惨敗ってこういうこと?天王山でホークスにスイープされる。わたしたちのファイターズ は、弱いのか。だとしても、明日は必ずやってくるから。


75試合目 2019 6/30 F×H 3対4

人間の真価は、土壇場で試されるといいます。大事な試合の大事な場面。ここをしのげば、ここを打ち取れれば、ここをアウトにできれば。あるいは、ここで1点とれさえすれば、ここで勝ち越せれば、ここでホームに帰れれば!

ギリギリの緊張、ギリギリの心の模様の中で、どんなプレーができるのか。本日のファイターズ 。1年ぶりの先発抜擢、浦野博司、初回は攻めまくり見事な立ち上がり。ファイターズ は先制。その直後の2回に捕まってしまう。ここんとこ先発投手はみんなこのパターン。力んでしまうのか。連敗するときってそんなものなのか。

負けたくない=打たれたくない。と守りに入った間際からリズムは崩れて、打たれてしまうんだよね。

しかしながら本日は、わたしたちの白い鳥が、紅のユニフォームに身を包みマウンドに舞い降りた。どんだけ失敗しても「僕は中継ぎがやりたい!」「先発を望んだことは一度もない」「毎日でも投げたい」と先発転向したはずの6月になってもテレビのインタビューでハキハキと答えていた、金子弌大。

これがわたしたちのちーちゃんよ! というピッチングを披露し、流れをファイターズ に呼び込んだ。1対2から3対2に逆転。ついに見たかったちーちゃんが見られたと天にも舞い上がる気持ち。

しかし回はまだ6回。1点差ではいつなんどき何が起こるかわからない。7回は宮西様がしのいでくれた。7回裏、チャンスに無得点。嫌な感じがする〜〜。

8回表、B.ロッド登板。先頭バッターは明石。今日は、一度も出塁させていない。この3試合、明らかに札幌ドームの妖精と化しているこの男、「絶対に塁に出してはダメ〜〜!!」とテレビの前から声を掛ける間もなく、打たれてしまった・・悔やんでも悔やみきれない。この気持ち…。そしてランナー2.3塁でバッテリーミス。後ろに短く転がったボールを慌てて見失い、突っ込んできたデスパイネをアウトにできなかった。清水優心、握ろうとしたボールを空振りし慌てすぎだった。多分二回にパスボールしてたから余計だったのだろう。

逆転の場面は、ツーアウト2、3塁。ロドリゲスは、計算どおりに前進守備のショートにゴロを打たせた。しかし、ショートの石井一成は、ファンブル。逆転される…。

絶対にミスしてはいけない。そう思えば思うほどミスしてしまう。それがイップスの症状なんだって。本に書いてありました。イップスは送球だけでない。捕球も他の動作にもあるそうです。一成の状態は、なんかそれに近い感じがして心配です。

それでも、めげずに攻撃する8回裏、ツーアウト2塁、1塁、二塁ランナーは中島卓也。一塁は清水優心。代打田中賢介の場面で、サードへ盗塁をしかける。卓也はセーフ。しかし優心がついていけず塁間に挟まれてしまう。本塁突入の中島タッチアウト…。これも優心のサインミスなのかわからないけど。判断ミス。

土壇場の状況で、わたしたちのファイターズ は、ことごとく失敗し、ミスを積み重ねた。ホークスにもミスはあり、だから8回までは勝ってもいたんだけれど。結局ファイターズ は負けた。天王山だったはずの首位との戦いに、惨敗。

肝心のところで力が出せないのは、その力がないってことなんだ。そう認めるしかない。そしてならば、この惨敗をどう受け止めるかで、ここから先のファイターズ の道は、定まっていくことになる。

どうしても優勝したいと歯を食いしばっているのは、栗山監督だけなのか?

ファイターズ のベンチは、ピンチでもチャンスでも、みんなどっかぼんやりと見ているだけだった。でもさ9回裏のホークスのベンチを見たかい? 連勝中の10個も貯金のある首位のチームが、全員前に出て身を乗り出し勝利の瞬間を見つめていた。これじゃあ負けて当り前と思ったよ。

えもやんに「ファイターズ は一つになっている」と言われたのは、1ヶ月も前のことじゃない。負けが込んできて、故障とか色々あって、みんな考えることがあるんだろうけど。

バラバラになってしまった、わたしたちのファイターズ を。また同じ道に戻せるのは、一体何なんだろう。

まとまらずに終わる。





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