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minisode3:TOMORROW の準備運動

お疲れ様です。相変わらず気の早いオタクです。
昨日のファンライブでTXTのカムバックが発表されましたね。事前のスポの通り、次はTOMORROW!ということで、現時点での私の解釈など、残しておきたいと思います~。


1.TXTに明日がくる!(これまでの振り返り)

次のアルバムのポイント、それは「ついにTXTに明日がやってくる!」ということかと思います。
というのも、これまでの物語は、どちらかというと、TOGETHERへの挑戦だった、と思うからです。
例えば、The Dream Chapterでは、「君」と一緒にいるために、夢の世界へ逃げ込みます。minosode: Blue Hourでも、君と一緒にいられるこの時間を止めてしまいたい、と歌っていましたね。
次のThe Chaos Chapterでは、君と一緒にいるために、現実から逃げる(一緒にいられない明日が来ない場所、あるいは死)に向かっているように見えましたが、結果、minisode2: Thursday's Childでは君との別れが訪れます(TOGETHERの挫折)
その後のThe Name Chapterでは、再度夜が来ない(≒明日が来ない)Neverlandへ逃避します。が、現実での時の流れ(≒明日)を伴う成長や感情を求めて、少年たちは現実へ帰ってきます

2.「明日」の条件と、星の約束

前項と若干かぶりますが、これまでの道のりを通して、少年たちは、「現実での時の流れ(≒明日)」を求めるようになりました。もはや、君とずっと一緒にいられるからといって、夢の世界や幻想の世界(Neverland)では満足できなくなったのです。
The Name Chapterのコンセプトフィルムの中で、「Forever will never end」という文言も出てきていましたが、終わらない永遠に閉じ込められることは、成長とは両立されないわけです。

さて、じゃあ明日を迎えるために必要なことは何でしょうか? それは「夜を迎えること」です。夜は試練や成長痛の比喩でもあるのかなあ、と思いますが、そういったものを乗り越えてこそ成長できるわけですね。

そして、夜がやってくることは、TXTにおいては「星が目を覚ます」と言い換えて良いと思います。実際に、昨年12月のACT:SWEET MIRAGEのFINAL公演では、FREEFALLの映像(現実に降り立った5人)と合わせて、いつもの星が動き出していましたね。これは、少年たちが取り戻した名前をMOAに呼ばれたことによって夜が来て、明日を取り戻したことを示しているように思います。

※追記:やっぱり、星の昼寝のmvの文言が、今回のアルバムにも使われてますね!このことからも、今回は星の昼寝の中の約束を回収するターンと言って良いのでしょう

僕たち、別れてしまってもまたここで必ず会いましょう
見づらいですが同じ文言

3.TOMORROWとTOGETHERを両立する方法(星の王子さま)

とはいえ、時の流れる現実世界では、「君」とずっと一緒にいることは難しいです。自分も相手も変わっていくし、環境の変化だってある。

じゃあ、少年たちはTOGETHERを犠牲にしてTOMORROWを手に入れたのか、という疑問の答えになるのが、授賞式などでスポされていた(そしておそらく今回のコンセプトの軸の)星の王子さまかと思います。

星の王子さまの軸となるのが「なつかせる」という概念です。これはすごーく簡単に説明すると、絆を結ぶ、みたいなことなんだけど、そういう相手がいることを知っているだけで、実際に一緒にいなくても幸せになれるよね、みたいなことが星の王子さまの中では描かれています。
実際に、星の王子さまのラストでは、星の王子さまが自分の星に帰ってしまうので主人公とは離れ離れになってしまうわけですが、代わりに空を見上げてどこかの星に王子さまがいるって思うだけで笑顔になれるよね、みたいな感じです。

若干脱線しますが、星の王子さまの中では、王子さまが自分の星にいたバラが世界に一つだけの花だと思っていたのに、地球にはたくさん生えていることを知ってがっかりするシーンがあります。けれどその後、「なつかせた」自分の星のバラはやっぱり世界に一つなんだなあ、と気が付いて、それが星に帰るきっかけになったりします。この辺りは、TXTが描いてきた「名前を取り戻す」の概念にかなり近いな~と思います。

さてさて、話を戻します。そもそも、TXTの世界線における「君」は基本MOAのことだと思っているんですが、まさにこの5年間を通して、TXTとMOAは互いを「なつかせて」きたのだと思います。
要所要所で、TXTとMOAが互いを「星」と表現してきたのもドンピシャで、互いをなつかせたこれからは夜空を見上げるだけで、TXTとMOAは一緒に居ることができる。だから、夜も怖くない、そういうことなんだと思います。

<おまけ>

準備運動は以上!(いつものことながら、蓋を開けたら全然違う可能性大いにあり)
ちょっとした気づきなどのメモをおまけにザーッと書いておきたいと思います。

・TXTの7年間、やっぱり4章立てなんだなーと思った。(星追いの中に4冊の本がでてきたので)
→本当に気が早いけど、次の章で2枚くらいアルバム出して〆じゃないでしょうか。TOGETHERがくるかな~
・ACT:SWEET MIRAGEでのAnti-Romanticの後ろの映像がおおいのかけられたバラだったの、星の王子さまネタだったんだ~と思ってたけど、形態名にRomanticがあっておお!と思った
・FREEFALLの青から、TOMORROWのオレンジへ。補色だ~ブルオレだ~と喜んだ。Temptationも緑とピンクで補色だったしね。個性の異なる5人だったり、TXTとMOAだったりが補い合うのでしょうね

以上!

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