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「鉄の女」に憧れるのはやめました #双極ライフ

「〇〇になりたい」ーーそう口にする回数が、昔から人より多かった気がする。

それは歴史上の偉人だったり、今を生きるビジネスパーソンだったり、マンガのキャラだったりもするけど。

最近のあれこれ

ちょっと前に1回投稿した(けど結局ツイ消ししたの巻)ので見た方もいらっしゃるかもしれませんが、2週間ほど体調とメンタルを崩してました。

これまでも「週3で意識高い」を豪語している通り、気分の上がり下がりが激しい方なのは自覚していた。

気分が上がってる時は「自分、マジ無敵〜!!」と謎の万能感がいつもあふれていた。謎テンションのnote書いたり、反射で仕事したり、イベント行きまくってたり。よくわからない大言壮語も普通に吐いた。そして、そんな自分が「普通」だと思ってたし、この状態の自分が好きだった。

だから、人からもそういう風に見られたくて、これまでは気分落ちてても人前では普通にしてた(つもり)

けど、今回はそれができなかった。だんだん気分だけでなく、頭痛とか腹痛とか不眠とか体調にまで出てしまうようになり、そうなると気持ちでごまかすこともできず、余計悪循環…というループにはまってしまい、仕事を一旦ストップ。(その節ご迷惑おかけした方本当にすみません…そしてありがとうございます...!)

28年生きてやっとわかったこと

少し休みをいただき、ゆっくりする時間ができた。

ただ数日引き込もっても憂鬱な気持ちは全く晴れず、頭痛もひどいまま。人に会うと元気になるタイプなので色々約束をいれてはみるも、その時はすごく楽しいけど、後々ひどい反動が来るようになってだんだん出かけることも億劫になり。

とはいえ、ずっと休むわけにもいかないし(自分も仕事をしたかったし、人と話したい気持ちもあった)、とりあえず何かしらの手がかりを得るためにも病院に行こうと決意。正直、抵抗あったけど、身近な人で経験ある方もいたので相談させてもらいつつ、近くの心療内科に。

そこでわかったのが「双極性障害」の傾向がみられるということだった。

はっきり断定されたわけではないし、今の働き方的に診断書をもらってどうこうというあれでもないので「診断された」とも言えないけど。

上記で書いたような自分の気分の上がり下がりについて話したり、チェックテストをしたり。あとは以前noteでちらっと書いた気もするけど、父親がずっとうつ病で薬を飲んでいて。

あえて細かい病名は聞いてないから、双極性なのか断定はできないけど。

思い返せば父は「うつ病」といえどずっと暗いわけじゃなく、快活なときもあるし、そんな時はやたら正義感も強くてテレビ見ながら行政に怒ったり、ちょっと失礼な店員さんにすぐキレたり。駅でケンカして血流して倒れてますよ!みたいな連絡があったこともしばしば(※今は会社も早期退職して、年齢もあるのか割と穏やかに生きています※)

そういったことを話すと、遺伝要因もあるから、私にもその傾向があるのかも、と。

これを受けて、ショックな気持ちが全くない、とは言えない。でも、「あ〜〜なんだ!」という安心感の方が大きかった。

今までは無理やり「躁転」させてた

思い返してみると、今回ほど体調に顕著に出ずとも、長期間憂鬱が晴れない時期は人生で何度かあった。そんな時、自分はいつも環境を変えてきた。

それは、今まで元気な自分を見せてた場所で元気じゃない自分を見せるのがなんか恥ずい、という中2な気持ちと、新しい環境で新しいことをスタートすればいつもの「無敵状態」に戻れると思ってたから。

実際、環境を変えると決めるとそれだけで気持ちが前向きになって憂鬱が晴れ、新しいことにはいつも前のめりな姿勢で取り組めた。

たぶん、私にとって「新しいことを始める」のは「躁転」のトリガーだった。

でもそれは一種のドーピングみたいなもので、長くは続かないし、絶対に反動がくるもの。今回は、そんな今までの反動が全部来た分ひどかったのかもしれない。

とはいえ「ひどかった」のはあくまで当社比で、命に別状がとかでは全くないし、病院に行くのをためらったのも心理的抵抗の他に「こんな病状で行って大丈夫かな」という謎の遠慮があったから。けどこの段階で気づけて本当に良かった!

自分がこれまで好きだった自分は、自分の普通の状態じゃなかった。それについてやっぱり少なからずショックはある。

でもこのまま突っ走ってたら、もっとひどい反動が来てたかもしれないし、躁が行き過ぎて至るところでケンカをふっかける流血女になってたかもしれない!

ほど良い状態で安定してる人こそが強い人

こんな感じで色々過去の自分を振り返ったり、SNSやブログを見返してて思ったことがタイトルにつながる。

私はずーっと、鉄みたいな強い人に憧れてきた。それは自分に無いものだったから。

でも、自分に無い強さを手に入れる必要はない。てか、一番強いのは「等身大の自分の中で心地よいレベルで安定させられてること」だと気づいた。

このことがわかってから、「まずは自分のセンター(安定できる)ラインを見つけよう」と思って、バレットジャーナルを始めた。具体的には、ノートに毎日の自分の行動を記録して、その時々の精神状態のスコアリングしている。スコアが高いのは何をやった時で、低い時はどういう要因があったのか?というのを探って(気候か、行動か、など)、自分にとってベストな状態の再現性を高めるために。

今までも「躁」と「うつ」の時にはそのタイミングでブログ書いたりしてたものの(感情があふれるのでね)、センターにいるときってあえて意識してなかったから、「自分の安定」って改めて考えてみるとよくわからなくて。(誰か私のセンターラインに心当たりあれば教えてほしいですw)

けどこれが、一見面倒そうな感じだけど、意外と面白い!始めて10日も経ってないけど、自分のルールがちょっとずつわかってきた気もするし。

iPhoneにデフォで入ってる「ヘルスケア」とか、今までは何のためにあんねんって思ってたけど。たぶんこういう(↑)ためで、そう考えると思ったより自分を安定させるための努力してる人って多いんだな、と。

「◎◎が教える最強の睡眠」とかスリープテックに関するモノやサービスが欧米から来てることを考えると、特に欧米人は自分の心身整えるのに努力してるんだなと。根っから"Oh my god!!"的なテンションなわけじゃないんだ。SATCの登場人物も結構普通にセラピー行ってるし。

あとは「認知行動療法」というアプローチも面白くて本を読んでいる。平たくいえば、自分が何かを感じたときにそれを客観視するアプローチなんですが、感情をそのまま受け入れずワンクッションはさむだけでだいぶ楽になった気がする〜メタ認知大事。

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と、まだまだ自分も模索中ですが、自分を整えるための努力をしていきたいなと今更痛感した今回の出来事。これからは、自分の外側に「強い」ロールモデルを見出すのではなく、自分をセンターの状態で安定させるという強さを目指していきたい。

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とはいえ、これまでの過去を振り返ってしてきた自分のいろんな決断は「躁状態」があったからこそできたのもたくさんあって、その一見無謀にも思える決断のおかげで今をギリ生きれてるような気もする。だからそれをなくそうとするのはそれはそれで怖い。躁状態の時って正直万能感溢れて気分も良いしさ〜!

でも、ケンカして流血する人生は嫌だし、反動は辛い!しかもこれ、

躁状態の時って正直万能感溢れて気分も良いしさ〜!

なんかクスリやってる人が言ってそうなセリフやわ。笑。まぁゆっくり受け入れよう〜!

お気軽に声かけてください

というわけで、長々書いてしまった。けど書けてよかった!こういうのって、大小はあれどどんな人にもあると思うので、私の経験談でよかったらいつでもお話するのでご連絡ください!具体的なこととか、役立ったモノとかは自分の記録のためにも今後ブログの方にまとめていこうと思ってる。

そして、今睡眠アプリ探し中なのでそういうの詳しい人ぜひ教えてください〜(iPhoneを寝室に持ち込みたくないけど、睡眠のログは取りたくて、そういう時ってどうすればいいの?)

最後に、ご迷惑&ご心配をおかけした方(というのすら自意識過剰なのかもという気持ちもある)、話聞いてくださった方、遠くで応援してくださった方ほんとにありがとうございました〜!(:_;)

これまでの8割くらいのテンションかもしれませんが(意外とちょうどいい説)、平理沙子2.0をどうぞよろしくお願いいたしますっ😂

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追伸:
※ メタ認知しようとしすぎたからか、自分ツッコミがやたら多くなってしまった。まぁいっか。


ご覧いただきありがとうございます!調子の良い不器用な人間が、自分の言葉で生きることだけは続けようと書き綴っています。素直さだけが取り柄なので単刀直入に、サポートいただければすっごく嬉しいです!