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これから大規模なゲームイベントはどうなる!? E3 2023の中止などについて語る

ゲームファンが毎年注目しているE3ですが、今年も中止となる事が決まりました。

E3とは毎年6月に米国・ロサンゼルスで行われる世界最大級のゲーム関連イベントで、今年は2019年以来4年振りに大規模な会場を用いたオフラインでのイベント開催も発表されるなど各方面から期待されていました。
しかしここ最近はPSシリーズを展開しているSIEが撤退、XBOXシリーズを展開しているマイクロソフトも会場での出展を縮小し、さらには任天堂も今回から参加を見合わせるなど主要ゲームメーカーの離脱が進んでいました。
その結果、E3を開催するのに必要な規模の出展企業が確保できず、やむなく中止という判断が下されてしまったみたいです。

E3が中止になった理由は元々このゲームイベントは商談会からスタートしたので他のゲーム関連イベントよりもビジネス面での性質が強く、開催するには主要ゲームメーカーからの協力を得るのが必要不可欠だった事、さらにはゲームのデジタルシフトが進むに連れて新作ゲームの発表や情報公開もネットや配信などといったオンライン中心へ移行して行った事も大きいと思われます。
オンラインでの情報公開は頻繁に情報の更新も行われやすく、特に新型コロナウイルスの感染が拡大した2020年以降はその流れがさらに加速致しました。
E3も2021年はオンラインで開催されましたが、それでも最近はゲームメーカーが一同に集まる大型イベントよりも各ゲームメーカーが独自で行っているイベントの方が注目されたり効果が出やすくなったという変化も見られ、それもE3の開催可否に影響を与えてしまったのでしょう。
なおE3の主催者は今後開催の在り方も含めE3についての再評価を行うみたいです。

そうなると気がかりなのが毎年9月に千葉・幕張で開催されている東京ゲームショウ(TGS)ですが、こちらは元々商談会からスタートしたE3とは異なりビジネス面としての性質はそれほど強くは無く、また国内では数多くの新作ゲームを展示・体験できる貴重なイベントでもあり出展企業からの信頼も手厚い事などから、少なくとも現状ではE3みたいな事にはならないと思います。
ですが、オンラインの普及による影響を受けているのはTGSも同様と思われ、コロナウイルスの感染が拡大する前は右型上がりに入場者数の増加が続いていましたが、こちらも今後は変化が見られるかもしれません。

ちなみに去年は感染対策に伴い入場券の販売制限が行われていたので、最終的な入場者数は新型コロナウイルスの感染拡大前だった2019年の約半分まで落ち込みましたが、4年振りに会場の幕張メッセがフルで使用される今年は果たして何処まで盛り返す事ができるのか…?
新作ゲームの発表や情報公開だけで無く、こちらの方もちょっと気になる所ですね。

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