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中西みみずの2018年の活動まとめと今後

こちらはジャグリングAdvent Calendar2018の22日目の記事となります。
https://adventar.org/calendars/3529 

どうも、中西みみずです。Juggling Unit ピントクルの代表をしています。京都でジャグリングの実験場『秘密基地』を運営したり、作品をつくったりしているひとです。

今回はジャグリングの「作品をつくる」という点から2018年の活動を振り返り、2019年の抱負を書きたいと思います。

「作品をつくる」とは?


「ジャグリングの作品」ってなんだ?という人のために、「Juggling is Free」という作品の動画を公開しますね。
SICF19というアートフェスティバルでのリハ映像です。

出演自体は僕はしてなくて、主にこの作品のコンセプトをつくったり、動きをつくったり、構成を考えたりしています。

ジャグリングといえば、大道芸や競技会などの楽しい、カッコいい、凄いというイメージが強いですが、それとはまた違った魅力、ジャグリングを通じて普段何気なく暮らしている日常の見え方がかわること、を目指して活動しています。

中西みみず2018年につくった作品


今年2018年は2つの作品を発表しました。

「Juggling is Free」
・5/4 SICF19@スパイラルガーデン
https://www.sicf.jp/archives/sicf19/list
・5/24 SAIDANCE2018@彩の国さいたま芸術劇場小劇場
デュオ部門優秀作品賞受賞
https://www.saidance.com/sai-2018


商品と貨幣の交換という経済的行為を「ジャグリング」的に解釈しなおすとどうなるかという作品です。
道具としては、紙幣と本を用い、ダンサーとジャグラーの演者が様々な方法でそれらを「交換」していきます。
そうしていくなかで、社会的な文脈を排していき、単純な物体になっていく紙幣と本をどう扱うのか、というところがこの作品の肝となっています。


「Juggling Distinction」
・8/25,26『秘密基地vol.8』@スタジオヴァリエ
http://juggling-pintcle.com/omnibus/ 


ジャグリングの特徴に「物の扱いを豊かにする」ということがあります。
それでは、「ジャグリング」道具であるボールに「ジャグリングではない」新しいあり方で関わることができるのだろうか?という問いから始まった作品です。

ボールを抓る、擦る、磨くなどの日常的な動作から音を発生させ、拡張し、可視化する。
また、水に沈め、焼くという科学的な変化をボールに加えることで、否定的にではあるが「ジャグリングとはなにか?」という輪郭を描くことを目的としています。

2018年作品づくりで考えていたこと

ジャグリングの特徴とはなにかを考え、その純度を高く提示できるような形式・方法を意識して作品をつくろうと思いました。

以前は演劇などの手法を取り入れたりしていたのですが、至極単純に、ジャグリングの特徴を突き詰めた先に一体どんなものができるのか、をみてみたいと思ったからです。

また、それがジャグリング以外の視点(アートや舞台芸術)でどのように受け取られるのだろうかということも思い、外部に向けての発表を行いました。

来年 2019年にむけて


現時点では


・SAI 2019 EXHIBITION(受賞公演及び招聘選定会)
https://www.saidance.com/
・『秘密基地vol.10』@こまばアゴラ劇場
http://www.komaba-agora.com/program/lineup2019


の二つで作品を発表する予定です。
もちろん、他にも作品を発表する場所を探しているところです。
また、2018年活動してきて、よりジャグリングの純度をひきだすために、「運動」というテーマについて考えていかねばならぬなと思いました。

それでは、来年もやっていくのでよろしく〜〜!!


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