見出し画像

人生物語9.初めての恋人ができるも奈落の底へ

高校では女子校でしたので男子と関わることはほぼありませんでしたけど、高校2年生の時に何とかご縁があったのか友達に男性を紹介してもらいました。初めてお付き合いをすることになった3つ上の彼氏が出来ました。少しヤンチャなタイプだけどイケメンで真面目に働く好青年でした。

初めての彼氏ができてかなり浮かれてましたが、毎日がバラ色のように楽しく幸せな日々でした。それでなくても家庭では相変わらず大変だったので、この時は安らぎの場というか癒しと言うか、何とも言えないほどの毎日に変わってました。

高校時代は中肉中背だったけど細い子が人気だったのか、私の体系ではぽっちゃりに入るみたいで彼氏の友達に「お前の彼女デブやな」って言われて、ものすごくショックと悔しさとで「絶対やせてやる!!」って思いダイエットを始めました。その時に流行っていたダイエット法は、卵ダイエットとりんごダイエットでした。卵は何個食べてもOKと言うものでその他は食べない。りんごダイエットもりんごのみと言う、今ならやってはいけない方法でしたが、案の定そのダイエット法では痩せることはできませんでしたが、それなりに我流でダイエットをし痩せて来ました。

そんな中、彼氏に会いたい一心でしょっちゅう会いに行ってました。当時、中学から家を追い出されていたのは高校に入っても続き、彼にも家庭の事情は話していました。この時も追い出されることがよくあったのでそばにいたい彼氏の家に転がり込んでる日が度々あり、半同棲のように彼の家から学校に通っていました。

流石に、長らく過ごしていると彼から「家に帰った方が良いやろ」と言われ、父はかなり頑固で暴力振るうから怖いと話していたので、彼は相当な覚悟で同行してくれたと思います。

実家まで一緒に来てくれて、真摯に玄関で伝えてくれてました。

「すみまさん!里佳さんとお付き合いさせてもらってます◯◯と申します。開けて頂きませんか?」

「すみません!開けて下さい」

「ドンドンドンドン」

何度も何度も繰り返し言ってくれましたが全く反応がなく、彼は少し呆れてました。

その時、父が家の中から

「うるさい!お前誰や!出て行けって言ったんやから出て行け」と。

それを聞いた彼は

「ありえへんな!もうええは帰ろう」

ちょっと怒った感じでしたが、かなり粘っても開けてもらえないのでそのまま彼の家に戻りました。

そんなお付き合いも半年が経った頃に彼から告げられました。

「お前の親が理解できひんしお前も理解できひん、このままでは付き合われへんから別れよう」

「え〜〜そんな〜なんで〜😭😭😭」

これもショックでショックでバラ色のような環境が急に奈落の底へ😱😱😱叩きつけられた感じがしました。

食堂アルバイト

そこからは、アルバイトもできる年齢になっていたので新大阪の一階にある食堂でバイトしてお金を工面するようになり、何とか家にも帰ることができたけど私は腑抜け状態😢なかなか立ち直れないくらいショックが大きく精神的にもかなり滅入ってました。

それも、この家庭のせいで全ての幸せが奪われ私にはどうすることも出来ないと思っていました。そこからと言うものの、まともな恋愛も出来ないでいました。

良い寄られて来ては好きでないのにまぁ良いかと付き合ってみても、すぐに私から去ると言う意味不明な行動をしたり、家を追い出された時に都合よく泊まれるからと転がり込んだり、それも、恋愛にハマってしまったらまた同じ悲しい辛い思いをして傷つくから、誰にもハマらない、いやハマりそうにない人とばかり関係を持つの繰り返し。これもストレスを誤魔化したり、時に好きになる人もいましたがそんな時は必ず裏切られ酷い目に遭い振られてしまう、そん負のループを繰り返し無意識にでも寂しさを埋めようとしたり、とにかく麻痺した状態で精神的異常でした。

常に良いことがあったら悪いことがあると思い込んでいたので、良いことがあってはならないと思うようになっていました。そんな思い込みは必ず引き寄せてしまうから、この悪循環は当分抜けることが出来ませんでした。

続く

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?