すずき りほ

早稲田の国際教養学部19卒。働き方を考えるベンチャーの3年目。働き方、教育、多様性、幸…

すずき りほ

早稲田の国際教養学部19卒。働き方を考えるベンチャーの3年目。働き方、教育、多様性、幸せについてよく書きます。フィンランド、北欧、旅行、美味しいものが好き。

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「働く」とは何か?ー映画『家族を想うとき』

映画『家族を想うとき』を観たのですが、心にズシンと来すぎて、書いている間に年を越してしまいました。 とにかくこの映画を観てほしい。そんな想いで書いたので、読まずに予告編を観て映画館に走ってもらっても嬉しいです。 【あらすじ】 イギリス、ニューカッスルに住むある家族。ターナー家の父リッキーはマイホーム購入の夢をかなえるために、フランチャイズの宅配ドライバーとして独立を決意。「勝つのも負けるのもすべて自分次第。できるか?」と本部のマロニーにあおられて「ああ、長い間、こんなチャ

    • 2019年を振り返って〜社会人1年目の振り返り〜

      あっという間に大晦日。2019年があと数時間で終わりますね…!と言う事で今年を振り返ってみました。 今年の4月に株式会社クラウドワークスに入社し、フリーランス向けのエージェントサービスでキャリアアドバイザーをしています。 そんな私が2019年、主に仕事を通して学んだことや感じたことを振り返ってみます。 仕事スキル編まずは自分の業務の8割を占める、お客様とのコミュニケーションから。特に大事だと感じたことは以下の4つです。 ① 相手の求めているものを見極める ②動かせない

      • 夏、線香花火が教えてくれたこと

        すっかり夏ですね。暑いですね。 夏の風物詩と言えば… そう。花火。 夜空に弾けて美しく散っていく花火も、手元で小さく燃える花火も、刹那的で美しくて、夏の感じがしますよね。 しかし、一番夏を思い出させるもの。 それは、線香花火ではないでしょうか。 今日はそんな夏の風物詩、線香花火のお話を書こうかなと思います。 ~~~~~~~ 夜風が気持ちいい夏の夜。すっかり暗くなった空、しんと静まり返った空気。一瞬で終わる花火、最後に残る線香花火。  ”もう、終わりだね”

        • 幸せのカタチは人それぞれ――映画”Me Before You”を観て

          ずっと観たかった映画映画”Me Before You”(邦題:「世界一キライなあなたへ」)を観て人の幸せについて考えたことを書きます。観ていない方はネタバレ注意です。 あらすじ 舞台はイギリス。イギリスを舞台にしたこの作品は、主人公の女性ルイーザと障がいを持つ男性ウィルの心の交流を描いています。でもある日、ウィルが自分の生きる期限を決めていることを知ったルイーザは、ウィルを外へ連れ出そうとするが… この映画を見終わったあと、愛に溢れた暖かさと、救いようのない悲しみを同時に

        「働く」とは何か?ー映画『家族を想うとき』

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        • 北欧
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          「自分」がテーマの1年に――2018年の振り返りと2019年の目標――

          遅ればせながら2019年一発目の投稿ということで、あけましておめでとうございます。年末に1年の振り返りをしたので、Noteに書こうと思っていたのですが卒論に追われてなかなかかけず、こんなタイミングですが2018年の振り返りと2019年の目標を書いておきます。 2018年の振り返り2018年は私にとって激動の年でした。大学という環境は変わらないながらも、キャリア支援学生団体エンカレッジで活動をし、たくさんの人と出会い…目まぐるしくてあっという間な、濃い1年でした。 ①人との

          「自分」がテーマの1年に――2018年の振り返りと2019年の目標――

          素直でいることの大切さ

          高校三年生の自分の年始の目標が、「素直、謙虚、笑顔」だった。 あれからもう5年が経とうとしているけど、相変わらず目標というか、意識しているのはこの3つだ。 当時の自分なりに立てた1年の目標、思っていたより達成が難しかった。というか、達成できるものなのかもわからない。 今日友人と、素直であることの大切さについて話していた。 今まで特に頑張ってきたことがあるわけじゃないと不安がって自信がなかった子が、挑戦の選択肢を提示したら素直に取り組んで、少しずつ自信を持ってく

          素直でいることの大切さ

          心の余裕と創造性

          心のありかたが創造性に繋がるのではないか、という話です。 フィンランド・ヘルシンキでCreative Morningsというイベントに参加してきました。 Creative morningsは、世界中で金曜日の朝に行われる朝活イベントのようなもの。ニューヨークで始まり、現在180以上もの都市で開催されています。 そんなCreative Mornings Helsinki、8月開催のテーマは「コミュニティー」。 登壇したのはJaakko Blombergさん。 要らなくなった

          心の余裕と創造性

          「夏らしさ」を楽しむ心

          台風が過ぎ去った次の日の昼間。 窓を開けると青い空ともくもくとした入道雲が広がっていた。あだち充作品の一コマのような空だった。 今年の夏は、足早にやってきた。 平成最後の夏を全力で楽しめとでもいうように梅雨は急ぎ足で過ぎ去り、あっというまにうだるような暑さが押し寄せてきた。 7月が来る前には、照りつける太陽と湿度の高さが暑さに拍車をかけ、すっかり夏の空気だった。 私はかき氷も花火も満喫して、夏はもうおなかいっぱいだと思っていたのだけれど、あの入道雲のもくもくとした形

          「夏らしさ」を楽しむ心

          命をいただくこと、自分の命を大切にすること

          こんにちは。 今日は命をいただく食事と言う行為から、自分の命の尊さを学べるという話について書きました。 何かを食べるとき、「これはほかの生き物の命だ」と意識している人はどれくらいでしょうか。 私もお肉やお寿司が大好きで、日々たくさんの命を頂ながら生きています。 日本では宗教的背景で動物を食べない信条のある人は多くないですし、ベジタリアンやビーガンの人も多くないので、日々の食事の中で命のありがたさを本当の意味で考えることはあまりない気がしています。 (ベジタリアン・ビーガンの

          命をいただくこと、自分の命を大切にすること

          排他的になることへの違和感と多様性の作り方

          最近違和感を感じでいることを書きました。2分程度で読み終わります。 誤解を恐れずに言うと、最近「女子会」に違和感を感じることが何度かありました。といっても、女子が嫌いとか男子がいなきゃ嫌だという話ではありません。女子だけで集まることもよくあります。 まず前提として、わたしの母校(高校)は男女比が1:9で女子の方が多いような学校でした。もちろん、女子だけで集まることに何の違和感も感じることもなく過ごしていました。 大学に入ってからも、入った日本舞踊サークルは女子ばかり、ボ

          排他的になることへの違和感と多様性の作り方

          食べたいものがわからない。

          毎日何も考えずに、無意識にしていること。 癖になっていること。 それって本当にやりたいことなのか。ただ思考停止しているだけではないか。 ここ1週間ほど、こんなことを考えていました。 きっかけは、ご飯を食べる気がなくなったことです。 先にお伝えしておくと、私はとても食が好きで、毎日毎日食べることを楽しみに生きている人間です。お腹が減ったら機嫌が悪くなるし、甘いものを与えられたら喜ぶし、嬉しい時も悲しい時も美味しいものが食べたくなります。 そんな私が、急にご飯を食べる

          食べたいものがわからない。

          音楽を聴いている間に考えること。

          先日、FINESTのジャズライブに行ってきました。 私も中学高校とジャズバンド部で(それほど詳しくはないのですが)、ジャズを始め生演奏を聴きに行くのは大好きです。 ギタートリオやジャズアンサンブル、管楽器もいるコンボバンドなど、様々なジャズを聴いてすごく充実した時間でした。 かっこいいし上手いし、MCは面白い。 それにジャズのソロは即興が多いから、やはりライブの臨場感が一番。 ですが、いつも思うことがあります。 音楽を聴いてる時って、みんないつも何考えてるんだろう?もちろ

          音楽を聴いている間に考えること。

          この世界は刺激に満ち溢れている

          創造性を維持するため・向上するために何ができるんだろう?というお話です。3分くらいで読み終わります。 最近、一生懸命に突っ走っていたら振り返ったり思考を整理する時間を取っていなかったことに気がつきました。 そうすると、恐ろしいことに、創造性が死ぬんですよね。やらなきゃいけないことをこなし、その目の前事以外考えることを怠っているから、面白いことも見つけられない。 昨日今日と一泊二日の温泉旅行をしていて、ふとそんなことに気がつきました。 美味しいご飯を食べ、来たことのない土

          この世界は刺激に満ち溢れている

          Jazzの話とフィンランド語の話――FINEST SOUNDイベントレポート

          少し前になってしまいますが、先日新宿Pit Innで行われたFINEST JAZZ MUSIC NIGHTを聴きに行きました。 FINEST SOUNDSとは? そう、FINEの最上級最高な音っていう最高な名前の… っていう意味もありますが、実はこのFINEST、もう一つ意味が隠されています。 ・FIN=FINLAND ・EST=ESTONIA このフィンランドとエストニア2か国のバンドが一緒になったのがFINESTだそうです。 そして先月、5月26日に新宿でFINE

          Jazzの話とフィンランド語の話――FINEST SOUNDイベントレポート

          天気のはなし:太陽とフィンランドとアイヌとおまじない。

          寒い国・地方と太陽の話です。言語の話も混ぜながら。(2分程度で読み終わります) 曇りが続いたり急に晴れたりするので、晴れてると気分が良いなぁ。と気がつきました。 雨の日が多いと、太陽のありがたみを感じます。 きっと夏になれば、太陽なんて邪魔だと言っているのでしょうが。 そんなことを考えていたら、フィンランドに留学していたときのことを思い出しました。 太陽って、特に寒くて日の短い地方だと本当に本当に有難いもの。 フィンランドの首都ヘルシンキでは、一番日の短い冬の日の日

          天気のはなし:太陽とフィンランドとアイヌとおまじない。

          信号ひとつぶんの、心の豊かさ

          (心の豊かさはどうやって作るんだろう?というお話です。3分くらいで読めます。) 信号が点滅をはじめる。急げば間に合いそうなタイミング。 「信号ひとつぶんくらい待てばいいじゃない、あとは家に帰るだけだから」 そんな想いとは裏腹に、気づけば走っている自分がいて驚いた。 「時は金なり」というけれど、効率化を重ねて急いで過ごす時間は幸せなのかな。いや、たしかに時間は大切なんだけど。やりたいことは山ほどあるし、やるべきことはどんどん降ってくる。時間を大切にするのは間違ってない。だけど

          信号ひとつぶんの、心の豊かさ