日記(UNISON SQUARE GARDEN)

すげえバンドだ。超人気という訳では無いので人に言っても反応が薄い。中学生の時の他校の友達、高校3年生の時のクラスメイト、大学のサークルの友達、この3人しかちゃんと好きだということを知らない。
だけど確かに愛されているすげえバンドだ。


中学生の時に確か姉が気に入っていたのだと思う。そこから自分もつられてハマっていった。姉はもう自分ほど熱はないと思う。
きっかけは『シュガーソングとビターステップ』とかいう今では有名すぎて自分から聞くことなんてない曲だ。

今、思い出すために聞き直してきた。イントロ、Aメロ、Bメロ、サビ、Cメロ、ラスサビ、アウトロ、ほぼ全部に「この部分すき!」と言える部分がある。音楽的な素養がないので言葉では表せない。彼らの曲を音楽的に分析したいがために楽器をやりたいと思うほどに、耳心地の良い所がある。

他のシングル曲やメジャーな曲も聞いて、初めてアルバム『Dr.Izzy』を買って、比較的めちゃくちゃなユニゾンを楽しんだ。次に『JET CO.』で初期の尖ったユニゾン、『Populus Populus』でらしさを貫いたユニゾンなど、発表されている曲は全部聞いた。「この曲、ユニゾンのなんの曲クイズ」なんてやったら無双しちゃうくらいに。たぶん出身地では1番詳しいと自負する。強火だ。


よくテレビで言われるユニゾンの特徴は「歌詞の言葉の意味が難しい」、「言葉数が多い」とかだと思う。ユニゾン(田淵)のおかげで知った言葉が多く存在するが、生活で使った試しがあまりない。そのくらいに難しい。

作詞者田淵は「歌詞はあまり気にしないで、音にあった言葉を入れている」ということを言っていた気がする。「難しい言葉は覚えたくなるよね」ということも言っていた気がする。どちらも考えてるとしたらそれはもう敬服。脱帽超えて脱服。まんまと彼の策にハマっているよ。
頭に残る言葉を歌わせて、歌詞を読むと意味がちゃんとあるなんて流石だ。そこが好きだ。

歌詞の中で1番好きなのは、『mix juiceのいうとおり』

2番サビ「煮詰めてたってつまらない 味が壊れるばかりで花がない 丁寧にお水をあげなきゃ」

ラスサビ「今日までの感情が 明日を作るから イライラも後悔もまるごとミックスジュース」

2番サビが特に、歌詞として良く出来すぎている。煮詰めて味が壊れる、花がない→水をあげる というダブルミーニングには頭が上がらない。いつか好きな歌詞集とかも書きてえな。
ラスサビは結構伝わりやすい言葉ではあるけれど、いつも難しい言葉で婉曲する彼がこう伝えてくれると余計に来るものがある。

何も無かった日でも味になると思うと、その日どういう1日にしたとしても、明日また1から頑張ろうと心底から思える。座右の銘確定リリック。


好きになったきっかけと、田淵のことを褒めた日報として今回は結び、次は斎藤と貴雄を褒めたいと思う。

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