見出し画像

気になる爪のトラブルを減らすためにできること5選

「夏よりも冬は爪の伸びるスピードが遅いんです。」お客様にもよくお話しますが、これからの時期は爪の成長スピードがゆっくりになる方が多いです。

そうなると爪のトラブルはなるべく避けたいですよね。乾燥の季節は肌だけでなく爪先までしっかりと意識を届かせましょう。

そんな爪まで気にできないという方も、簡単にできることもあるのでぜひ読んでいただけたらと思います。

専門的な言葉はなるべく使わないように伝わりやすく書きたいと思います。

まず、爪は骨ではなく皮膚が角化した(硬くなった)ものというのはみなさんご存知ですね。皮膚のことはこれまでnoteを読んでくださっている方はわかっていただけると思います。

爪は皮膚とは違って、硬いことで役割を果たすので必要最低限の水分と油分しか含んでいません。爪がないと物を摘むということもできません。

意外に重要な爪を守るポイントを見ていきましょう。


①丁寧に扱う

爪を道具のように扱ってしまうことありませんか?ダンボールを開けたり、ガムテープを剥がしたり、やってしまいがちです…。キーボードを打つときも爪が当たらないように長さ形を整えることが大切です。

爪先を丁寧に扱うことで、衝撃による二枚爪や爪の欠けを防ぐことが出来るのと、上品な手元を演出できます。

画像3


②シスチンを意識した食事

肌も髪ももちろん爪もたんぱく質でできているので、食事をしっかり摂ることも健康な爪が生まれてくることへ繋がります。

爪の硬さは非必須アミノ酸のシスチンの量で決まります。爪が柔らかかったり、薄かったりすることが気になる方はシスチンを含むもの(卵、豚肉、玄米、大豆、マカダミアナッツなど)を意識して食事に取り入れると良いかもしれません。

手の爪の生え変わりは個人差や季節も関係してきますが4ヶ月〜半年と言われています。食事は習慣にして長いスパンで継続していきましょう。


③爪先まで保湿

爪自体はよく言われるように死んだ細胞なので、保湿をしても基本的にその爪が丈夫になることはありません。

しかし爪周りの皮膚を保湿することはこれから生えてくる爪のためにとても重要です。ハンドクリームは手だけでなく爪先まで、ネイルオイルがあると更に良いです。

手を洗ったあとなど爪周りは水分が残りやすい場所です。水分が残ってしまうとそれが蒸発する時に肌の水分も連れていかれて乾燥の原因にもなってしまします。

爪周りの皮膚は特に繊細なので、乾燥や刺激によってささくれも出来やすくなってしまうのでこまめな保湿を心掛けましょう。


④ジェルネイルでカバー

爪が薄かったり、欠けやすい場合は物理的にジェルネイルで厚みを出して保護することもできます。

セルフジェルネイルをされている方も多いと思いますが、注意してほしいのはジェルオフするとき。

無理やりジェルを剥がそうとすると、爪の一番上の層が一緒に持っていかれて二枚爪の原因にもなってしまします。

爪の保護のためにジェルネイルをしているのに、逆に爪が薄くなってしまったら悲しいですよね。丁寧にジェルオフしていきましょう。


⑤ネイルサロンでケア

なかなか難しいのは爪周りのお手入れ。ネイルサロンだとキューティクルケアや甘皮のケアと言いますね。

甘皮は不要な角質とも思われがちですが、爪の根本を支え、水分が蒸発するのを防いでくれる働きがあります。そもそも甘皮は皮膚なので取り除くことはできません。私達ネイリストがケアしているのは甘皮から派生したルースキューティクルです。

ケアのし過ぎも乾燥に繋がりますし、甘皮周りはとても繊細なので、ケアはプロに任せるのを個人的にはおすすめします。


よく聞く爪悩み


・爪が薄い

爪の薄さは大きく分けるとふたつに分けられます。

ひとつは生まれつきの場合、爪が作られる爪母という部分の厚みによって爪の厚さが左右されるので、この部分を変えるのは難しいです。対処としては、適切なラウンド型にカットして衝撃を受けにくくすること、マニキュアやジェルでコーティングすることでカバー出来る部分もあると思います。

もうひとつは、ネイリストの技術不足の場合。ジェルネイルをする時に必要以上に爪を削ってしまう、ジェルオフの時に無理やり剥がしてしまうことが考えられます。ジェルネイルのせいで爪が薄くなるのではなく、あくまで技術の問題かと…そっとサロンを変えましょう。

上の②であげた食事を意識してみるのも良いかもしれません。

画像1


・二枚爪

爪は三層からできていて一番上の層が剥がれてしまうことを二枚爪と言います。二枚爪の状態だと、マニキュアやジェルネイルの持ちが悪かったり、見た目もボソボソした感じになりますね。

③のようにしっかり保湿することと、①の丁寧に扱うことも改善のポイントだと思います。食事に偏りがある方は②も合わせて習慣にしていきましょう。


・ささくれ

爪周りの皮膚はとても繊細なので、乾燥や刺激でささくれになってしまうことがあります。引っかかるし痛いしストレスに感じることも…

女性も男性も関係なく手全体の美しさが左右されるポイントです。

③のように日々保湿することと、定期的にネイルサロンで⑤ケアだけしてもらうのもおすすめです。


爪先の癒やし

鏡がなくても常に目に入るパーツが爪ですね。爪に好きなカラーを塗っていると仕事中や少し疲れた時に爪をチラッと見るとなんだか気分が上がりませんか?

色を塗っていなくてもサロンに行かなくても保湿を続けることで品のある手元を演出できます。

この冬はトラブルを引き起こしにくい生活習慣で、ストレスのない爪先を作っていきましょう。


画像2


肌悩み解決のきっかけになれたら嬉しいです😊