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チャネリングって、実は誰もがやっている。

「チャネリング」と言うと、怪しく感じる方も多いかもしれません。
目に見えない高次の存在と対話する……。
スピリチュアルな世界では当たり前のことですが、一般的には非現実的、非科学的でおかしなこと、と取られることもあるでしょうね。

でも、私は「チャネリング」は高次存在との対話だけに限らない、もっと日常的なものだと考えています。

例えば、目の前の人の外見、雰囲気、話していることに集中すること。
例えば、過去の出来事を思い出していること。
例えば、未来の様子を思い浮かべていること。
こういったことも、実はチャネリングなんです。

つまり「意識」が何にチャンネルを合わせているかがポイントなんですね。
そして、人によってはそのチャンネルの中に、「物理的には存在していない高次存在」もあるんです。


さて、その「高次存在」は実在するのか?
これは、過去に私が抱いた疑問ですし、生徒さんからもたまに聞かれることです。

「実在するか」を答える前に、「高次存在」の定義を決めておきたいと思います。

私は「自分よりも次元が高い観点を持つ存在」としています。

例えば、私のメンターはコロナ禍がやってくる何年も前から、オンライン化、リモートワーク化の流れが来ることを予測し、準備をするように薦めてくれていました。

その際、メンターは「世の中を見ていれば、近い未来、普通にそうでしょ?」と言っていました。でも、当時の私は「普通に?? そう??」という感じで、何がどうしてそうなのか、ちっともわかりませんでした。
ただただ、メンターと自分とでは、見えている次元が全然違うことを実感しただけだったんです。

つまり、メンターは私から見て「高次元の観点」を持つ「高次存在」ということになります。

ということで、高次存在は、スピリチュアルな存在に限らず、身近にいる誰かということもあり得るわけです。

さて、「高次存在」は実在するのか、という疑問に戻りましょう。

自分よりも高い次元でものごとをとらえる人も「高次存在」に入りますから、その意味では、高次存在は物理的に実在すると言えます。

では、物理的な実体のないスピリチュアルな存在はどうでしょうか。

実在=物理的な存在 とするなら「実在」はしない、ということになります。

「実在しないものとの対話なんて、妄想じゃないの?」
これもまた、私が以前、考えたことです。

でも、認知心理学などを学ぶ中で知りました。
私たちのほとんど全員が、知らず知らず、日常的に「実在しない妄想」と対話しているんですよ!

というのも、私たちは、自分の経験や記憶のフィルターを通して、世界を見ているからなんです。

例えば、私には夫がいます。(物理実体がありますよ!)
でも、私が「こういう人だ」と信じている夫は、あくまで私の中で作り上げられた夫。
つまり、妄想(幻想)であって、夫をまるっとそのまま認識できているわけではないんですよね。

夫だけではありません。
好きな人には好意的な解釈を上乗せしているでしょうし、苦手な人はより悪い解釈を加えていることもあるだろうと思います。
なにせ、私たちは「あるがまますべて」をまるっとそのまま認識できませんのでね。

妄想と対話する。
……これだけ聞くと、何だか危なそうな表現ですが、実は日常の中でそうとは気づかずにやっているのが私たち。

ですから、チャネリング先の高次存在が実在するのかどうか、自分の中で作り上げたものかどうかは、思うほど重要ではないと思うようになりました。

そして、今重視しているのは、

・何のためにチャネリングするのかを自覚すること
・チャネリングで受け取った情報をどう扱うのか

この2点です。

今は情報過多の時代。意識のチャンネルをあっという間に違うところに持って行かれてしまうことも増えてきました。
(さっきも、所属コミュニティの配信動画を見ようとYouTubeを開いたら、右横に気になる動画がたくさん並んでいて、そっちに引っ張られてしまうところでした〜〜)

だからこそ、自分の意識がどこにチャネリングしているかを自覚し、意図的にチャンネルを合わせ、維持し、受け取った情報を健全に扱う術を身につけることが大切だと感じています。

チャネリングを通して自分の意識と向き合うことは、日常生活のあらゆる場面で応用できます。
相手の気持ちを汲み取ったり、直感を大切にしたり、状況を俯瞰して判断したりすることは、すべてチャネリングの応用と言えるでしょう。

自分の意識と向き合うことで、きっと人生はもっと豊かになります。
少なくとも私はそう実感している……という話でした!


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