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占星術初学者を脱出できるかどうか最大のポイントはサインとアスペクトの違いを理解すること

ホロスコープを読めるようになるために、絶対に押さえておきたいサインとアスペクト。中でも、サインとアスペクトの影響の違いを明確に理解しているかどうかは超重要です。占星術の勉強はたくさんしたけれど、いつまでたっても箇条書きのような読み方しかできない…とお悩みの場合、ほとんどの方がサインとアスペクトの影響の違いを理解していません。占星術初学者を脱出できるかどうかは、このサインとアスペクトの違いを十分理解できるかどうかにかかっています。

サインは、その人が持って生まれたキャラクター・性質につよく影響を及ぼします。例えば、りんごは赤くて甘いですが、りんごの持つ「赤い」とか「甘い」という、りんごに生まれたからにはそうなってしまうよね、という生まれながらの特徴が、サインの影響が及ぶ範囲となります。「赤いのが嫌だ!」とか「青が良かった…」「え!私、赤いなんて知らなかった!」と、いくらりんごが思っても、変わることはできません。サインが表すのは、そういった、生涯変わることのない、その人の魂のカラーのようなものです。

一方アスペクトは、人生の経験に強く影響を及ぼします。赤くて甘いりんごは、一体どんな風に吹かれるのか。虫が寄ってくるかもしれないし、鳥につままれることもあるのかも。お日様に思う存分当たれるのか、葉っぱに囲まれて目立たずひっそり暮らすことになるのか。そんな、日々起こること、恵まれることや叶わず悔しい思いをすることなど、人生の苦楽がアスペクトには現れます。

あなたの性質は、赤くて甘いです。
お日様に当たる回数は人よりも少なめです。

これだと箇条書きのような鑑定にしかなりませんので、この2つの占断を統合し、その人のとりうる可能性や工夫すべき点までを考えられるようになると、占星術初学者はそろそろ卒業、と言えるでしょう。

例えばこんな感じです。

あなたは本来、赤くて甘いんだけど、このままいくとお日様に当たる回数が足りなくて、思う存分赤くなれないかもしれません。ですので、日の当たる回数が増えるように、隣の葉っぱに「少しずれて」と声をかけていってくださいね。

このような感じで一歩踏み込んで、「どうすればいいのか」を伝えられるようになってみてください。このアドバイスの部分のバリエーションや深みがそのままプロとしての実力になります。

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