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海外の音楽活動・映像制作編

音楽プロダクションの大事な要素、映像。様々な映像クリエイターとのコラボも、音楽プロデューサーの個性と同様、十人十色。それぞれのカラーや作品性だけでなく、制作の進め方も違う。更には、撮影時と編集後の印象が全く変わるのも映像の醍醐味。最近では自分で映像編集も始め、小節やビートに合わせて場面が切り替わらないとどうしても気になってしまう。それだけ、音楽を聴くのと映像を観る感覚は、どんどん近づいてきているのかもしれない。

SIGN (未発表曲)

DIYで自分でロケハンから絵コンテ、スタイリング、編集までやって作ったビデオ。撮影は、カメラマンとして活躍している美大の元同級生に依頼し、アシスタント&ヘアメイクの4人でロンドンのハックニーとカフェ・ロワイヤルでゲリラ撮影。自分の中で構想ができていたので、すごくスムーズに進んだ。良い機材とカメラマンの職人技のおかげで、ミニマルなチームを最大限に生かすことができた。

Business Trips

シンガポールに住んでいた当時、現地の美大、Lasalleの学生との共同制作をする機会があった。同大学の卒業制作の映像発表会を観に行き、そのクオリティーの高さに感激し、卒業生のPangolin Filmsにミュージックビデオを依頼したところ、在校生にも協力していただき、キャンパスの大きなスタジオ、小道具など細部にこだわり、セットやライティングを一から作ってもらった。学生なのにプロのテレビ局よりも丁寧で徹底した仕事ぶりに、心から感激。

St.Martin 

イギリスの3人兄弟の映像制作チームMann Brothersと2人のダンサーと撮影し一本目のビデオを制作したものの、楽曲自体をアレンジし直すことになり、ビデオも新しく作り直した。2度目の映像は日本のチーム、Keyaki worksに制作していただいた(前回の記事でも紹介)。弾丸でロンドンと東京を行き来し、理想以上の映像を作っていただき、現地の音楽メディアからも好評なレビューをいただいた。日本人の仕事ぶり、才能、センスや技術は世界に誇れるぐらい素晴らしい。音楽を通してそんな日本のクリエイター達の海外との架け橋になることも、目標の一つ。

Redbull Sessions

レッドブルのサイトの、ライブセッションシリーズ。倉庫風スタジオに音響とカメラがセッティングしてあり、生ライブで何テイクか撮った。この曲を生演奏するのは初めてだったので緊張したが、これをきっかけにパフォーマンスの自信もついた。映像はこちらから。

ドキュメンタリー

オランダで活躍されるの映像作家、Yuki Oguraさんに、イギリスの生活のドキュメンタリーを撮っていただき、嬉しいことに作品はHague Film festivalで優秀ドキュメンタリー賞を受賞。この時期ならではの活動の様子を切り取ってもらえて、貴重な撮影になった。海外で活躍する日本人クリエイターとは、苦労話あるあるを共有しつつ、いつも感化されている。

Rié Life in the UK part 1〜3





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