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占い師、年末の雑感〜自分の輪郭は他者によって描かれる。〜

今年も残りあとわずか。こんな年末ギリギリになっても、仕事が納まらないのは、占い師あるあるですよね。年末年始が大変忙しい。それが占い師。

11月に受注した2024年新年鑑定。本日でやっと受注分、お届けできました。1月前半は少し時間があるので、また少し追加分をお受けしようかなと、申込フォームを開きました。1月中旬ごろお届け予定のため、約2週間分がもったいないですが、やっぱり2024年の運勢が気になる!という方は、ぜひご利用ください。
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さて、この時期は何かと自分を見つめ直す機会が多いなあ、なんて思います。私は占い師で、人をよく見ているから、自分のこともちゃんと見てわかっているんでしょうと思われがち・言われがちですが、けっこう、そんなことはなくてですね…
40歳を超えた今でも、戸惑うことやわからないこと、初めて知ること、人に指摘されないとわからないことなどなど、山ほどあって、自分を知っていくためには、他者の存在が必要不可欠なのだなあと心の底から思っています。

完璧な人、素晴らしい才能を持ち活躍している人、優秀でなんでもできる人は、はたから見ると、悩みなんてなく、生まれたそのままですでに完璧なように見えますが、実際は沼のような努力をしていたりして、人より抜きん出る人というのは、それだけのことをしているのだと、当たり前っちゃー当たり前のことを思います。
そして、占い師として、そんなふうに第一線でご活躍されている方を占わせていただくと、やはり他の方と同じように自分のことはなんだかわからなくて、その人が知っているその人は、沼のような努力をしてなんとかあがいていここにいる人物なので、外の評価に自分が追いついていないような気がしていたり、自分のどこがすごいんだろうと本気で思っていたりして、意外とご自身の良さには気づいていないことが多い印象です。そんな時は、占い師として腕の見せ所で、なぜあなたが素晴らしいのか粛々と説明するのですが、納得したり腑に落ちたりして、お顔がパーっと明るくなるのを見ると、占い師としてお役に立てたことをとても嬉しく思います。

やっぱり人は人によって気付かされ、他者によって自分の輪郭を明確にするものです。来年もたくさんの人と関わり、支えられ、鮮やかに自分の輪郭を描いていきたい。そんなことを思う年の瀬です。

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