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Apex Legends Seazon5 キャラ性能と編成考察

お久しぶりです。Right/Poohです。
普段はShadowverseをプレイしているものです。

最近、私はApex Legends(以下、Apex)というFPSゲームにはまっています。
説明不要だと思いますが、ApexはEAが発売したバトルロワイアルゲームで、3人を一単位とした20チーム、合計60人のプレイヤーがマップに降り立ち、最後の1チームになるまで相手と戦い続けるゲームです。スキンやバトルパスを購入する場合は課金が必要になりますが、基本プレイは無料です。課金しなくても十分遊ぶことができます。ただ、とても無料とは思えない程クオリティの高いゲームで、現在人気急上昇中のゲームとなっております。

FortniteやPUBGといった、他のバトルロワイアルゲームと一線を画す要素……それは、各プレイヤーが「レジェンド」と呼ばれるキャラクターを一人選んで戦う、ということです。
キャラクターの重複はなし。それぞれのキャラクターは固有の能力を持っており、それを使いこなすことで戦闘を有利に進めたり、不利な戦況を覆したりすることができます。

今回はどんなキャラの編成がランクマ環境で刺さるのかを考察してみようと思います。
詳しくは後述しますが、今期はキャラごとのパワーバランスの均衡がとれており、どのキャラにもランクマでピック出来るぐらいの性能があると考えています。逆に言えば、キャラピックの幅が増えたせいで環境がとても複雑化しており、一度言語化して頭を整理したいと思い、今回の記事の執筆に至りました。

「今期の編成は何がいいか分からない」「新しいキャラを使ってみたいけどどれを使おうか迷っている」「あのキャラに有利なキャラを使いたいけど何がいいのか」と悩んでいる方は、是非ご一読ください。

最初に断っておきますが、この記事はあくまで自分の頭を整理するために書いておりますので、乱文乱筆になっております。ご容赦ください。
また、私は爪痕ダブハンを持ってるエイム猛者でも、マスター・プレデター常連のガチ勢でもありません。ただのエンジョイ勢です。Seazon4から本格的にApexを初めて、現在はプラチナ4の下限にいます。2000ハンマーもジブラルタル、レイス、ブラッドハウンドの3人だけしか持っていません。KD比もようやく1に戻ったぐらいの凡人です。
ただ、Seazon5になってからは毎日欠かさずプレイしており、環境の変化に対する理解は人並みにあるつもりです。自分が今環境を遊んでいて、肌で感じたことを率直な言葉でまとめていこうと思います。

まずは、各キャラのTierランキング及び性能の特徴を記述して、その次にキャラ編成を考察していこうと思います。初心者の方のことも考えて、各キャラの戦い方も少し紹介します。
今回の記事を書くにあたって、使用率などを調べる時は下記のサイトを参考にしました。
https://apex.tracker.gg/apex/insights

①Season5前期のキャラクターTierランキング

まず初めに、結論から書きます。
自分の考えているキャラクターのTierはこちらになります。

Tier1 レイス、コースティック、レヴナント、ジブラルタル
Tier2 ブラッドハウンド、パスファインダー、ライフライン、クリプト、ワットソン
Tier3 バンガロール、オクタン、ミラージュ、ローバ

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このTierは①パーティへの貢献度、②生存能力の高さ、③ランクマでの遭遇率等を考慮してつけました。
このTier表は、「とりあえずTier1のキャラを使えば勝てるよ」ということを言いたいのではありません。元も子もない話にはなりますが、正直エイムさえあればどんなキャラでも戦うことはできますし、使いたいキャラを練習するのが一番です。
ただし、今回の記事では編成を考察するにあたって、「このキャラがパーティにいたら有難いな」という順でつけてみました。

前シーズンでは、レイス、パスファインダー、ジブラルタル(時々ワットソン)の編成でほとんど固定されており、この三人はTierGODとも呼ぶべき存在でした。しかし、この3人には弱体化が入り、他のキャラにも大幅な強化が加わったことで環境が変化しました。

②各キャラの特徴

ここからは、キャラの特徴に触れつつ、何故前述のような評価になったのかを説明したいと思いますが、それにあたり各キャラの得意なポジション取りを、
・SMGやSGを持って近距離戦闘を仕掛ける前衛
・ARなどを持って高所から別の射線を通して味方を支援する中衛
・SR等で敵を後ろから叩く後衛
の3つに分けて紹介しています。また、キャラの持つアビリティの役割を
・敵の位置を探る索敵
・突撃する際に味方を支援する突撃支援
・味方の移動を支える移動補助
・味方のアイテム収集を助ける物資支援
・敵から通っている射線を強制的に遮断する射線カット
・建物を要塞化して、防衛する室内防衛
の6つに分けています。
以下、戦術アビリティを「アビリティ」、パッシブアビリティを「パッシブ」、アルティメットアビリティを「ウルト」と表記します。

Tier1キャラ

・レイス
得意なレンジ:前衛
役割:移動補助
キャラの特徴を一言で:万能なチームの司令塔
「知ってた」という声が虚空から沢山聞こえてきました。Apexの顔とも呼ぶべきこのキャラは、当然の如くTier1です。
何もかも強いです。敵に囲まれた状態でもアビリティの虚空へを使えばノーリスクで生還できるし、パッシブの虚空からの声で敵に気づかれたかどうかを判別できるのも非常に強いです。
何より強いのは、ウルトのディメンションリフトです。2点を繋ぐポータルを作ることができます。その能力は万能。高所から低所につなぎ、安全を確保しながら敵を殲滅する「攻めポータル」、複数の部隊に囲まれた時に安全圏まで逃亡する「逃げポータル」、味方がダウンした時に運ぶ「蘇生ポータル」など、使い方は様々です(今回はキャラ毎の立ち回りに関する記事ではないので詳しい使い方の説明は省略します)。
某プロゲーマーは、「パーティが壊滅する理由は、初動死以外は9割レイスのせい」という発言も残しています。レイスはパーティのポジション取りを司るキャラで、パーティの中では司令塔の役割を担います。
マップに関する理解度、攻め込むパーティや漁夫パーティの位置把握など、戦闘経験が豊富であればあるほど、それに比例してレイスは強くなります。とても面白いキャラと言えるでしょう。
今までの環境であればTierGODとも呼ぶべき存在で、「とりあえずレイスをパーティに入れるところからスタート」みたいな風潮がありましたが、小柄の追加、リング外でのポータルの仕様変更など、度重なる弱体化によって「必須とまではいかなくとも、パーティに入れればとりあえずなんやかんやできる強キャラ」ぐらいの立ち位置になりました。
使用率は2020年6月現在でもトップを維持し続けています。文句なしのTier1キャラです。

・コースティック
得意なポジション:前衛
役割:室内防衛
キャラの特徴を一言で:建物の中に敵を絶対入れさせないマン
アビリティのガストラップを配置し、建物の中に籠ることが得意なキャラです。鉄壁を有しているので被ダメも15%カットされます。
ガスの効果は強力で、ガスを吸った敵には、スリップダメージ、鈍足、視界不良の効果をつけることができます。また、ガスを吸った敵を透視するパッシブ能力もあります。索敵や室内防衛に使えるガスですが、攻める時にも有効です。ウルトのガスグレネードを敵に投げ入れることで、敵の体力を削りつつ、籠っている場所から追い出すことができます。非常に厄介なガスですが、敵のコースティックには効かないことに注意が必要です。
ガスの優れている点は「戦闘時間を無理矢理引き伸ばす」「相手の突撃を牽制する」の2点だと個人的には考えています。
高ランク帯では、「芋って無理矢理順位を伸ばす」ことが基本戦術になります。適当な建物にガスを配置し芋ると、敵が攻め落とそうとしても、どうしても時間がかかってしまいます。戦闘に時間をかければかけるほど、漁夫が来る可能性は高まるので、相手は迂闊にこちらを攻めることができません。
つまり、コースティックをパーティに入れるだけで、敵の突撃をある程度牽制できるのです。
強いキャラではあったものの、前環境ではあまりピックされなかったコースティック。その理由は、ガスの効果が味方にも及んでしまい、味方の邪魔をしてしまう点にありました。しかしSeazon5になってから能力調整が入り、味方には鈍足効果がかからなくなりました。視界不良こそ残っていますが、この上方修正によって、コースティックは地位を上げました。
ただし、コースティックが環境に増えれば増える程、敵のコースティックにガスを無効化されてしまうため、価値が下がってしまいます。人気になりすぎると弱くなってしまうジレンマを抱えているのが、このキャラの難しいところです。

・レヴナント
得意なポジション:前衛・中衛
アビリティ:突撃支援
キャラの特徴を一言で:突撃の鬼
レヴナントは、前シーズンに強化を受けてからランクマでのピック率が飛躍的に高まりました。アビリティのサイレンスは、敵のアビリティの発動を阻害できる唯一のアビリティであり、使い方は無限大です。レイスやパスファに当てれば敵部隊の逃亡を阻止できます。ジブやコースティックなどの厄介なアビリティも一定時間封じられます。サイレンスは一定時間残留するので、敵が通るであろう通路に投げて通路を一つ潰す、ワットソンのような使い方もできます。
注目を浴びにくいパッシブのストーカーですが、地味に強いです。リパルサーの外壁や建物の屋上など、高所に陣取る相手の場所まで「静かに」昇って奇襲する動きは、レヴナントにしかできない戦術です。パスファやオクタンはどうしても音を立ててしまうので、静かに奇襲はできません。
そして、肝心のウルトですが、これが本当に強い。デストーテムを作って、一回死んでも大丈夫な保険をかけることができます。この保険がある状態で特攻を仕掛け、敵を一体無理矢理落として人数有利を作る、というのがレヴナントの基本戦術になります。
ただし、トーテムの効果範囲は思った以上に狭く、効果時間もそれほど長くないため扱いが難しいです。また、その弱点を知っている人は時間稼ぎや距離を取ることでトーテム対策をしてくるので、毎回刺さるとは限りません。
とはいえ、アビリティで敵の動きを封じつつ、ほぼノーリスクで突撃を仕掛けられるという点は非常に強く、ランクマでは頻繁に採用されるキャラになりました。

・ジブラルタル
得意なポジション:後衛
アビリティ:射線カット
キャラの特徴を一言で:硬すぎおじさん
自分の一番の推しキャラです。言動や行動の一つ一つがチャーミング。冷たくあしらわれがちなレヴナントに対しても優しく「お前はもっと笑うべきだぜ」と言ってしまうジブニャンが本当に愛しい。全人類にジブニャンを愛でて欲しい。
……脱線してしまったので話を元に戻します。ジブラルタルはとにかく硬いキャラです。
アビリティのドームシールドを使えば、遠距離から狙撃されてダウンしても安全に蘇生できます。また、ドームシールド内では回復速度が25%上昇します。遮蔽物のない平地での戦いはジブラルタルがいると非常に楽になります。
パッシブのガンシールドも非常に強力です。鉄壁+ガンシールドの耐久力は異常で、「紫シールドを着ていれば、フルカスタムR99を全弾ボディで受けてもダウンしない」という絶対的な耐久力を持っています。ガンシールドの耐久力は50あり、白アーマーを着ていても実質紫アーマーの硬さがあるという。意味が分かりません。
ガンシールドはADS(覗き込んでいる状態)すると発動するので、戦闘時はできるだけADSをします。ヒットボックスも大きくショットガンの餌食になってしまうことも考慮すると、敵とある距離を取って戦うのが基本です。
ウルトの防衛爆撃も非常に強力です。使い方は主に、①高所を取っている敵を強制的に退かす、②攻め込んでくる敵に向かって投げて足止めをする、③最終安置で敵を全員皆殺しにするの3つで、ダメージを与える以外にも使い道があることを覚えておきましょう。
前シーズンはTierGODだった彼ですが、アビリティに調整が入り、ドームシールドの持続時間が18秒→12秒に減少しました。この弱体化がかなり痛手で、ピック率を少し落とすことになりました。

Tier2キャラ

・ブラッドハウンド
得意なポジション:前衛
アビリティ:索敵
キャラの特徴を一言で:キルムーブのお供
ブラハは索敵に特化したキャラです。
アビリティの全能の目を使うことで、戦闘前に敵の情報を知ることができます。この能力は非常に便利です。戦闘前に敵の建物をスキャンすれば、敵の人数は勿論、ダウンしている敵の有無や敵のパーティの編成、さらにはガストラップやフェンスの個数なども把握することができ、このパーティに戦闘を仕掛けるのかどうかをスキャン一回で決めることができます。
パッシブのトラッカーを使えば敵の痕跡を見ることができ、敵パーティの位置をある程度推察することができます。
ウルトのハンティングビーストも強力です。一定時間敵が強調表示され(デジタルスコープを使った時のように、敵が赤くなる)、足が速くなります。交戦前に発動することで、戦闘を優位に運ぶことができます。
このキャラはコースティックに対して非常に強いです。アビリティを使えばガストラップの探知ができますし、ウルトを使えばガスグレネードの中に隠れているコースティックを狙い撃つことができます。
コースティックに強い点は魅力的ですが、このキャラは突撃が戦闘の主軸となるキャラであり、籠る戦術との嚙み合わせが悪く、ランクマでピックされる頻度はTier1キャラに比べると劣ってしまいます。

・パスファインダー
得意なポジション:前衛・中衛
アビリティ:移動補助
キャラの特徴を一言で:ジップラインが強すぎる
パスファインダーは機動力がとても高いキャラです。
アビリティのグラップリングフック、ウルトのジップラインガンを用いて有利な高所を取り、敵を一方的に撃ち降ろして戦う戦術が基本になります。
パッシブの内部情報で次のリングの位置をスキャンし、予め有利なポジションを確保する立ち回りも可能です。有利ポジの知識や敵パーティの位置の把握など、使い手にはレイスと似たような能力が求められます。
前シーズンはTierGODだった彼も、今シーズンでは弱体化を受けました。アビリティのクールタイムが13秒から35秒に増加してしまったのです。これにより、パスファインダーの機動力は大きく下がり、「グラップルで詰めて、グラップルで離脱する」という前衛のヒットアンドアウェイ戦術ができなくなってしまいました。
地位転落か……と思いきや、意外といい位置を保っています。その理由は、ウルトが未だに強いから。ローバのジャンプドライブ、レヴナントのストーカー、オクタンのジャンプパッド……高所を取る方法はいくつかあるのですが、パーティ全員で高所を取れるのはジップラインかジャンプパッドのみ。また、ポータルやジャンプパッドと違って、ジップラインは「即効性があり」「遠くまで伸ばせる」という特有の強みがあり、未だにその強さ故にランクマでも重宝されるキャラとなっています。
ただ、前シーズンよりはピック率が明らかに減っており、Tier2が妥当だと考えています。

・ライフライン
得意なポジション:前衛
アビリティ:物資支援
キャラの特徴を一言で:歩くケアパケ
ライフラインがいることで、物資不足に悩まされることはなくなります。
アビリティのヒールドローンを使えば、注射器や医療キットがない状態でも回復できますし、ウルトのケアパッケージを呼ぶことでアタッチメントや紫シールドを確保することができます。
ライフラインが青い拡張サプライボックスを開ければ、余分に物資をゲットすることもできます。ライフラインが一人いれば、物資が細くなりがちなランクマッチでも物資が枯渇しにくくなります。
物資の面でも優秀なライフラインですが、戦闘面でも強力な能力を持っています。パッシブの戦う衛生兵の効果で、回復時間を短縮できるのです。また、蘇生時にはシールドを貼りつつ、他のキャラより素早く蘇生することができます。
蘇生時のシールドは、遠方の敵に蘇生していることがバレるために弱くも思えますが、このシールドを使って、蘇生キャンセルを繰り返しながら敵と撃ち合う猛者もいます。自分にはできませんが……。
初心者から上級者まで、幅広い層に人気のキャラですが、ケアパケを呼んでしまうとその位置に敵が集まってきやすい点、撃ち合いや移動を補助する能力が何もない点がデメリットとなり、Tier2にしました。ただ、ランクマではそこそこ見かけるキャラです。

・クリプト
得意なポジション:後衛
アビリティ:索敵・突撃支援
キャラの特徴を一言で:籠り戦術に風穴を開けるキーマン
個人的に、今期一番熱いキャラだと思っています。Tier2キャラの中だと、Tier1に一番近いキャラです。
このキャラのアビリティを使えば、ドローンを飛ばして索敵をすることができます。ドローンで見えるものは、パッシブのニューロリンクで味方にも見えます。
このキャラの強い点は二つあります。
一点目は、マップ中の様々な場所にあるバナーをドローン操作中に見ると、周囲に存在する部隊数を把握できることです。範囲はクリプトから半径200メートル以内です。バナーにピンを指せば、味方にも周囲の部隊数を伝えることができます。
これにより、周囲の漁夫パーティを警戒しながら突撃することができるので、安定した立ち回りが可能になります。
二点目は、ウルトのドローンEMPで敵の防衛を崩せることです。クリプトはドローンを飛ばしている時に、EMPでドローン周辺をリブートすることができます。リブートの効果は、①敵のアーマーを50削る、②敵のガストラップ、フェンスを破壊するの二つです。このリブートを使うことで、敵に突撃する前に敵のアーマーを削りつつ、建物の中に籠っている敵の防御を一時的に無力化することができます。
このリブートが、現環境で強いコースティックに刺さるので、コースティックに対するアンチピックとして最近立場を急上昇させています。
ただ、このキャラはパーティプレイをすることで真価を発揮できるので、基本的に野良でのピックはあまり見られません。また、ドローンが役に立つのは中盤から終盤にかけてで、初動での動きが弱くなりがちという点から、今回はTier2にとどめています。

・ワットソン
得意なポジション:前衛
アビリティ:室内防衛
キャラの特徴を一言で:陰キャ戦法のエース
このキャラはコースティック同様、特定の建物を要塞化することに長けたキャラです。
アビリティの周辺セキュリティでフェンスを張り、建物の内部を固めていきます。ウルトのインターセプターパイロンを配置すると、①アーマーを回復しつつ、②飛来するグレネードを無効化することができます。ジブラルタル、バンガロール、コースティックのウルトも例外ではありません。
パッシブの天才のひらめきが、アビリティとウルトをより強化します。促進剤を一つ使えば、すぐにウルトが貯まり、パイロンの近くにいると戦術アビリティのリチャージが加速します。戦闘するたびにパイロンはガンガン置いて、味方をグレから守りましょう。
大会常連キャラですが、今回はTier2とさせていただきました。籠りキャラとしては、現在はコースティックの方が優れていますし、何よりワットソンは小柄で被ダメ増加してしまうのが痛い点です。ただし、グレネードに耐性があるのはワットソンにしかない強みであり、屋外の高所を守る際にはワットソンの方が適しています。
また、同じく室内防衛に長けたコースティックと合わせてピックすることで、爆発物に弱いコースティックの弱点を補って、無敵の室内防衛をすることができます。

Tier3

・バンガロール
得意なポジション:前衛
アビリティ:射線カット
キャラの特徴を一言で:攻撃特化の万能キャラ
バンガロールには初心者におすすめしやすい器用なキャラです。
アビリティのスモークランチャーを使って敵の射線を切ることができます。パッシブの駆け足は、被弾しそうになると移動速度が短時間あがるというスキルで、被弾しにくくなります。
ウルトのローリングサンダーを使えば、空から爆撃を落とすことができます。ジブラルタルの爆撃は「狭い範囲に、即効性の爆撃」を落としますが、バンガロールの爆撃は「広範囲に、爆発まで時間のかかる爆撃」を落とします。ジブラルタルの爆撃よりも強い視界不良効果と鈍足効果がつきます。敵を足止めしたり、動かしたりする使い方がメインになります。
射線を切り、爆撃を落とすという点では、ジブラルタルにかなり似通っていますが、ランクマ環境ではジブラルタルの方がよくピックされています。
最終安置での攻防は強制的に射線を切り、狭い範囲に高火力の爆撃を落とせるジブラルタルに軍配が上がるからです。
スモークも強力ですが、相手がデジタルスコープを持っていたり、敵にブラッドハウンドがいたりすると一方的に射線を通されて撃たれてしまうのも痛い点です。
何より、ワットソンのパイロンが設置されていると、アビリティ、ウルト共に無力化されてしまいます。ワットソンのピックが散見されるランクマ環境では、なかなか使いにくいキャラとなっています。

・オクタン
得意なポジション:前衛・中衛
アビリティ:移動補助
キャラの特徴を一言で:機動力No.1
オクタンは機動力が全キャラの中で一番高くなっています。
アビリティの興奮剤を使えば、体力を消費して移動速度を上げることができます。消費した体力はパッシブの高速修復で自動回復することができます。
ウルトのジャンプパッドを使えば、高い場所に登ることもできます。特筆すべきは60秒という非常に短いクールタイム。興奮剤とジャンプパッドを駆使して、ガンガン動いて攻めるのがこのキャラの特徴です。
このキャラがTier3になっている理由は様々ですが、ここでは4点言及します。一つ目に、前述の通り動き回るキャラはランクマで使いにくいこと。二つ目に、バグでジャンプパッドを使っても上手く飛べない時があること。三つ目に、ジャンプパッドで飛んでいる時は様々な場所から射線が通り、かつ放物線を描いて移動するため格好の的になってしまうこと。四つ目に、ヒットボックスが大きく(肩辺りまでヘッドショットの判定になる)、被弾した時に致命傷になりがちなこと。
似たような役割のパスファインダーとは、「小柄がない」という点で差別化できますが、そのメリットはヒットボックスの大きさに打ち消されてしまっています。
現在でもカジュアルならピックされることがそこそこありますが、ランクマでピックされることはあまりありません。

・ミラージュ
得意な役割:前衛・中衛
アビリティ:移動補助
キャラの特徴を一言で:ライフライン以上の衛生兵
Seazon5に入ってから魔改造された一般男性ですが、今回はTier3にさせて頂きました。アビリティのサイクアウトでデコイを一体、ウルトのデコイエスケープで大量のデコイを発生させ、敵を欺くことができます。今までのデコイは決まった動きしかしないのでまず騙されることはありませんでしたが、Seazon5になってからデコイが本体と同じ動きをするようになって、敵を欺きやすくなりました。
パッシブのアンコール!では、ダウンした際に一定時間クロークできますが、正直これは弱いです。ただ、魔改造の一環として、蘇生時とリスポーン時に姿を消せるようになりました。特に蘇生時のクロークが強力で、ミラージュに金バックを持たせることで無限に蘇生を繰り返し、ゾンビ戦法にも似たようなことが可能になります。蘇生だけだったらライフラインやジブラルタルと同等か、それ以上に強いと感じます。
キャラの単体性能が強くなったのは間違いありませんが、パーティに貢献できる場面が蘇生時のクロークぐらいで、味方を補助するスキルが少ないのでTier3にしました。変に連携を取ろうとするよりも、勝手に個人プレーをしてもらって暴れてもらう方が活躍するキャラです。

・ローバ
得意なポジション:中衛
アビリティ:物資支援
キャラの特徴を一言で:一人で生き残ってもワンチャンを掴める
Seazon5の顔ですが、今回は渋めの評価をさせて頂きました。
能力自体はとても便利です。アビリティの盗賊の相棒を使うと、ブレスレットを飛ばした場所まで瞬間移動することができます。使用感はパスファインダーに近く、短時間で高所を取ることができます。パッシブのアイフォークオリティで周囲の紫以上のアイテムを透視することができ、効率よく漁ることができます。ウルトのブラックマーケットブティックも強力で、周囲のアイテムを二つまでかき集めることができます。物資の細くなりやすいランクマでは非常に使い勝手が良く、特に最終安置でグレネードを二つ確保する動きが強いです。
渋めの評価を下したのは、ミラージュと同様、パーティへの貢献度が低いというのが主な理由です。アビリティもパッシブも、一人で生き残ることには長けていますが、パーティ全員の生存に役立つ能力とは言えません。ウルトが唯一パーティメンバーにも恩恵がありますが、便利というだけで不利な状況を挽回する程の能力かと言われると疑問が残ります。
また、ローバは身長が高い上に、胴体の横にも謎の当たり判定があって、レヴナント並みのヒットボックスの大きさとなっています。被弾しやすいのも評価を下げる一因となっています。
ただ、最初に言った通り一人で生存する力は非常に高く、他のメンバーがやられてしまっても、ジャンプドライブを使って一人で有利ポジを確保し続けて順位を伸ばすことができます。ランクマをソロで回す際にピックする余地はあるかと思います。

かなり長くなってしまいましたが、各キャラの評価理由はこのようになっています。
再掲しますが、最終的に私は以下のようなTierランキングをつけました。

Tier1 レイス、コースティック、レヴナント、ジブラルタル
Tier2 ブラッドハウンド、パスファインダー、ライフライン、クリプト、ワットソン
Tier3 バンガロール、オクタン、ミラージュ、ローバ

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③どんな編成が強い?

さて、この記事二つ目のテーマに入ります。
このゲームでは、以上で記述したキャラを3人組み合わせて、チャンピオンを目指して戦うことになります。
13人の中から3人を選ぶ組み合わせは、全部で
13C3=572通り
です。それだけたくさんのキャラの組み合わせがありうるわけです。この章ではその中からどのような組み合わせが良いかを考えます。
まず最初に、ランクマで良く見られる2つの編成を紹介します。

1.レイス、コースティック、レヴナント(防衛1、移動補助1、突撃支援1)
今シーズンのランクマでよく見る編成です。コースティックで守りを固め、レヴナントで漁夫を狙い、レイスで安置までの移動手段を確保する。バランスの取れたパーティです。唯一の欠点は、高所を取るキャラがいない点ですが、レイスの枠をパスファにするとその欠点も解消できます。
2.ジブラルタル、コースティック、ワットソン(防衛2、射線カット1)
守りに特化したキャラ編成です。コースティックとワットソンで室内をガチガチに固めて、堅実に順位を伸ばしていきます。この二人だけでは屋外や平地での戦いに弱いですが、それをジブラルタルのドームと爆撃でカバーします。欠点としては機動力がないことですが、安置を確認し早め早めに安置内の建物をキープする戦術でそれをカバーします。また、屋内にずっと籠るのであれば、ジブの枠をレイスにして機動力を確保することもできます。

以上の二つのパーティに共通するのは、コースティックのピックです。今期はとにかくコースティックのピックが非常に多く、大体のパーティにコースティックが入っています。コースティックの対策をすることが、大コースティック時代とも評すべきSeazon5環境を生き抜くキーポイントとなります。
一番手っ取り早い対策は、同じパーティ編成にして、敵のコースティックは味方のコースティックに相手をしてもらうことです。前述の通り、コースティックは敵のガスを無効化できます。同じキャラをピックすることで、キャラのパワーや性能で押し負けることを無くし、エイムや立ち回りの勝負に持っていくことができます。

しかし、同じように考えている人は沢山います。コースティックは数を増やせば増やすほど、自身のガスを無力化するプレイヤーが増えてしまうため、コースティックの価値は下がってしまいます。
そこで今回は、コースティック同士をぶつける以外の方法でコースティックを対策する方法を考えてみたいと思います。

鍵になってくるのは、クリプト、そしてブラッドハウンドの存在です。クリプトはEMPで、ブラッドハウンドはハンティングビーストで、コースティックのガスを対策することができます。
特に、クリプトはガストラップとフェンスを全て破壊できるので、籠っている敵に対して非常に強く出ることができます。こちらから攻撃を仕掛ける強気な立ち回りをするのであれば、クリプトの支援が必要不可欠です。
リブートを使いこなして、コースティックの防御を切り崩していきましょう。
以下にクリプトを採用したパーティ例をいくつか載せておきます。

3.クリプト、ブラッドハウンド、レイス(索敵2、突撃支援1、移動補助1)
攻撃色が非常に強いパーティです。ブラッドハウンドで敵の籠っている建物を索敵し、クリプトで周囲の部隊数を確認して突撃するかどうかを判断し、レイスの攻めポータルで安全を確保しながら突撃します。突撃のタイミングで、リブートとハンティングビーストを発動し、敵を殲滅します。
レイスの枠をバンガロールにするのも面白いです。バンガロールのスモークと索敵の相性は非常に良く、一方的に視界を確保して敵を殲滅できます。
4.クリプト、ワットソン、パスファインダー(索敵1、突撃支援1、移動補助1、室内防衛1)
高所を守りつつ敵を攻めるのにも対応した、バランスの良いパーティです。パスファインダーであらかじめ有利ポジを陣取り、ワットソンで固めて、クリプトで安全圏からリブートして突撃するパーティです。
5.クリプト、レヴナント、ジブラルタル(突撃支援2、索敵1、射線カット1)
突撃が得意なパーティです。クリプト、レヴナントで敵部隊を強襲し、ジブラルタルで平地の戦いを制します。有利ポジをあらかじめ取られている場合は、ジブの爆撃で退かしましょう。
某実況者も紹介していましたが、クリプトとレヴナントの並びは非常に強力です。この二人がウルトを使えば、敵3人のアーマーを50削り、トーテムを使って死んだ時に味方3人の体力を50まで回復できるので、最大300のライフアドバンテージをつけた状態で戦うことができます。

以上に紹介した5つのパーティ以外にもたくさんの組み合わせがあるわけですが、これ以上紹介すると収拾がつかなくなるためやめておきます。
今紹介したパーティをアレンジして使ってみるのも良いでしょう。

④まとめ

最後までお付き合いいただき、誠にありがとうございます。
今環境は前環境までのミラージュや強化前レヴナントのように、「採用するにはあまりにも弱すぎる」みたいな産廃キャラがあまりおらず、どのキャラにもピックされる可能性があるために非常に面白い環境になっています。全てのキャラを使いこなすのは難しいですが、どのキャラにも一回は触れてみるといいかもしれませんね。
後半はコースティックのメタを中心に編成を考察してしました。クリプトを持ちあげすぎたような気もしますが、それぐらい強いキャラなので皆さんも使ってみてください。

今まで散々キャラの強さや編成を考察してきた人間が言うのも何ですが、どのキャラを使うか迷った時は、好きなキャラを使いましょう!
好きこそものの上手なれ。使い慣れたキャラを使うことで、立ち回りにも余裕が出ますし、活躍のチャンスをつかみやすくなります!
何より、キャラ愛は正義です。このゲームは各キャラの背景も事細かに描いているので、キャラの性格とか雰囲気が好き!という基準で使うキャラを決める人もいます。
かくいう自分もそうです。優しく愛くるしいジブラルタルに、私は一瞬で心を奪われました。ジブラルタルがいるからApexをやっている、と言っても過言ではありません。推しキャラのジブラルタルで初ハンマーを取った時の喜びは、数か月経った今でも忘れることができません。
自分の記事を参考に使うキャラを考えて頂けるのは非常にありがたいことです。しかし、この記事や環境の変化に縛られず、自分の好きなキャラを使う楽しさも忘れないで欲しいとも思っているのです。
勝つことを目標にしつつも、推しキャラを愛でることも忘れずに、このゲームを楽しんでいきましょう。

それでは皆さん、良きApexライフを。

Right/Pooh


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