いぢわるな魔女の漢方治療日記 24

五月の診察。
右足をひきずりながら、診察室へ。
先生「足どーした?」
私 「なんか痛いです。この一ヶ月、色々細かく不調でした」
先生「うん、そうだね。天候による体調の変化はよくなった?」
私 「うーん、て感じです」
先生「そっかー。今日処方がらっと変えるね。じゃあ後ろむいて」
先生に背中を向ける。何か先が尖ってるかんじのもので、私の首から背中にそって叩き始めた。チクチク痛い。
先生「どう?」
肩回りの痛みが少し楽になる。
先生「次、横になって」
診察ベッドに仰向けに横たわり、腹部を出す。
先生にお腹の左側を容赦なくぎゅうぎゅう押された。痛い、痛い!痛すぎる!痛いっつーの!
先生「この辺、もさもさしてるねー。便でてる?」
私 「はい、結構出てます」
先生「いや、出てないな。通導散に変えよう」
出てるって言ってるのに出てないって、、これ如何に。色即是空、空即是色。
先生「次は立って後ろ向いて」
腰回りを、さっき使った先が尖ったもので打ち付けてる。
先生「どう?」
痛みはあるけど、上がらなかった足が上がるようになった。
先生「よし!」
えっとー、先生、今日は何をしましたか?
先生「ふふ。この道具初めて使った」
はい?キラリと光る三角の妖しい物体が先生の手に。
先生「直感で使った。治ったね笑」
私のからだは、新しく手に入れた道具のお試し用か!ちっ!直感で使うってなによ!「使い方を知らない」の新しい表現法?ちっ!
ま、結果良くなりましたけどね、けどね。
先生「ちょっと色々出てるから、次少し早めに来てね。最近、仕事忙しい?働き過ぎてない?お客さん、重たい人多くない?」
重たい人。体重じゃなくてね。
私 「重たい人多いかもしれないです。でも、特にそういうことで、私は影響受けにくいと思います」
先生「いや、そんなことないよ。でも、こうやって、ちょっとやるだけで回復するからね、やっぱり色々と受けない身体作りが必要だよね」
今回の不調は、そういうことなのか。
先生「去年と比べると、感じがすごく変わったけど、何か始めたりした?」
いや、特には思い当たらないけど。。なんだろ?

処方

煎じ薬
血府逐オ湯(ケップチクオトウ)
効能:お血の改善

追加のエキス剤
四苓湯(シレイトウ)
効能:暑気あたり、急性胃腸炎、むくみを改善する。

桂皮(ケイヒ)単品
効能:発汗、解熱、鎮痛、整腸

小紫胡湯(ショウサイコトウ)
効能:胃腸や肝臓などのはたらきを助け、炎症を取り除く。

通導散(ツウドウサン)
効能:便秘、下腹部が張って痛む、頭痛、肩こり、めまいなどに用いられ、炎症をとり血行を良くする。

たしかに、この処方を飲み始めてから、便通の様子が変わった。腸の奥の方からしっかり出てる感じがする。先生のお見立て通り、出てるようで出てなかったんだ。先生、お見事!

六月の診察。
先生「昨日の一日講義どうだった?」
この診察の前日、中田先生主催の「東洋医学基礎特別講座」というのがあり、それに参加してみた。
私 「すごく面白かったです。朝から一日通しての講座だし、途中で眠くなるかと思ったけど、全然大丈夫でした。特に中田先生の講義はすごく馴染みやすかった。日頃、診察で先生の話を聞いているからですかね」
先生「僕の講義はよくそう言われるんだけど、わかったようで、あとでよくわからなくなっちゃうんだよ」笑
私 「そうなんですかw。 でも、自分のことなんかを先生の話に照らし合わせてみて、腑に落ちる事たくさんあって、興味深かったです」
先生「で、調子はどう?」
私 「それが結構大変でした。膝から腰にかけて、花火がひゅーって上がって散るみたいな痛みが走るんです」
先生「あー、わかる。ちょうど膝裏あたりから打ち上がってるでしょ?」
そうそう!
先生「オッケー。それ治療しよう。あとは?」
私 「顔に蕁麻疹が数日おきに出てました。皮膚科にいったら、呼吸苦しくならない?って聞かれてなりますって言ったら、そういう時はすぐ救急行ってねって怒られました」
先生「でも、蕁麻疹少しずつ軽くなってきてない?」
はい、皮膚科での話はスルー。興味がないのか、敢えて無視しているのか?
先生「その膝裏と関係あるんだ。良くなるよ。あとは?」
私 「朝起きると頭の上の方が締め付けられる痛みがあります。それも関係ある?」
先生「ある」
膝と顔の蕁麻疹と頭の締め付けの関係性って、なんだろ?
診察ベッドで、下半身にタオルまいて膝裏からふとももにかけて、先生の指で何カ所か押して鍼をうってもらう。
先生「これでもう花火は打ち上がらなくなると思うよ。あとは?」
私 「そろそろ先生に診てもらって1年なんですよね。で、一年前の日記見返したら、かなりどよんとしたことを書いてて、最近は、まだ痛みこそあれ、そこまでどよんとはならないなあと。一年前と比べたらかなり良くなってるんだなあと思いました」
先生「うん、そーだね。ちゃんと良くなってきてるよ。痛みがあると、なかなかそう思えないかもしれないけどね。この梅雨から夏もがんばって乗り越えてね」
私 「この間、シュハリの施術に線維筋痛症のお客さんが来たんですよ。彼女は太陽の光に刺激されると痛みが出るのよって。そう言われて、最近私も特に天気が良いと調子悪いことあるなあと気づいたんです。ということは、どうなるかというとですね、
悪天候→調子悪い→先生思い出す→良くなるイメージをする。
天気快晴→調子悪い→先生思い出す→良くなるイメージをする。
こんな感じで始終、先生の事イメージしちゃうんですけど、これって、なんかね、まるでね、私がね、先生にね、恋してる、みたいな感じになってますよね。大丈夫ですかね?」
研修の人たち大爆笑!
「別に恋はしてないんですけど、状況が、よく似ているかなと」
先生涙拭うほど大爆笑!!
先生「あ、そう」
私 「いや、だって先生が辛くなったら、この診察室に入った感じを思いだしてねって。それってイコール先生のことになりますよね」
先生「そーね、それで多少は良くなってる感じ?」
私 「いや・・・どうでしょう...」そんな事が効くとは、当然思ってはいませんよ。

処方
前回と変わらず。

煎じ薬
血府逐オ湯(ケップチクオトウ)
効能:お血の改善

エキス剤
四苓湯(シレイトウ)
効能:暑気あたり、急性胃腸炎、むくみを改善する。

桂皮(ケイヒ)単品
効能:発汗、解熱、鎮痛、整腸

小紫胡湯(ショウサイコトウ)
効能:胃腸や肝臓などのはたらきを助け、炎症を取り除く。

通導散(ツウドウサン)
効能:便秘、下腹部が張って痛む、頭痛、肩こり、めまいなどに用いられ、炎症をとり血行を良くする。


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