読書録「ヒッキーヒッキーシェイク」

昔、電車の中で開高健のエッセイを読んでいて、名前表記を間違われる件について、「開口健様と書いてきたのがあって、これには閉口した」というところで爆笑してしまい、車内の顰蹙を買った。
先日、ヒッキーヒッキーシェイクの文庫版361ページで同じく爆笑してしまい、車内の冷視を浴びた。
これはひとことでは言えないネタなので、興味持った人は最初から読んでください☺️

写真右の、幻冬社刊の単行本カバー。このタッチに見覚えある人は多いでしょう。あの、リボルバーのジャケットを描いたベーシスト、クラウス・フォアマンに著者自らが依頼したのだそう。主人公の1人もベーシストという設定。
文庫化がハヤカワになり表紙が変わったけれど(そこに至る著者の忸怩たる思いはTwitterで読んだ)、後押しをした早川書房の名編集者、塩澤さんの帯だもの、こちらの価値も、十二分☺️

(2019.6.9)

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