなく、栄養分も最も高い状態であるとされています。そして旬の素材は私たちの身体が必要としているものを与えてくれます。
例えば春は冬の間に溜まった脂肪や毒素を排出するために苦味(山菜や新芽類)を摂ることで、新陳代謝を促すと言われています。
味、栄養、香り、色、形、さまざまな方向から人を癒してくれる植物ってなんてありがたい存在なのだろうとあらためて思います。

食を通して季節を伝える=
まずは私自身が季節にひたり、学び、みなさんにシェアするような感覚でいます。
朝夕の料理が、ご参加いただく方の心身の栄養に少しでもなれたら嬉しく思います。


ネコヤナギも新芽と花が食べられるそう(驚!)

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