見出し画像

なんで私が東大に!?〜東大に入った3つの理由〜

そもそも「東大」ネタでnoteを書こうと思った理由

それはついさっきの出来事。

少し前に自分が書いた記事を見返してたらこんなコメントを発見した。

画像1

これは、ママ系メディアで自分の妊娠〜出産について書いた記事。たしかに記事の内容に「東大」は関係なかったのだが、おそらく編集部の方が私のプロフィール上最もキャッチーな「東大」というワードをタイトルにいれてくれたのだった。

※ちなみに画像のとおり、若干ディスられてるけど怒ったり悲しい気持ちは全くなく、むしろ1ナノメートルでも世間をざわつかせられた(というほどでもないですが...)のがうれしい。

とはいえ、「プロフィールください」と言われたときに「東大卒」というのを入れ続けてるのはそもそも自分。なんだかんだキャッチーなのでこれからも入れ続けるだろう。

誰得だと思いつつも、たまに「なんで東大行こうと思ったの!?」と関心もってもらえることもあるので、この機会に整理してみる。

画像2

東大に入った3つの理由

【1】 NANAを読んだから
【2】貧乏だったから
【3】負けず嫌いの極みだったから

【1】NANAを読んだから

これを言うと「嘘でしょ!?」と言われることが多いけど、この理由が自分の中では一番大きい。

言わずと知れた、矢沢あいの伝説の少女マンガ「NANA」

読み始めたきっかけは、中1のときに仲良くなった当時から大人っぽかった友人に教えてもらったこと。

洗練された登場人物たち、出てくるオシャレなファッションやレストラン、自由な一人暮らし(二人か)、楽しそうな恋愛模様...描かれてるすべてがウブな田舎者だけど意識だけはミーハーな自分に刺さりまくった。

そして、安直ではあるものの「東京に行けばこれが全部手に入るんだ!」と思った。

大阪南部の田舎に住んでいて、親戚や周りに「東京の人」がいなかった当時。リアルな東京がわからなすぎたので、安直にこんな夢をみた。その夢見心地なテンションのまま、親に「大学は東京に行って、一人暮らししたい!」と言ったら、「いいやん!おいしいもん買ってきてー」みたいな軽いノリではあるものの、肯定して返された気がする。

【2】貧乏だったから

そんなこんなで「東京に行く」という夢を持った中1の私。NANAの延長で、雑誌「Zipper」や「CUTiE」を愛読するようになり、東京への憧れは強まるばかり。

高1くらいになると「東京の大学への進学」というのは進路としてもリアルなものになり、親からもリアルなことを言われるようになった。

それは「私立の学校に進学させる金銭的余裕はないよ」ということ。

たしかに我が家は父に心の病があって安定した収入はなく、母はパートをしていたけど、弟も妹もいたので私にばかりお金をかける余裕はなかった。

余談ですが、恥ずかしくて人に言ったことなかったけど今更告白すると…。実家は水道が通っておらず井戸水を使用していたため、お湯がそのままでないタイプだった。だからシャワーというものが家に存在せず(お風呂に入るときは、一旦浴槽に水を貯めて、ガスで沸かしてお湯にする必要がある)、実はシャワー使ったのは大学生になってからで、すごく感動したのです。

そんな状況で親に言われたのは「東大にでも入ってくれるならいいけど、東京の私立に行かれても、お金は出せない。」 ― 親としては諦めさせる一言だったかもしれないけど、これで火がついた。

【3】負けず嫌いだったから

上記の環境で火がついた私。「負けず嫌い」という性格からも拍車がかかり「東大に行って、絶対に見返してやる!」という気持ちでただひたすらに、勉強をつづけた。

(そのあたりのエピソードはこちらでも)

そもそも通っていた学校(智弁和歌山)が進学校だったため、周りの友達も医学部や京大を目指す子が多かったという環境も後押しした。

家庭環境を別としても、学校自体がテストの順位を露骨に出すような風潮でもあったため、自然と競争心が煽られ「どうせなら東大に!」という気持ちになった気がする。

こうして「東京の大学に行きたい」という気持ちは、「東京大学に行きたい」に変わりました、と👏

画像3

(ガリ勉だったけどそれなりに青春を楽しんでたよ〜)

よくある質問

需要あるかわからないけど、東大トークの際によく聞かれる質問についてもついでに整理してみる。

目次
・東大入るのにめっちゃ勉強したでしょ?
・大学で何勉強したの?
・子供に東大入ってほしい?

東大入るのにめっちゃ勉強したでしょ?

これは声を大にして言えますが、めっちゃ勉強しました。

そもそも、智弁和歌山という学校自体が割と特殊で、東京では野球のイメージが強いと思うんですが、めちゃめちゃ勉強させる学校だった。授業1コマ=70分で、夏休みも10日くらいしかない。

そんな中でも、さらに自分は結構勉強してた方で(自画自賛)、朝5時半くらいに起きて6時半の電車乗って8時前には学校につき(そもそも田舎なので30分に1本しか電車がない)、始業前に宿題や予習をし、授業中もあまり寝ず(中2のときだけは寝るのがかっこいいと思ってたから寝てた)、放課後は部活だったから勉強できなかったけど、引退してからは毎日18時(学校が閉まるぎりぎり)まで図書館で勉強する、という生活。

こう書くと、引くぐらいガリ勉だなと思うけど、そもそも「和歌山」という田舎では、寄り道コンテンツがほぼなく、周りの友達も程度の差こそはあれこんな感じだったので、そこまで自分だけ「勉強してる!」感はなかったようにも感じる。

しかし、手帳に「やることリスト」を書いて、逆算思考で受験の1年前に赤本を解き「今の自分には、ここが足りてないな」と気づいた課題をひたすらつぶす、的なことを自然とやっていた。職員室に結構質問しに行くタイプでもあった。

(この精神をもっと仕事に活かせたら、今ごろすごく有能な人材になっていたはずなのに...😣)

大学で何勉強したの?

これもよく聞かれるのですが...大学入ってから本当に勉強しなかったんですよね...😂

上記の通り、ガリ勉の極みをつくして大学に入学したわけなのに。夢に見た東京、そして初めての一人暮らしがあまりにも楽しくて。

制限されまくりの中高時代と違って全て自由。そして4年間続けたダンスサークルとスタバのバイトがどちらも週3〜4で活動してたので、なんとなくサークルとバイトしてたら気づいたら4年間終わってた。

画像4

(なんだかんだ今でも年1で旅行に行くサークル同期)

文学部にいましたが、理系と違って実験はないし、法学部や経済学部ほど単位に厳しくないし。どちらかというと教授たちも、研究する気のない学生に下手に留年されて居座られても困る、的なテンションだったのでとりあえずレポートを期日までに出したら単位くれる、って感じだったし。

留学とかインターンとか1mmも考えず、その場その場で楽しんでたらいつの間にか終わっていた大学生活。

「頑張って入ったのにもったいない!」説はもっともだし、留学くらいしとけば良かったなーと思わなくもないけど、こんなに自由を謳歌できるの経験も貴重だと思うのでそんなに後悔はしていない。

そもそも、自分の意志で「東大に行く!」と決めて東大に入ったのだから、自分すごいやん!と割と地で思っている(文春にたとえ「東大までの人」と書かれても)

子供に東大入ってほしい?

これもよく聞かれるんですが...正直どっちでもいい😂

私的には上記のとおり、「自分の意志で決めたことを自分でやり遂げる」経験に意味があったと思うから、子供にも自分で決めてほしい。

ただ、「上京」という経験は自分的にエポックメイキングで、今の自分のハングリー精神のルーツでもあると思うから、もう東京で生まれ育ってしまってる子供には(千葉だけど)「上京」という体験をさせてあげられないんだな〜〜というのはちょっとあああって感じ。

まぁ、けど留学でも何でも自分の意志で決めてがんばってくれ!

まとめ

軽い気持ちで書き始めたら、かなり長くなってしまいました。

そして、まとまってない気もするけど推敲する気力がないしこの気持ちのまま公開したいのでもうボタンを押すことにする。

これからもほどよく東大卒を使ってディスられながら生きていこうという決意を固くしたできごとでした!ざわつかせるぞ〜

画像5

全然東大関係ないですが、朝型生活について朝時間さんに寄稿したので良かったらご覧下さい👇


ご覧いただきありがとうございます!調子の良い不器用な人間が、自分の言葉で生きることだけは続けようと書き綴っています。素直さだけが取り柄なので単刀直入に、サポートいただければすっごく嬉しいです!