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洗濯研究家の片付け術:片付けが苦手な人が整理したいときは「全出し」がおすすめ

こんにちは。洗濯研究家で4児のママの平島利恵です。
私、洗濯を生業としているくらい洗濯は得意ですが、実は片づけが大の苦手なんです。

苦手は苦手なのですが、4児のママともなると家族にも「お母さん、これどこ?」「あれがない!」と聞かれる毎日であり、ひとつのものを探すのに30分以上かかる時も…。

私は日々、「タイパ(タイムパフォーマンス)が大切だ」と言っているのですが、その割に探し物をしている時間がとても長く、それこそがもっとも無駄な時間なのでは?!と、ある時片づけのスイッチが入りました。
2024年、今年こそすっきりと生活をしたいけど、片付けが苦手な人に向けて私なりに編み出した片付け術をお伝えします。

怖ろしいほど散らかった部屋…

片づけが苦手な人でも片付けることができ、物のありかが一目瞭然でわかる方法は、以下の3ステップです。

ステップ1:片づけたい場所にあるものを全部出す

片付けたいスペースにあるものについて、何も考えずにとりあえず置いてあるもの・しまってあるものを全部出してください。

ここで大事なのは「何も考えない」ということです。「これ懐かしいな」「あっ!これ探してた!」など色々思うところもありますが、「手を止めずに全部出す」のがポイント。

もうひとつポイントなのが、「片付けたいスペース」の範囲です。
たとえばキッチンを片付けたい場合、キッチンにあるモノを一気にすべて出すと、たちまち疲れてしまいます。
「今日はキッチンの食器棚の引き出し部分だけ片付けよう」と、片付けるスペースの範囲はなるべく小さい範囲から指定してみましょう。

目安としては「片づけると決めた範囲のものを全部出す所要時間が約1時間程度になるスペース」です。
(1時間の目安がわからない場合、迷う場合は、とりあえずやってみることが大事なので、まずは場所を決めてやってみることです。)

対象スペースにあるモノを全部出したら、一旦休憩を入れましょう。5分から10分ほどの休憩で後々のご自身のパフォーマンスが変わってきますので、休憩はきちんと取ってくださいね。
この休憩時間のためにご自身のお気に入りのスイーツや飲み物をあらかじめ準備しておくとよいでしょう。

ステップ2:要るものと要らないものに分ける

ステップ1ですべて出したものを、要るもの/要らないものに分ける、つまり、「残すもの」と「残さないもの」に分けます。

残すものの目安として、
1軍は「普段使っているもの」
2軍は「たまに使うことがあるもの」
3軍は「シーズンやイベントになったら使うもの」、「思い出として残しておきたいもの」、「保管しておかなければならないもの(例えば年末調整で必要な領収書など)」

そして、上記以外のものは「使わないもの」・・・つまり、要らないものです。

さらに、要らないものは・・
「メルカリなどで売れるもの」
②「寄付するもの・譲るもの」
③「ゴミとして捨てる」

上記の3つに分けられます。

私は、ゴミだと思ったらすぐに捨てる性格なので自分の部屋に「売れるものや譲るもの」はあったとしても「ゴミとしてすてるもの」はひとつもないと思っていましたが、大間違いでした。
この他の場所も整理をしたときに毎回ゴミとして捨てるものがありましたので、ゴミはないはずと思っていても、「ゴミとして捨てるもの」が必ず出てくるはずです。

ステップ3:しまう

残すものがきまったので、あとは「しまう」だけですが、ここにもポイントがあります。

ステップ2で残すものは1軍・2軍・3軍と分けられたかと思います。
かく言う私もそうだったのですが、片づけられない人の特徴は、普段、収納するときに1軍・2軍・3軍のモノ(服)が混在している傾向にあります。

例えば、冬の時期なのに半袖と長袖のTシャツが混ざっていたり、上の服と下の服が同じケースに入っていたり。

「今、手にしたいモノ」のありかがはっきりとしていないので、片づけたとしてもまた同じような状態に戻ってしまうことになりがちです。

ここでおすすめの方法は「1軍はより手にしやすい場所に置く」ことです。
1軍のモノのありかを一番手に取りやすい場所に置くことで、「ありかがわかりやすくなる」。逆に3軍は棚の一番下や上など、取りにくい場所に置く。この場所の優先順位を決めてしまうだけで、スペースの使い勝手がまるで変わります。

以上が私が実践した3つのステップです。
この3ステップは新しい収納ケースを購入する必要もなく、いますぐ始められる方法です。
片付ける前に「この収納があったら便利だな」と思いがちですが、大事なことはこの3ステップを実践する前に収納ケースを買わないことです。

ステップ2の「要るものと要らないものに分けたとき」に、収納スペースが思ったより広くなり、ステップ3の「しまう」で1軍~3軍といままでと違った場所に置いたときにはじめて必要な収納ケースが何かわかります。

以前はこの部屋に入るのが億劫でしたがまるで違う部屋に様変わり

片づけが苦手な人でもきっとできる整理方法なので、よかったらぜひトライしてみてください。

こちらの動画が、私自信がトライしてみた服部屋…もとい納戸の大掃除の様子です。

【大掃除】とりあえず全部出したら、キレイになりました|ズボラ家事術

この3ステップで大掃除をしてみたのでぜひ御覧になってください。
ちなみに、これ以降、この部屋はずっとこのままで使いやすくなりましたし、家族に「〇〇はどこ?」と聞かれなくなりました。
日々のプチストレスが解消され、タイパはずっとよくなりました。

私自身はこの「全出しの片付け術」にはまって、自宅のすべての箇所を片付けたくなり、2024年も鋭意継続中です。
驚くべきことに、片付けていないすべての引き出しは恐ろしく、いろんなものが混在してすごく取り出しにくい状態でした。

片付けが苦手な人に向けて、一生片付く部屋にするための片付け術を、実践と研究を重ねながらお伝えしていきます。もちろん、本業の洗濯術も引き続きがんばります。ぜひ、お楽しみになさってください。






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