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冊子『フニオチル』の紹介

この文章は「ジャグリングAdvent Calendar 2021」22日目の記事です。
https://adventar.org/calendars/6305

こんばんは。中西みみずです。
今回はピントクルが作成している冊子『フニオチル』について紹介できればと思います。

1 冊子『フニオチル』について

ピントクルは現在、冊子を鋭意、作成中です。
表紙のデザインができましたのでお見せしますね。

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テーマは「新しいジャグリング入門」です。

ジャグリングの入門といえば、技の解説書のイメージがありますね。
ですが、この本ではジャグリングの楽しみ方を「する」だけにとどめず、「パフォーマンスを見る、道具を作る、技を考える、イベントに参加してみる」などなど、もっと広いものとして捉え直しています。

そんな「豊かな日本のジャグリング文化」に興味をもってもらう、知っていただくというのがこの本の狙いです。

発売開始は2022年1月の予定です。
また発売日が決まったら、お知らせしますね!

2 ピントクルの最近の活動

さて、ここからは最近のピントクルの活動を振り返りながら、なぜ、冊子作りに至ったのかを書いていきます。

ここ2年は下記のような活動をしていました。

2020年
5月 『ぴんとくるくる浄土』
・パフォーマンスの映像配信
・トークイベント

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8- 10月 『ぴんとくるくる浄土 Season2』
・ジャグリングワークショップ(座学と演習)
・成果発表会の映像配信

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2021年
2月 『フニオチル』
・パフォーマンス、モノボケの映像配信

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9月 『フニオチル その2』
・パフォーマンス、トークなどの映像配信

ピントクルwebチラシ

それ以前は舞台公演の企画をしていたのですが、コロナの影響もあって、あまり形式に縛られずいろんな活動に挑戦しようと思いました。

その活動のひとつとして今回の冊子づくりがあります。

3 内容について

冊子の内容について紹介します。この本は主に3部で構成されています。

・ 1部 座談会「日本のジャグリング30年を振り返る」(中西みみず×ハードパンチャーしんのすけ×花田充)

「日本のジャグリング30年を振り返る」をテーマに一度、トークイベントを行いました。
そのイベントをしてみて、僕自身がとてもわくわくしたので、同じテーマで、ハードパンチャーしんのすけさん、花田充さんを招いておこなったのがこの座談会です。
九〇年代、〇〇年代、一〇年代、そしてこれからと四つに区切って、ジャグリングに関連するあらゆる出来事について振り返り語っています。

マサヒロ水野さんの西洋風複雑お手玉から始まり、日本各地の大道芸イベント、JJF、ジャグリングショップ ナランハの登場、TVチャンピオン、ヘブンアーティスト、IJAなど海外での日本人の活躍、動画文化、技術と表現、舞台ジャグリングの盛り上がり、世代の話、練習会や大会事情、コロナ禍におけるオンラインの活用などなど。。。

ジャグリングに馴染みがない人でも日本のジャグリングの概要をつかむことができるように各年代の年表を作成しています。
もちろん、ジャグラーのみなさんも読み応えがある内容になっています。

・ 2部 論考「ジャグリングの可能性について―技でつながる人・物・人―(山下耕平)

こちらはピントクルの山下による4万字に渡る論考です。
丁寧にこれまでの30年間の日本のジャグリングの歴史を参照しつつ、あまりこれまで論じられてこなかった「ジャグリングの可能性」について扱っています。
ここで見出される可能性が公演「フニオチル」のコンセプトにも通じています。


また、この論考では登場するジャグラー、イベントなどをYouTubeの再生リストとしてまとめています。文章を読みつつ、さらに動画を追いながらじっくりジャグリングについて深めることができます。

・ 3部 体験紀「ジャグリングにおける言葉と実践『ぴんとくるくる浄土』Season2 」(染谷樹、山下湧志朗、貫井洋介)

こちらは『ぴんとくるくる浄土 Season2』の参加者3名の体験紀となっています。
ジャグリングの座学と演習で構成されるワークショップに参加し、その成果を作品として発表しました。その後、参加者の各々の目線で体験を文章としています。

ちなみに成果発表会の様子はこちらに映像アーカイブがあります。

他にも、ピントクルの広報担当、丸投まるによる「VRジャグリングでのアイディアの整え方」というコラムを寄稿してもらっています。

4 まとめ

さて、駆け足でしたが、ピントクルの活動を振り返りつつ、冊子の紹介をしてきました。少しでも冊子に興味をもっていただければ幸いです。
気になった方はまた告知しますのでピントクルのTwitterをフォローしてお待ちいただければと思います。

https://twitter.com/JugglingPintcle

それでは、みなさんよいお年を。

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